秩父札所32番法性寺 小鹿野町役場から大日峠〜松井田まで暑さの中やはり迷走
- GPS
- 05:47
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 473m
- 下り
- 494m
コースタイム
08:08 こんせい宮
08:28 出発
08:29 大日峠入り口
09:08 大日峠
09:27 柿の久保地蔵尊・町道
09:35 32番札所般若山 法性寺(はんにゃさん ほうしょうじ)
09:46 観音堂
10:00 龍虎岩
10:20 十三仏
10:25 お船観音
休憩
10:35 出発
10:45 大日如来
休憩
11:00 出発
11:30 法性寺楼門
11:40 秩父大神社
11:57 分岐・如意輪観音石仏
12:10 日本命(やまとたける)神社
迷走
13:02 日本命神社
13:12 採石場
13:25 宮本家(農家屋敷温泉)
13:32 松井田バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り;13:42(正確なダイヤは13:40)松井田バス停→14:14西武秩父駅着 14:38発飯能行き→ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・徒歩での32番大日峠経由で行く場合は小鹿野町役場バス停を下車し、戻りますと郵便局、警察署があり、大きな指標があります。 ・大日峠まで沢を何度か渡ります。丸太橋も3、4回渡ります。前日の雨で道は少し滑りやすかったです、増水、ということはありませんでした。 ・法性寺観音堂先、苔や濡れた落ち葉が岩の道と階段に堆積してたいへん滑りやすかったです。 ・龍虎岩へのクサリ場、十三仏までの自然岩の階段(クサリあり)、奥の院お船観音、大日如来へのクサリ場、一歩足を踏み外せばどこも危険です。 ・トイレは駅、小鹿野町役場バス停、法性寺バス停。 自販機は国道沿い、県道沿い。 ・水分1,5L弱消費。 ・ルート図、大日峠入り口から柿の久保、般若山は曖昧です、スミマセン。 大日峠は迷うことはないと思います。 般若山は、わたしは早合点で迷いました。 |
写真
感想
火曜日、晴れ。
猛暑日が続いていますが、秩父巡礼もそろそろ最終段階、せっかくの休みの日、出かけたくて行って来ました。
前回、31番観音院から小鹿野町役場まで歩を進めましたので西武秩父駅から朝一番の小鹿野車庫行きのバスに乗車します。
途中から高校生が乗って来ます。
女の子は肩までの長さの髪を二つに分けてゴムで(編まない)おさげにしているのが今の流行りなのかしら。
途中から乗車の男の子が他の男の子と話していたのに何気に別の座席の女の子の隣りに座る。
時々ボソボソ喋っている。
登校バスデート?
ん〜、カワイイー、
わたしがドキドキしちゃう。
大日峠入り口へ行く途中に『こんせい宮(金精宮)』なる小さな祠に男性性器を象徴としたご神体が祭られています。
jynjyapaさんのお遍路レコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-222814.html
で 拝見しまして後学のために(?)見てみたいと思っていました。
ふんふん、と拝んだり写真を撮ったりしていましたら、この祠を管理している、というご主人がいらっしゃいました。
お屋敷も含めてこの辺り一帯はご先祖からの土地だったそうですが、『こんせい宮』は道を通すために今の場所に移されたそうです。
こういった男性の象徴のご神体は旧くから歴史があり、農耕民族の日本だけにかかわらず、東南アジアにも多数見受けられる、ということだそうです。
カンボジアのアンコールワット近くで見つけたという『ご神体』も見せていただきました。
ご主人のおうちは鷹匠の家柄で、携帯電話のない時代、昔は鷹を使って情報伝達手段にしたとか。
ハトだと大きな鳥に食べられてしまうそうです。
ですから、この秩父で捕獲した鷹の赤ちゃんを『伝書鷹』(?)に成長させるべく江戸城に届けていたとか。
