悪沢岳・赤石岳日帰り周回(椹島前後泊)
- GPS
- 14:41
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 3,218m
- 下り
- 3,204m
コースタイム
- 山行
- 12:45
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 14:33
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
畑薙第一ダム臨時駐車場 〜150台 東海フォレスト送迎バス 7/13 13:30畑薙第一ダム-14:30椹島 (臨時) 7/15 8:00椹島-9:00畑薙第一ダム |
コース状況/ 危険箇所等 |
椹島-千枚管理道 椹島敷地の奥の神社の横の道を進むと林道に出るので、二軒小屋方面に進むと滝 見橋。手前の登山口から小さな橋を渡ると、奥西河内沢沿いの道に出て、桟道を いくつか通り、吊り橋を渡ると、沢沿いのザレ場を登る。しばらく行くと急登と なり、鉄塔のピークに出る。少し行ってその先は足場の悪い下り。その先は緩い 登りで管理道に出る 千枚管理道-千枚小屋 千枚小屋方面に少し進んで再び登山道に入り、少し登ると、小石下。その先緩い 尾根のトラバース道を進んで、清水平の水場。ここからもう一段登って、蕨段、 駒鳥池と進むと千枚小屋に到着。 千枚小屋-荒川小屋 一登りで樹林を抜けると千枚岳。稜線伝いに細かくアップダウンしつつ登ると、 丸山を経て悪沢岳。一旦200mほど下り、登り返すと荒川中岳。ガレ場を鞍部に下 り、三伏峠への分岐を荒川小屋方面へ下降。小屋手前で小雪渓を渡るが、足場は 良い 荒川小屋-赤石岳 樹林の急登を抜けると、ハイマツのガレ場、大聖寺平で視界が開ける。稜線を登 り続けて小赤石岳。分岐から赤石岳を往復する。 赤石岳-椹島 分岐から急下降して北沢源頭。その先のトラバースで数ヶ所小雪渓を渡る。富士 見平から先は赤石小屋までトラバース要注意。桟道多数。赤石小屋からは、樹林 を下る。落ち葉多数。 千枚小屋までは赤ペイントのマークがあるが、所々分かり難い(特に夜間) 危険個所は千枚管理道に出るまでの沢沿いの道、赤石小屋までのトラバース道 稜線のガレ場、滑落落石注意 登山ポストは椹島、 畑薙第一ダム臨時駐車場に登山指導所 温泉 寸又峡温泉 湯屋 飛龍の宿 \500 |
写真
感想
先週の光岳・聖岳連登の余韻が残る中、南アルプスの残る百名山二座、悪沢岳と
赤石岳に挑戦。前回である程度自信がついたので、今回思い切って二座周回、で
きれば日帰りと無謀なチャレンジ。
過去のレコでは先人達が自転車日帰りを成功させているが、さすがに自転車での
自信はなかったので、椹島ベースでの日帰りということで、前泊して夜中0時出発。
あわよくば、その日の最終バスに乗るというパターンにする。
7/13新東名を新静岡ICで下りて、県道27、県道60を走り、畑薙第一ダムの臨時駐
車場に着いたときには12時のバスが出るところだったが、時間も早いのでパスし
て、その先の沼平のゲートまで見学に行く。林道脇に駐車スペースが少し。ゲー
トには監視員もいて結構厳重。
臨時駐車場まで戻って、奥の方のスペースに駐車。準備をして軽くランチ。登山
計画書を提出すると、臨時に13:30のバスがあるらしいのでそれを待つ。バス待ち
は他に二組。これで臨時?と思っていたら、13:15にしずてつの大型バス到着で一
気に登山客が増えて、もしかしたら積み残しが出るのか?
