最上海道
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- GPS
- 07:42
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 628m
- 下り
- 671m
コースタイム
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:43
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
古道とは言え、しっかり手入れがされていて迷いことはありません。 |
その他周辺情報 | 赤倉温泉←宿泊、最上牛がおいしかった(^^) |
写真
装備
個人装備 |
スパークリングウォーター500mm
水500mm
カップラーメン
バーナー
トレイルミックス
バームクーヘン
キャップ
長袖シャツ(夏用)
ウィンドブレーカー
長パンツ
靴(スパイク付地下足袋)
靴下(軍足)
ザック(サロモン12L)
グローブ
タオル
ストック
時計
iPhone
モバイルバッテリー
ヘッドランプ
予備眼鏡
GoPro_HERO9
ドローン_DJI・Mini
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感想
その昔,宮城と山形を結ぶため,いくつかの交通路が整備されました。これらの道は,現在も主要国道として多くの人や物資が行き交う一方,残念ながら廃道となった道もあります。県の中部を貫く最上海道もその一つで,かつては一日500人近いの人が通っていたそうです。そんな先人の姿に思いを馳せながら,今回,新緑の中を歩いてきました。
スタートは漆沢宿,漆沢ダムのすぐ下にひっそりと案内板が設置されている程度で,ずいぶん寂しい感じがします。
早速,海道に入り,ダムを巻くように,登っていきます。途中,ワラビやアイコ,コシアブラなど多くの山菜が顔を出しています。みんなでワイワイ言いながら,高畑山到着。
石碑に刻まれた年号に,改めて歴史を感じながら,しばらく進み,林道と合流。どうやら鍋越峠からつながっているようです。海道の中でもピークに近いところを歩いているので,見晴らしもよく,薬莱山が結構遠くに見えたのには驚きました。また,南側を見ると,丸い3つのピークを持つ山とその左に三角形の山が覗いています。丸い方は,すぐに荒神山と分かりましたが,左の三角はなんだろう!?船形山にしては形が違うねぇなんて話をしていたら,結局やはり船形山。見る角度によってこうも違うものかと,新たな発見でした。
林道から分かれ,名月平へ。途中,コシアブラの群生発見。採る人がいないのか,立派な木に成長していて,実も太さが違います。あっという間に袋いっぱいになってしまいました。明月平で昼食後,さらに進むと,正面に月山を望むことができました。名月清水付近でコゴミを採って,軽井沢番所跡到着。
結構な広さで畑跡と思われるスペースも。しっかりした石の基礎などが残っていて,海道の要として機能していたことが分かります。さらに進んで,ようやく県境到着。
2/3を宮城側が占めている海道なので,もう一踏ん張りです。山形側に入ると杉林が多く,荒れているところもあって,タラの芽がよく採れました。
14時半過ぎに,銀山温泉に至る沢沿いの林道に到着。実質,最上海道はここまで,ここから銀山温泉に向かいます。銀山温泉は,それなりの人出。コロナ禍であっても,人気の観光スポットのようです。16時に多くの山菜とともに無事,銀山温泉に到着。
廃道とは言え,最上海道は仮払いや道案内などしっかり手入れがされていて,迷うこともなく,気持ちよく進むことができました。保存会の方々に感謝感謝です。
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