また、秩父という土地は武甲山をご神体、流れる荒川、まち全体が風水、いわゆるパワースポット、ということです。
秩父に惹きつけられるのは知らず知らずとはいえとうぜんのことなのでしょうか。
『こんせい宮』のご神体は武甲山、下部にある池は母なる荒川。
なるほど〜…。
よく、滝で修行する、といいますが滝自体も男性のシンボル、そして滝壺が女性の体内を表わす、つまり母の胎内にいて滝に打たれて、回生をする、そういう意味合いがあるそうです。
わたしが札所巡りをしています、と言いましたら、
この先の橋のたもとに無縁仏があります、秩父巡礼というのは昔は口べらしのために巡礼に出ることがありました、
つまり、行き倒れになるため白装束(死に装束)で出かけ、倒れてしまうと村の人達が葬ってあげる、その手間のために六文銭を持っていたということで。。。
無縁仏がありましたらどうぞ手を合わせてあげてください、
自ら死出の旅でも観音さまのもとへ導かれる、それはそれで希望であったのではないか、
そういうひとはあとを絶たなかったそうです。
また、江戸時代の大奥の女性が身ごもってしまった場合、わざと流産させるべく過酷な秩父巡礼に出かけたこともあったようです。
31番観音院手前の地蔵寺に水子地蔵が壮観といえるほど供養されていますが、秩父の地にこうしたお寺が開かれたのもこの地ならではのこと、秩父巡礼というのは四国八十八箇所巡礼、西国巡礼とはまた意味合いが違っていたのです、
ご主人とのお話が長くなってしまいましたが、
「お気をつけて、ここから先は涼しいですよ、」
と 見送られて大日峠に入りました。
とてもいい感じの道です。
朽ちそうな丸太橋はドキドキしましたが、こういうのを深山幽谷と言うのでしょうか。
法性寺では先ほどのご主人に教わった岩の間の『胎内くぐり』(観音堂から下りる途中に見つけました)をして、これでわたしも穢れを落として生まれ変わりました!
苔生す道を上り、開けた所のうーんと先に『お船観音』がひっそりと堂々と孤高にましましておられました!
あまりの美しさに熱いものがこみ上げて来ます。
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ここから迷走の始まりで、、、
やはりトンでもない所に鎮座している大日如来さまへ辿り着くにもわざわざ危険な箇所を踏みます。
日本武(やまとたける)神社から先、何故間違えたのか。。。
|録泙鬚ちんと確認せずに、中年ロードバイクチームが爽やかに「こんにちはーっ」と来た方向へ行ってしまった。
途中でおかしいな、とは思ったけれど汗が目に入りコンタクトレンズがボヤボヤ、地図がよく見えなかった。
K姪貶向へ進まなければならないのに北西方向へ進んでいて、軌道修正したいのに足と心は先へ急ぎ、頭の中はカラッポ、旅館梁山泊を通過する時、行きのバスで松井田の先のバス停から入る看板見たな〜、とか人ごとのように思った自分、気がつきなさいよ!
民家に宅配便を届けに来た人に道を聞く。
回れ右、えんえんと県道を引き返します。
日本命神社まで戻り、落ち着いて回りを見て……、
『巡礼道』札、あるじゃん。
松井田バス停までなんとたったの30分!
往復1時間近く迷走していたワタシって…なに?
本日もうこれ以上歩けません、
運よく来たバスに乗り込みますが、コースタイムを携帯で見る作業も出来ないくらい消耗。
空が、曇ってきたなぁ…
と 思うまもなく凄い雨!叩きつけるようなどっしゃ降り!バスのワイパー最速稼動!
誰も歩いている人はいません!
西武秩父駅にバスが着いた時たまたま雨が切れたときだからよかったですが、トイレ行っている間にまた豪雨!
風を伴っていたので仲見世の開口部から雨が入り、お店の人や駅員さんは水はけのモップを動かし、たいへんです。
いやいやしばし呆然。
大日峠、般若山、バスで小鹿野へ戻る、というコースだったら夏にはいいかもしれません。
暑く熱くなりましたが、西武線が自宅近くのターミナル駅に着いて乗り換えた時の暑さといったら…。。!!
