記録ID: 320651
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沢登り
奥秩父
東のナメ沢〜鶏冠尾根
2013年07月14日(日) [日帰り]
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- GPS
- 11:19
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,024m
- 下り
- 1,030m
コースタイム
7/13
道の駅みとみ(前泊)
7/14
4:30起床
西沢渓谷駐車場5:20−
5:40二俣吊り橋−
7:15東のナメ沢出合7:37−
東のナメ沢大滝登攀(6ピッチ)−
10:02大滝終了10:33−
13:14鶏冠尾根上標高2020m−
14:00鶏冠尾根上標高1900m14:20−
16:00鶏冠沢出合−
16:39西沢渓谷駐車場
=入浴(笛吹の湯)
道の駅みとみ(前泊)
7/14
4:30起床
西沢渓谷駐車場5:20−
5:40二俣吊り橋−
7:15東のナメ沢出合7:37−
東のナメ沢大滝登攀(6ピッチ)−
10:02大滝終了10:33−
13:14鶏冠尾根上標高2020m−
14:00鶏冠尾根上標高1900m14:20−
16:00鶏冠沢出合−
16:39西沢渓谷駐車場
=入浴(笛吹の湯)
天候 | 曇り時々晴れのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■東沢水系 東のナメ沢 遡行グレード:3級 釜ノ沢を遡行する際、右側から天から降りてくるような長さ300mの 大スラブ滝は誰もが目にする。 この大滝を登るのがこの沢の魅力。 その後も15m級の滝が幾つか現れるが、沢自体は倒木やガレで荒れており また水量も貧相となる。 詰めは幾つかあるが、ほとんどは弱点を見極められたシカ径が使える。 詰めた先は鶏冠尾根で、その名手たる鶏冠山は山梨百名山にも選出されて いるが、両側が数百m切り立った岩尾根を登り下りできるクライミング力が ないと非常にリスキーな山で、高いところが苦手な方には大変怖いと思う。 ‥譴離淵畭瑤呂いなり150×300m大滝で始まる。 名前通り滝全体が逆層スラブでルート取りをミスすると戻れなくなる恐れあり。 下から見る5段のうち1段目は流芯右をヒタヒタとフリーで、 2段目は流芯右の左上するフレーク沿いに登るが、フェルト底の沢靴だと かなり苦労するであろう。アクアステルス底の方がよい。 またはここでクライミングシューズに履き替えて登る。(卦蕁 3段目は左へ移り、これも慣れていればフリーで登れる。(卦蕁 4段目から見た目以上に斜度が出てくるので、ここからロープを出す。 左上するフレークを登り40m以上伸ばすと古いハーケンでセルフビレイ。 (卦蕁棔 途中ランニングは以前登った時よりも欠落しておりほとんどない。 またあっても緩んでいるものが多く、自身で数少ないリスにハーケン打つ。 5段目は左隅のブッシュから取付き上部でやや右に移る。(卦蕁棔 6段目は出合から見える最上段の滝で、流芯左隅のコーナーを登る。 今までのスラブクライミングと違い、ガバ、カチ、フレークを使った それらしいクライミングだ。 ハーケン、リングボルトは5か所ほどある。(元蕁 7段目は出合からは見えない釜を持ったスラブ滝。 ここは釜の縁を右へ渡ってフレークをホールドに登る。 ただランニングがないので慎重に。(元蕁檗 (流芯左のスラブは出だしはホールドもないスラブで、その後のフレークも 指先かかる程度なのでフリクション最大限に効かせるがかなり悪いかった。 ランニングも取れないのでリードは止めた方がよい。控蕁 ぢ臑譴両紊10mスラブ滝が2つ連続する。両方とも右側のガレから樹林の中を 高巻く。 その上流で右から開放的な白いガレで一ノ沢が出合う。 すぐに5×8m、5×10m、5×10m、5m壁滝、2m黒壁滝と連続。 すべて左側から巻く。 さらに4×8m、4×10mは流芯左を、少しあけて5mは右を越していく。 ド弦1655m辺りの10m黒壁滝は、左ガレを上がりバンドをトラバースして 更に落ち口に向かいブッシュを潜ったり跨いだりしてトラバースする。 その後も6m、8m滝は右から巻く。 ι弦1720mで左斜めから15m滝がわずかな水流を落としている。 左隅から取付き、左が壁になっているコーナーを卦蘢度のクライミングで 上を目指しながら高巻く。 次の15m滝と10×20m滝も一緒に巻く。 一旦沢に戻って次の4m滝も左から。 倒木の張り巡らされたゴルジュのCSを突破し、標高1830mほどになると 三俣状となる。 いろいろ詰め方はあるかと思うが、今回は一番右側(東南東方向)の荒れた沢を 詰めてみる。 左奥の壁を見送ると右側にも壁が出てくる。2つ目の右壁をやり過ごしてから 右側の尾根に乗る。 シャクナゲの中の薄い鹿道をジグザグと追えば、鶏冠尾根の踏み跡に出る。 標高2020mあたりの平坦な尾根上だった。 ┣執澆老楷尾根を下降する。 割れた標識に従い第3岩峰迂回路(約50m下降し岩峰を巻く)を辿れば 懸垂下降20mが必要な岩峰を巻いて再び尾根に戻れる。 第2岩峰から先は鎖を使って岩場を下降する箇所が2回ほど現れる。 クライムダウンに不安のある一般登山者にはちょっと厳しい印象。 何せ両側が数百m切れ落ちていて、もし落ちればあの世行きは免れない。 こういう山を山梨百名山に選定するのはどうかと思う。 第1岩峰は特に標識もないが、今まで辿った鶏冠尾根や国師ケ岳など 奥秩父の山々の展望が広がり素晴らしい。 ここから更に南へ急な尾根を下り出すと、すぐ左下に赤テープと雑巾がある 踏み跡が見える。これは尾根上の長い鎖場の巻き道なので、スリリングな 鎖場をパスしたい場合使える。 鎖場の少し下部で踏み跡は左側へ下りていく。 あとはピンクテープを外さないように時には悪い急ザレなどを下降したり 東に向けトラバースしていけば、この尾根も下部では比較的明瞭な尾根の 踏み跡となって、鶏冠谷出合から30mほど鶏冠谷へ入ったところに下りられる。 |
写真
撮影機器:
感想
午後の天候が危惧されたが
数年振りに東のナメ沢大滝をクライミングしてきた。
日帰り予定であったので早朝行動開始し
何とか11時間近くの行動で鶏冠尾根を下降。
やはり日帰りで行くなら2人パーティじゃないと時間かかる。
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