後方羊蹄山 お鉢は暴風だった・・・真狩登山道 百名山64座目


- GPS
- 06:11
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,672m
- 下り
- 1,659m
コースタイム
4:40 一合目
4:47 南コブ展望台分岐
4:54 二合目
4:58 二合目半
5:06 三合目
5:26 四合目
5:47 五合目
6:07 六合目
6:29 七合目
6:43 八合目
6:59 九合目 山小屋分岐点
7:02 展望台
7:17 マッカリ下山口
7:22 避難小屋跡
7:39 京極下山口
7:40 真狩岳山頂 1892m一等三角点
7:43 後方羊蹄山 1898m 7:53
8:25 マッカリ下山口
8:36 展望台
8:38 九合目 山小屋分岐点
8:51 八合目
9:08 七合目
9:21 六合目
9:33 五合目
9:49 四合目
10:01 三合目
10:09 二合目
10:14 南コブ展望台分岐
10:18 一合目
10:28 真狩登山口(下山届け提出箱)
登山 3時間14分
下山 2時間35分
往復 5時間59分
天候 | ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この日九合目から上部は暴風でした お鉢めぐりは風速20m/s以上あり体を支えながら歩くのがやっとでした |
写真
感想
北海道遠征登山二座目
前日の利尻富士から後方羊蹄山にやってきました
北海道で未登の百名山4座(利尻富士・雌阿寒岳・大雪山旭岳・後方羊蹄山)に登るため、
利尻富士→(雌阿寒岳→大雪山旭岳)→後方羊蹄山
と当初は行程を考えていた
しかしシベリア上空にある居座っている980hPaの低気圧のせいで阿寒は今日一日雨模様、大雪山・羊蹄山も昼から雨の予報
利尻富士→(後方羊蹄山→大雪山旭岳)→雌阿寒岳
と行程を変更
前日深夜に真狩(マッカリ)登山口に到着、
当初、比羅夫登山道を歩くつもりだったが、カーナビにしたがって走ったら比羅夫を過ぎてしまい真狩登山口に着いた
比羅夫登山口に戻ることも出来たのだが、真狩登山口駐車場には明日朝イチ登山を狙う車が数台停車しておりかつ駐車場設備も整っていて安心して車中泊が出来そうなので、真狩から登ることに予定を変更
クルマのトランクスルーを利用してトランク内で寝る
朝4時 真狩登山口駐車場からは後方羊蹄山の全貌が見えた、駐車場には風速5m/s程度の風が吹いているが頂上付近は風がキツイそうだ
天気予報は昼から雨だったがさてどうなるコトやら・・・
<真狩登山口〜お鉢>
4時20分ごろ身支度を整え駐車場を出発
キャンプ場内を歩いて約3分で真狩登山口に到着
登山口にある入山届けに必要事項を記入して4:29登山開始
一合目先の南コブ展望台分岐まで遊歩道にもなっているが、だからと言って観光案内図や解説図等の何かが有る訳でもない普通の登山道
一合目手前にホンの短距離だが急登がある
この急登が真狩登山道一番の急登
あとは比較的だらだらとジグザグに羊蹄山を登ってゆく
登山道はよく手入れされており特段歩き難い場所もない
二合目半付近までは樹林帯歩き、ここから先は樹林帯を抜け、時おり真狩の街や畑を一望することが出来る
特に眼下に広がる畑はパッチワークのように見え、北海道らしさを実感することが出来る
遠くには薄っすらと洞爺湖が見える
五合目をすぎて雪渓が現れた
ただし真狩登山道で雪渓横断はない
八合目を越すと高山植物が姿を現す
色とりどりの花が咲いている
この付近から濃い霧に包まれ視界が一気に悪くなる
九合目は山小屋への分岐
実はここまでずっと山小屋は真狩登山道本線沿いあるものだと思い込んでいた・・・
休憩を避難小屋ですれば良いやぁ〜
と考えていたのだが、思惑が外れた
九合目をすぎ暫く歩くと分岐点に出た
この分岐点は展望台(行き止まり)への分岐なのだが、これをお鉢めぐりの分岐点と早合点した。濃霧で視界が殆ど利かないのでお鉢に出たものだと思い込んだのだ
実際はには、ここからお鉢へ続く稜線歩きとなる
横から吹き付ける風がキツい
暫し歩くとまたジグザクの登りになり、それを登り切るとお鉢に到着
<お鉢めぐり(頂上)>
お鉢に到着するとマッカリ登山道から頂上へは
「旧小屋跡経由」右廻りと「岩場経由」の左廻りがある
風が恐ろしくきついので険しそうな「岩場経由」ではなく「旧小屋跡経由」へ進む
急小屋跡経由は障害物が何もない稜線歩きで風が直接体に吹き付ける
風速20m/s以上の強風で立っているどころか、しゃがみこまないと、体が吹き飛ばされそうになる
相変わらず濃霧が続いており視界は約10m程度
右手は火口壁でひょっとしたら高度感があるのかも知れないが、濃霧のためそんなことも判らない
避難小屋跡、比羅夫下山口、京極下山口と淡々と歩く
とつぜん目の前に三角点が姿を現した
「やった山頂に着いた!!」
と思ったですが、不思議なことにどこにも山頂の道標がない
GPSで座標を確認すると羊蹄山山頂手前の小ピーク(後に真狩岳と判明)だと判った
少々がっかりモードでさらに約200m歩くとこんどこそ山頂に到着
後方羊蹄山(1898m)頂上 百名山64座目
視界は10mもない
頂上に着くと同時に雨が降ってきた・・・というより横から叩きつけてきた
山頂で記念撮影後、GPSを見てみると山頂から真狩登山道へは、岩場経由の方がかなり短いことが判明
下山は岩場コースを歩くことに
岩場コースはその名の通り、岩場を通過するコースで、数箇所岩をよじ登らねばならない場所があった
風がキツイので岩場コースは危険だろうと考えていたのですが、実は岩場コースの方が、岩が影になり風をしのげる場所があったり、岩を越えるときにしゃがんだり、手を使っての行動となるため、吹きさらしの避難小屋跡経由よりもラクであった
しかし、避難小屋ルートと比較して岩場歩きのため踏み跡不鮮明な場所が多く、視界不良のため登山道マーキングも判明せずに一度だけ道に迷った
岩場コースの核心部を過ぎたころに、ホンの瞬間的にだが火口の霧が晴れた
目の前にマッカリ下山口が見え、ぐるっと一周してきた火口を一望することが出来た
1時間8分かけて羊蹄山山頂のお鉢をグルッと廻ってマッカリ下山口に到着
<お鉢〜真狩登山口>
ここからは登ってきた見た道をひたすら歩くだけ
九合目手前で雪は見えなかった、羊蹄山山小屋が見えた
雨降っているので下山をいそぐ
六合目からさらに下ると下山するハイカーを追い越し始める
皆、強風により登頂を断念したらしい
お鉢から約2時間かけ登山口に到着
登山口のキャンプセンター脇には靴の洗い場がある
ブラシも常備されておりとても助かる
ドロドロになった登山靴を洗う
駐車場には登山開始時よりも多くのクルマが停まっていた
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