秩父の方がよほど過ごしやすかったです。
ただし、遮るものがある場所に限ります、が。
21904歩でした。
コメント
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大プロジェクトもいよいよ終盤ですか
暑い中、バラエティに富んだ場所を歩き回られて、レコ拝見した私も
「そうかい!えらいね〜」と申し上げたくなりました
金精様・・・
子供の頃、親にドライブで日光に連れて行かれた際、
金精峠の神社(主目的は白根魚苑)を歩きつつ、
子供ながらに理解できないものをこれは何?あれは何?と聞きまくって、
今から考えると親を困らせていた?ことを思い出しました
観音様・・・
すごいところにあるんですね〜
ところで、おやきの後ろに控える銀の物体、
猛暑&迷走&豪雨の後のつかの間のひとときに、おいしかったんでしょうね・・・
(睡魔誘発剤としても機能?)
おつかれさまでした
金精峠、金精山、金精神社、
ご神体金精さまががそのものズバリ!の名前での信仰の対象だったのでしょうね!
実際、かなりデフォルメ化されているでしょうから子どもの頃に見るとナニコレ?だったのかしら
お船観音、
行って良かったです。
眺望も含めて、観音さまの慈悲ってあるのではないか、と本当に思えたほどでした!
…その直後の迷走も、わたしに与えられた試練の道…?。。。?もし間違えず進んでいたら、あの豪雨に直撃されていたかと思いますし
あ、銀色に光る謎の物体は、アワワワワ〜と言う間もなく、体内に沁みこむ沁みこむ
缶 350MLで撃沈、なんてmiketamaも焼きがまわったものです…トホホ。。
「えらいね〜」
ありがとうございます、
何よりの、魔法の言葉です
junjapaです。またまた引用いただきましてありがとうございます。金精さまなんてなかなか都会にないんですね。そんなモノが道端にあるあたりいいですよね。たしか昔甲府盆地でも金精さまを見かけたことを思い出しました。あれは、子孫繁栄ということを祈っていると聞きました。多産多死の時代には切実な問題だったんだなー なんて思ったりします。
miketamaさん・・・こんばんは
お暑ぅ〜〜ございます
過酷な御修行・・・お疲れ様です<m(__)m>
異常に暑い日が続きますね
札所巡でいろんなものを見たり 色々な話を聞いたり、手を併せたり、迷走?しちゃったりして
いかにも修行・・・いい感じです・・・
高尾周辺も暑いですが(^^ゞ秩父の暑さも・・・
えらいね〜・・・お年寄りの御言葉は温かみがあり、ありがたいですね、でもいくつになっても子供い????
自分達より長く生きているのでしょうがないのですが
でも、修業の成果が、ここそこに表れているのが
凄いです
バスはすぐ来るし、雨も避けてるし
お焼きに ・・・これは違うか(●^o^●)
次回も巡礼修行ですかァ〜〜〜????
これからも暑さが続きますので、熱中症にはお気をつけ下さい
・・・お疲れさまでした・・・
こんばんは。
法性寺の先にある般若山、私も以前に登りました。面白いところでしたね。低山の割に高度感のある観音・如来像が見られアスレチックぽい山だったなあと記憶してます。
junjapaさんの巡礼レコを穴の開くほど見ているにもかかわらず、道間違えして、穴があったら入りたい!
こんせいさま、甲府で見かけましたか。
見てみたい!ですネ(=^▽^=)
junjapaさんの仰るとおり、子孫繁栄の願いだったのでしょうね!
昔は道祖神を崇める信仰もあったのでしょう、
実は、都内でも見たことあるのです!
junjapaさんも絶対、通っていらっしゃる『山』関係の場所です!
ただ、ヤマレコ上でどーゆー扱いで登場させていいものやら…
miketamaも、オバサンですが『女子系』に属しておりますので、写真をアップするのもはばかれます
こんばんは〜!
修行うっ〜…!
こ、これでも人並みに艱難辛苦を乗り越え、荒波にもまれたつもりなのですがぁ…っ、
まだまだ足りないのですかね…(><)
秩父の方言で、hirohisaさんのご指摘のとおり、「えらいねぇ」は「大変だねぇ」なのでしょうが、年輩の方に言われますと、ほんっと褒められた子どものような気持ちになってしまいます。
あんな暑いアスファルトの道をえっちらおっちらと歩いているおじいさんの方がよほど『えらい』ことです。
まだ肩も膝も痛く、いけいけどんどんお山は望めない現状ですので、ラストスパートの秩父巡礼、3〜4時間で行って来られるお山に行ければ、と 思っております。、
高尾山も暑そうですね
…近場で涼しいやさしいお山を探しています
法性寺、bo-tyu-zai さんは冬に行かれたのでしたね、お船、冬でしたら滑りそうでわたしでしたらビビりそうです!