バスは何とか定員で出発。やはり三連休だ。 林道は荒れているという話だった
が、それほどでもなく自転車でも行けたかもと思うのは甘い?徒歩の登山者も数
人見かけたが、やはり20kmの林道はきつい。途中、赤石岳の見えるポイントから
は山頂は雲の中で、山頂直下の雪渓までしか見えなかった。
椹島に到着。広い敷地に建物が多数。なかなか気持ちの良いロケーション。登山
小屋に素泊+寝袋でチェックイン\4500。登山小屋は10人くらい。入り口に近い所
に場所を確保してしばらく寝る。夕食はレストハウスでカレーライスと生ビール
枝豆で\1700。19時、耳栓とアイマスクで即就寝。
23時半、そっと起床。ヘッドライトをパックタオルに包んで光が漏れないように
して、小屋を抜け出す。敷地内には各所に照明があるのでヘッドライトを点けな
くても歩ける。コインロッカーに荷物を預けて、0時出発。寒くはない。
さすがに敷地の奥には照明も届かないので、ヘッドライトを点けて指導標に従っ
て神社の横の道を行って林道を進み、滝見橋の登山口に。その先は暗闇で、鉄の
簡易橋が鈍く光る。思い切って橋を渡って先へ進む。慎重に足元を見ながら、桟
道をいくつか越えて、沢沿いの道を行くと、吊り橋。結構揺れる。
そのまま、広い道沿いに行ったところで沢につきあたり、マークを探すが見当た
らず。しばらく行きつ戻りつして、斜面を登ると登山道に出てほっとする。その
先も注意深く赤ペイントを見失わないように歩くが、夜に赤ペイントは全然目立
たないので何度もロストしそうになる。
ようやく鉄塔に出て、空を見上げると満点の星だった。その先の下降は夜歩くに
は結構危ないルートだったが、何とかクリア。千枚管理道路にひょっこり出た。
地図上は登山道と並行しているようなので、夜ならばこちらを行ったほうが安全
かもと思いながら、登山道を行くと小石下。
その先は尾根を緩く登ったり、尾根を巻く道が続く。水音が近くなり、清水平に。
塩ビパイプからの水を口に含む。一口目は苦く感じたが、さらに飲むと喉の渇き
が収まった。しばし休憩。少し登って蕨段、駒鳥池と快調に進むと、周りが段々
明るくなってきて、千枚小屋到着。
朝の忙しい時間帯で登山客多数。少し寒かったので、エスビットでお湯を沸かし
て、ミルクティーとパンで朝食。富士山がくっきり見える。少し休みすぎたせい
か、再び歩き出した時に足がつりそうになってしまい、ペースを上げられないが、
それでも何とか、千枚岳。今日初めてのピーク。
写真を撮ってすぐに出発。途中、短い下降点で渋滞が発生したりしたが、悪沢岳
を過ぎると、人も少なくなってきて、ペースを上げられるようになってきた。と
ころが、荒川中岳にかかるあたりでガスが濃くなって、おまけに風も結構強くな
ってきた。それでもジャケットとグローブを装着して先を急ぐ。
三伏峠への分岐、荒川前岳も見えないのでパスして荒川小屋に向かう。この下り
で400mも下降するのはもったいないが仕方がない。ようやく荒川小屋到着。ここ
もそうだが、各小屋は新しくきれいな小屋でゆっくり泊まってみたいと思った。
ここで、早めのランチ。ここは唯一携帯の電波入感ありだった。
先も長いので、さっさと出発。まずは大聖寺平への登り。初めは樹林帯でそこを
抜けるとガレ場となり、大聖寺平。視界が開ける。さらに登って、小赤石岳。完
全にガスに包まれた。風は依然として強い。先へ進んでようやく赤石岳への分岐
点。山頂は見えないが、稜線を進むと、ライチョウの親子がチョロチョロ。
赤石岳山頂はガスと強風だったが、今日初めての山頂独り占め。ゆっくりする暇
なく、元の分岐へ戻る。赤石小屋への道を下り始めると、稜線に遮られて嘘のよ
うに風が止む。ガスも晴れて、遠くに赤石小屋が見える。途中の北沢源頭で顔を
濡らしてさっぱりする。途中で雪渓を渡り、気の抜けないトラバースを歩いたせ
いか、ここから赤石小屋はやけに長く感じた。
ようやく赤石小屋到着。時間的には相当急いで最終バスに間に合うかもというタ
イミング。しかし、トイレ休憩と炭酸飲料の欲求に勝てず、さらに、下山後の椹
島ロッジの風呂とビールの誘惑に負けて、後泊決定。
この先は、それでも間に合うかもという未練で、少し早目のペースで下りたが、
結局椹島到着は14時半。バスはとっくに出発した後だったが、不思議と悔しさは
無く、無事に周回できたという満足感だけだった。
今回の反省点(クリアしていればあるいは最終バスに乗れた?)
・赤ペイントをロストしてタイムロス
・朝食休憩時間オーバーで足つり
・種々の誘惑に負けた
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する