甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳(旧北沢駒仙テント泊)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,256m
- 下り
- 2,264m
コースタイム
8:50 北沢峠
9:06 北沢駒仙小屋(テント設営)
【甲斐駒ヶ岳】
10:20 登山口(仙水峠経由)
10:49 仙水小屋
11:18 仙水峠
12:36-43 駒津峰
13:57-14:43 甲斐駒ヶ岳山頂
15:34-45 駒津峰
16:16 双児山
16:53 二合目
17:30 北沢駒仙テント場
■2日目
4:45 仙丈ヶ岳登山口
5:09 二合目
5:56 王滝頭
6:38 小仙丈ヶ岳
7:09 仙丈小屋分岐
7:24-30 仙丈ヶ岳山頂
8:07 小仙丈ヶ岳
8:47 王滝頭
9:28 二合目
9:47 登山口
天候 | 7/12(金) 快晴 7/13(土) 曇/小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘前の無料駐車場(第一、第二合わせて約350台)に停める 朝6:40ころ到着で、第一が9割ほど埋まり、第二はゼロ ※翌日の下山時 お昼の12:30で第一、二共に満車でした 駐車場前のバス停(仙流荘)から南アルプス林道バスで1hで北沢峠 ※繁忙期は人数次第で、時刻表とは別に臨時バスをドンドン出すようです |
コース状況/ 危険箇所等 |
仙流荘前のバス停小屋にポストあり ■甲斐駒ヶ岳 駒仙小屋〜仙水峠 危険箇所なし 仙水峠〜駒津峰 後半岩場を登りますが問題なし 駒津峰〜甲斐駒ヶ岳 切り立った岩場ありますが、コースから外れなければ問題なし 六万石から巻き道(魔利支天方向)と直登に分かれます。巻き道は白砂の斜面を歩くので滑りやすいので注意。 直登は使いませんでした。 ■仙丈ヶ岳 薮沢ルートはまだ残雪多く通行禁止でした。 北沢峠から山頂まで、概ね危険箇所ありません。 テント泊で2座行く場合、先に仙丈ヶ岳へ向かう方が、体力的に楽かな?と感じました。甲斐駒ヶ岳の方がややキビしく、疲れを残すと翌日ツラいです。 下山後は仙流荘に日帰り入浴(600円)あり。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
先週に続き、猛暑避難テント泊第二弾。今回は北沢峠テン泊で甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳の2座に向かう。
金曜の早朝に出発し、6時半すぎに仙流荘に到着。平日なのでガラガラかと思いきや、第一駐車場はほぼ埋まっており、20人くらいバス停で並んでました。だだっ広い第二駐車場はさすがに1台も入ってませんでした。
待つこと1時間ほどで、車庫からバスが出てきて無事に8時に出発。我々は2台目に乗車しました。この日は始発はバス3本。
運転手さんのガイド付きで、1hほど峠を上がると北沢峠に到着。
ここから徒歩10分ほどで北沢駒仙小屋に辿り着く。
小屋でテント設営料(500円/日)を支払い、テント設営。1段目にはおよそ20張りくらいあり、2段目にはポツポツと3張りほど。静かそうな2段目にテントを設置する。
アタックザックに持ち物を詰め、甲斐駒向けて出発。
樹林帯をしばらく歩き、仙水小屋を通過、しばらくすると今度は岩ゴロ地帯へ突入する。間もなく、アサヨ峰、栗沢山との分岐点、仙水峠に到着。
進路を北へ取り、駒津峰へと向かう。
樹林帯の急登から岩場の急登と続き、こってり汗を絞られる。
途中から、正面を見上げると魔利支天・甲斐駒が、振り返ると日本第二・四位の北岳、間ノ岳、そこから東へパーンして鳳凰三山、鳳凰の奥にジーフーが鎮座する。疲れなんて見事に吹き飛ぶ(効果は3分)
ヘロヘロで辿り着く駒津峰。目の前にはさらに険しくそびえる甲斐駒。
小休止して、いざ最後のひと仕上げ。しばし下った後、六万石の分岐を当然?のように巻道に進む。
この巻道もなかなかの手ごたえで、岩の登り降りを繰り返すと、今度は白砂の斜面をズルズル滑りながら歩かされる。強風時や霧がかかった日などは、ルートも見失いやすそうで注意が必要そうだ。
登山口からおよそ3.5hで無事に甲斐駒ヶ岳山頂に立つ。
山頂には、遅い時間だけあってカップルが2組とソロの方が1名のみ。
360°の大パノラマ、天候にも恵まれ最高の展望だ。
のんびりとランチをし、小一時間ほど滞在してから下山開始。
駒津峰から、帰りは双児山経由で戻るルートを取る。
気持ち良いハイマツ帯を進み、そこから樹林帯をガシガシと下る。
北沢峠まで降り、林道を駒仙小屋へと歩きテント場到着。
翌朝、3:30に起床してササッと朝飯を食べる。
テン場から登山口へ出発後、落し物をしたり何だりでロスり、登り始めは4:45。
薮沢ルートは残雪多く通行禁止の表示があったため、周回ルートはやめて、小仙丈尾根からのピストンに変更する。
二合目、三合目と表示を見ながら、ひたすら登って行く。
昨日の甲斐駒の疲れが残っており、体が多少重い。
途中、木々の隙間から北岳が見えたが、周囲には怪しい雲がビッシリ。
けっきょく見えたのはコレが最後でした。
小仙丈尾根に出て、振り返ると甲斐駒、下にはテン場が見える。
ガラガラだったテン場には、今日から3連休、始発のバスで来た方々がいっせいにテントを張っているようで、カラフルなテントの花が増えている。
雨が降りそうな気配を感じつつ、いそいそと歩を進める。
小仙丈ヶ岳からいよいよ仙丈ヶ岳が姿を現す。大仙丈カール、薮沢カールと生で見る景色に興奮。仙丈小屋との分岐を過ぎ、いよいよ山頂が近い。
自身、初の3000m越えにワクワクしながら歩いて行く。
スタートしてから2.5h、仙丈ヶ岳の頂に仁王立ち。
残念ながら西側の景色はガスで全滅、かろうじて北東に甲斐駒ヶ岳が見える程度。だが、ここまでの景色で大満足。雨も降りそうなので、山頂滞在は5分ほどで下山開始する。
小仙丈ヶ岳まで戻る頃には、下から続々と上がってくる登山者が見える。
そして、眼下のテン場はとんでもない数になっている。 一日違うだけでこんなになってしまうのか。
狭い登山道、お互いに譲り合いなが数百人と挨拶を交わしながら下山。
登山口まで降りて、テン場へと戻る。
1〜3段目まで隙間なくビッシリ張られたテント。
夜、トイレ行ったら迷子&ロープ転倒続出しそうですね。
張る場所探してる方に悪いので、急いでテントを撤収。
バスまでかなり時間あったのですが、小屋でビールを購入し、北沢峠のバス停へ向かう。テン場を後にする直前、突風が吹いたので振り返ると、ペグダウンが甘かったのか、数張りひっくり返ってました。どこかに飛ばされないか心配です。
バスまであと2時間はあったので、バス停でビールを呑んでのんびり待つ事に。
が、数十分後、負傷者を下に降ろす臨時のバスを出すのでそれに乗って下さいと係員に言われ、バスに乗りこむ。ケガ大した事無ければいいですが。
仙流荘まで戻り、日帰り入浴で疲れと汚れを落とし、帰路に着く。
南アルプスの貴公子 甲斐駒ヶ岳
南アルプスの女王 仙丈ヶ岳
登って改めて納得のネーミングでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する