まだ32番さんまでですが、つよくつよく残るお山でした。
また、行きたく思っています
モチロン、釜ノ沢五峰と併せて
こんばんは!
このデンジャラスな猛暑ではさながら修行というか苦行
ですね。歩き終えたmiketamaさんのお顔はきっと観音様
のように穏やかなことでしょう
連休はあまりの暑さに昼間はクーラーの効いた部屋で
じっと動かず、夜になると出掛けるという夜行動物の
ような生活を送っています
ゴール地点が本数が少ないバス停だとドキドキですよね。
待ち時間が少なかったのは幸運でしたね。
炎天下のハイキングおつかれさまでした!
ありがとうございます、バスは本当にラッキーでした
秩父のアスファルトの上は、それは暑かったですが、都内に比べればマシでしたよ〜。
家族や親しいひとの健康祈願、自分の肩痛・膝痛治癒の願掛け、お山に行けないから巡礼、そういった気持ちから始めましたが、行けば行くほどに知ること触れることが多く、トホホの数々ですが行ってよかった、と思っています。
観音さまのお顔に少しでも近付ける…
いやいや、金精さま見てキャーキャー言っているようでは、まだまだ修行が足りないのでは、と。。。
岩船観音! あったなあ。そういうところ。大日如来も…見たなあ。
確か、左右が切れ落ちていて、滑り落ちると危なかったような記憶が。
でも、こんせい宮は見た記憶がないなあ。
日本全国津々浦々、その手のモノがあると、迷わず入って心行くまで観察してしまうのですけど、こんせい宮は初めてです。
何かと思ってマジマジと見てしまいました。
甲府のは、夫婦木神社のことですかね。昇仙峡の北にあります。
御神木が少子高齢化阻止の様相を呈しています。見事!
神の化身は、私も拝んでみたくなりました。
豪雨で。まだ、結願ではなかったんですね。次回も楽しみにしております。
なかなか結願出来ず、スミマセン
ハイ、岩船観音、滑り落ちたら… ゾゾゾのゾー!
こんせい宮、スルーしてしまいましたか?!
惜しい!(? )
榛名山近くの男根岩、茅ケ岳の女岩、甲武信ケ岳の尻岩…
これらは拝むものではありませんでしたが、まあ、見えないことはないかな、といったものでしたが、こんせい宮はズバリ、神さまとして崇めていて、神主さんのお祓いの日もあるとのことです!
お米ひと粒にも神さまが宿っている、という日本、妙にいちいち感動したりして、こういうことが森羅万象、というコトバなのでしょうか。
昇仙峡は近いからすぐ拝みにいけそうですネ
miketamaさん、こんにちは‼
コメントしそびれてしまい、、、
本題にも関係ないところで今頃、、、
小鹿野からの武甲山、すごくカッコいいですよね‼
横瀬方面から見る圧倒的な迫力とは少し異なり、遠くからも一目でそれと判る存在感。
パワースポットも頷けます。
登るのもいいですが、眺めてなお良しってところでしょうか?
ところで、秩父巡礼もそろそろ佳境なんですね。
フィニッシュのレコ、特に感想を楽しみにしています
武甲山、本当にカッコいいですね!
ハイ、芦ヶ久保のトンネルを抜けて横瀬に入った途端に忽然と姿を現す時は毎度畏怖の念を抱きます。
遠くから眺めて武甲山と目でわかりやすいこと、生い立ち、
>登るのもいいですが、眺めてなお良しってところでしょうか?
そしてご神体、初めて上れた時は
「あのお山に上れたんだ…」
と 嬉しかったですね〜
shadow1100さんのように武甲山から秩父の町の夜景、いつか見たいと思っています。
わたしのお遍路も次回で最終です。
都内に戻ると、腹を立てたり鼻息荒くなったりで、ちっとも修行の成果が現れず情けないです
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