燕岳
- GPS
- 28:20
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,546m
- 下り
- 1,551m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 6:00
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 5:19
天候 | 曇→雪→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
7:20頃に到着しましたが、まだ余裕がありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
5/9現在、登山道の雪は第二ベンチを過ぎてから途切れ途切れに出てきて、 第三ベンチあたりからほぼ雪道になりました。 燕山荘から燕岳山頂までは夏道が出ているように見えますが、途中から凍結した雪道が現れるのでアイゼンまたはチェーンスパイクを持って行った方がいいと思います。 |
その他周辺情報 | 有明荘の日帰り入浴 クラブ燕山荘のカードを提示して400円 |
写真
感想
残雪期の燕岳へ
これまで合戦尾根は2回登っていますが、燕岳だけを目的とする山行は初めて。
天気予報では初日は午前中は曇りで午後から晴れ。
しかし登り始めのころは青空ではありませんが、晴れに近い空模様。これは楽しい山行になりそうだと期待が膨らむも、登るにつれて上空の風が強くなり、ついにみぞれ混じりの雨も降ってきました。
下山する方々とすれ違う度に
「稜線に出ると横殴りの雨」
「上は吹雪だよ」
「視界が悪くて引き返してきた」
と不安になるアドバイスばかり・・・。
確かにみんなずぶ濡れなんですよ。
「どうしよっか?」「どうする?」と話しながらもとりあえず合戦小屋まで行ってみて、そこで上空を見て決めようということにして登り続けます。
しかし合戦小屋の手前あたりから雨も止み、相変わらず風は強いですが上空には雲の切れ間に青空も見えてきました。これから天気の回復が見込めそうだったので山行続行。合戦小屋でアイゼンを履いて上り詰めます。
急な雪の斜面を登りつめて「ライチョウが〜鳴いている」のベンチまでたどり着くと、上空は再び雲に覆われ強風が吹きつけてきます。
ただ大天井方面は雲に覆われていますが、燕山荘から北は稜線もはっきり見えることから、これ以上悪くなることはないと判断して最後の尾根道を登りつめて、ようやく燕山荘の裏手に到着。玄関側に回る巻き道の寒風がこの日最後の試練(?)でした。
アイゼンを外し小屋に入ると、「いらっしゃいませ〜」の優しい言葉に癒されて受付を済ませます。無事ついてよかったねー
小屋着に着替えてから団らん室に向かうと、外はやたら明るい。小屋の中からも窓越しに燕岳がクッキリ見える。
いつの間に晴れたんじゃー
と、ココロの中で叫びつつ、二人から「山頂に行く」という言葉は全く出ず、玄関先で燕岳、表銀座、裏銀座、後立の山並みを見ながら1日の最後に素晴らしい山並みを見れたことに十分満足。体が冷えてきたので小屋に戻り、恒例のプシューと乾杯。
初日お疲れ様!
夜中、外に出ると満天の星空。ただirakkumaさんは爆睡していたので起こしませんでしたが、翌朝星空の話をすると、星空を見るために新調した眼鏡を持ってきてたとか…。早く言ってよ〜(せめて寝る前)
2日目、この日は朝から見事に晴れて、風に煽られながら山頂まで往復。
山頂からの景色、北アルプスの稜線はまだまだ雪の下です。
下山は急いでるわけではありませんが、雪道をスタコラサッさと下り、ほぼコースタイム通り(それでもコースタイム1倍)に下山。
初日はどうなるかと思いましたが、とても楽しい山行になりました。
準備段階で最近のレコによると、連休中にかなりの積雪があったのでそれなりの装備を持って行ったつもりでしたが甘かった。燕岳はまだまだ冬山雪山そのものでした。
「それなりの装備」で問題なく山行は終えましたが、持って行けばよかったものがたくさんありました。備忘録ですが、参考になるかと思いますので、こちらに載せます。ただしあくまで今回の備忘録です。
例えば厚手の靴下。
セミワンタッチのアイゼンの装着が可能な夏靴で登りましたが、寒さを考えると雪靴ではないにしても、せめて雪山登山用の超厚手の靴下があればよかったと思います。ただ夏靴に中厚手の靴下でも行動中に足が冷えることはありませんでした。もちろん雪靴でもいいと思います。
次にダウンパンツ
行動中に着ることはありませんが、小屋の滞在時、特に夕焼けやご来光の時はあるといいです。星空を撮るなら尚更。
厚手のズボン
衣替えを済ませたので厚手のズボンは実家に置いてきたのですが、この時期にアルプスに登るならまだまだ必須です。
薄出の手袋
上と真逆ですが、晴れると暑くなり雪山用の防水手袋はもちろんフリース生地の手袋でも暑いです。
ちなみに二人ともピッケルは持っていきませんでした。仮に持って行っても使わなかったと思います。
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