【日本百名山 No.36】甲武信ヶ岳 毛木平駐車場からクロックワイズ


- GPS
- 11:45
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,675m
- 下り
- 1,643m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 8:05
天候 | 一日目 曇り 二日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体にわたり,テープやロープで非常に丁寧に案内があり,迷うことはないと思う。十文字峠から三宝山までが今回のコースの核心部かな。鎖場もあり慎重に。 最初から最後までドコモ4Gでほぼずっと繋がらず。毛木平は圏外。稜線に上がっても不安定で,小屋でも電波は弱かった。 |
その他周辺情報 | ヘルシーパークかわかみで入浴。介護施設の浴場を開放している?なんかちょっと面白い感じ。 |
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
![]() |
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
テント
シュラフ
トレッキングポール
GPS
|
感想
去年2回計画し予約を入れるも,天候不順で見送った甲武信ヶ岳テント泊遠征をようやく実現できた。関西から比較的アクセスしやすい毛木平を起点とし,時計回りで立案。鎖場も登るのか楽しみーとか舐めてかかって返り討ちに遭う。
金曜日,23時前に毛木平に着いた頃はまだ結構気温が高めで,車中泊には暑いんじゃないかとか思ったが夜半は結構冷え込んだ。6時前に起床すると既に場内ほぼ満車。続々と車が来て駐車場内を一周して林道に戻っていく。人もウロウロしている中車内で着替えて食事を済ませ,6時45分頃出発。ジオラインLWのシャツにトレールアクションジャケット,下は夏パンツで出発。
駐車場から林道に足を一歩踏み入れただけで,すでに原生林である。関西では考えられない環境だが,こっちでは当たり前なんだな。富士見平もそんな感じだった。薄曇りの空の元,分岐を左に取り,十文字峠を目指す。半年ぶりのテント泊装備だが,結構大丈夫じゃんトレーニング頑張ってきたからねえと余裕をかましてたのは歩き始めて10分くらい。重装備に馴染めない身体が悲鳴を上げ始め,ずーっと牛歩を続ける。こっちルートを登る人は少ないかと思ってたが,そうでもないようで,後から登ってきた人たちにガシガシ抜かれまくる。ひーひーいいながらほぼコースタイム通りで十文字小屋到着。トイレを済ませておこうと200円投入してドアを開けたら土足厳禁靴を脱いでくださいと書いてあり,諦める。200円は,何かのお役に立てば嬉しゅうございます。
小屋周辺のシャクナゲはほぼ満開で,なかなかに壮観な眺めであったが,残念なことに花を愛でる心がない貧しい人間なので,先を急ぐ。大山(・・・なんて読むんだ?おおやま?だいせん?)の手前に鎖が計4本。重装備の身にはなかなかに厳しい。山頂で団体さんと一緒に一服して,そこからの下りも結構ハードで身も心も折れかける。稜線に出てからは空気が冷たくなり,時折囂々と風が渡る。念のために持ってきたバラクラバをネックウォーマー代わりに装着して進む。三宝山に辿り着いたときは,もはや息も絶え絶え。埼玉県最高峰制覇記念写真だけ収め,次に進む。予定ではそのまま甲武信ヶ岳に登って小屋に降りるつもりだったが,ちょっと悩んだ末,巻き道で一旦小屋に向かう。13時過ぎ小屋到着。テン場はすでに半分くらい埋まっていた。小屋番さんに位置を指定いただいて設営し,ランチパックを腹に収めて空身で甲武信ヶ岳を目指す。
途中でようやく富士山を見ることができたが,ガスっててイマイチ。14時21分登頂。結構人で賑わっていたのと,やはり展望今一つなので,写真だけ撮って引き返し,テントに引きこもり,モンク聴きながらヤマケイ文庫の「山小屋の灯」をパラパラ読んで過ごす。18時に夕食。ペペロンチーノを持ってきたつもりがカルボナーラだったよ。まあいいんだけど。19時過ぎシュラフに潜り込み,就寝。夜は結構冷え込んだ。寒くて途中でジャケットを着込む。
翌朝,4時30分頃起床。すでに出発している人もいる。ご来光は見損ねたが,雲海に浮かぶ朝日を見てなんとなく満足。今日は楽な道を下るだけなので,のんびり過ごし,ランチパックの朝食を済ませ,テントを畳み,6時30分頃出発。テント泊も4シーズン目,撤収は20分くらいでできるようになった。最初は1時間かかってたなあ。
再度甲武信ヶ岳山頂を踏む。幸い一人きりだったので,少しゆっくり過ごす。後から登ってきたソロ男性としばしお話し,出発。直下の下りのガレ場が心配だったが,それほどてこずらずすぐに樹林帯に降りることができた。千曲川,信濃川の水源は今回是非訪れたかった場所だったが,あいにく水は出てなかった。でも少し下ると小さな流れが始まり,あっという間に沢となり下っていく。山と水の営みは実に面白い。
沢沿いのこのコースは,思っていた通り非常に気持ちのいい道で,だがしかし,時折高巻きしていて足元悪い箇所があったりして,思ってたよりてこずった。前日の疲れも残っていて肩が痛く,40分ごとにザックを下ろして休憩する。そのうち空腹感が大きくなり,予定外だったが棒ラーメンを食して腹を満たす。
しかし,こちらでは実にたくさんの人とすれ違った。快晴の下のまぶしすぎる新緑は,それはもう素晴らしく,多くの人に愛されるだけのことはあると思えた。ワタクシの中にもいつまでも歩きたいという思いが強くあった。が,一方でさっさとクルマに戻って荷物を下ろしたいという気持ちもあって,なんだかなあ。結局ひーひー言いながら11時前無事下山。
というわけで,ようやく登れた甲武信ヶ岳であるが,この山って,本当は西沢渓谷から登るべきなんかねとか今になって思い始めてる。ワタクシの体力ではテント担いであっちルートは無理であろうなあ。小屋泊まり?国師ヶ岳まで縦走?金峰山も超える?どうやって家に帰るのよ?ムムム???
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