【御池岳】伊勢尾から鈴ヶ岳。西ボタンブチなど山上台地を逍遥。花あり🌸
- GPS
- 06:12
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 965m
- 下り
- 961m
コースタイム
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:10
天候 | 晴れ 時々 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○スタート地から河原に降りて少し遡上。渡渉した先の尾根に取り付く。尾根はいきなり急坂。p806を過ぎるとなだらかで快適な広い尾根道。 ○鈴ヶ岳の直下は再びかなりの急登となる。道は無いので方向を見定めて適当に登りやすそうな所を這いつくばるように登る。地盤緩く浮石もあるので要注意。 ○鈴ヶ岳からヒルコバへ下ったらアザミ谷の方へ少し下る。途中左手の尾根に乗る。尾根の中心からやがて山上台地の端(右側)を進んでゆく。踏み跡は薄いが何処でも歩ける。 西ボタンブチ、夕日のテラスは途中開けたところで現れる。 ○御池岳山頂(丸山)へは方向を見定めて適当に向かってゆく。GPS・山マップアプリなど必携。 ○テーブルランドは踏み跡もあるが適当に何処でも歩ける。どこへ向かいたいのか決めて方向を見定めて歩く。 ○T字尾根下降点からの下りは急坂。ピンクリボンに誘導されて下るとそこそこ歩きやすい。やがて緩やかな尾根になる。 ○T字尾根のコルを過ぎてT字尾根最高点(p967)あたりは細尾根。急坂・岩場もありやや注意。しかしその区間は短い。すぐに緩やかで快適な尾根になるが広い尾根なので方向を見失わないように。 ○T字の中心点p918から先、p889を過ぎてもずっと緩くて歩きやすい尾根道。迷い易い箇所はほぼ無い。ラストの河原への着地は尾根芯を外して斜面をトラバース気味に下った。 |
写真
感想
御池岳へT字尾根から登る登山者が増えて、君ヶ畑登山口の駐車場は綺麗に整備された。第二駐車場が出来たかと思ったら最近バイオトイレまで設置された。
そこから更に御池林道を4kmほど車で進むと御池橋という橋がかかる。この橋の付近から鈴ヶ岳へと繋がる尾根があり「伊勢尾」という名がつけられているようだ。アザミ谷の右岸尾根ということになろうか。この魅力的な尾根道経由でテーブルランドへとアプローチして、未踏の西ボタンブチや夕日のテラスにも訪れたいと思う。
川を渡渉し尾根に取り付くといきなりの急登だ。泣く子も黙る、ウリさんも黙る急坂。黙って黙々と登る。足元に奴らが蠢いてないかのチェックだけは怠らない。
p806で左折れすると道はなだらかで快適な尾根道となる。大きな栗の樹や山毛欅の新緑を眺めながら心地よく歩いてゆく。
標高点838mを過ぎ894mまでは緩やかで広い自然林の美しい稜線が続く。この辺りを伊勢尾と呼ぶのであろうか。
しかしやがて目の前に鈴ヶ岳へ上がる絶壁のような急斜面が見えてくる。登山道らしきものは見当たらない。方向だけ見定めて歩き易そうな場所を選んで地面に這いつくばるようにして登ってゆく。地盤が緩く、足掛かりにしたいカルンフェルトの岩も時折り浮石があるので気を抜けない。
息を切らしながら何とか頑張って明るく開けた場所に出た。鈴ヶ岳山頂に到着だ。
小休憩の後すぐにヒルコバへと下る。4月の初めに山友maamaさんappeちゃんと共に訪れた時には福寿草の群生で華やかだった斜面には、今はバイケイソウが厚かましく一面に葉を広げている。
ヒルコバからは右手(南側)の源頭部、アザミ谷の方向へと一旦下ってゆく。しばらくで左側から合流する谷が出て来る。その左岸の尾根に取り付いて登ってゆく。自然林が美しく複雑な地形が面白い場所だ。
尾根はやがて広くなり傾斜が緩やかになってくる。山上台地の上に乗った印象だ。御池岳山頂(丸山)を中心に見て西側のテーブルランドということになろうか。
そのテーブルランドの南西側の端っこを歩いてゆく。道は何処でも歩ける感じだ。
途中にお花池と思われる池が現れる。オタマジャクシが沢山泳いでいる。
やがて明るく展望が開けた場所に出ると、そこが西のボタンブチだった。天狗堂の端正な三角形が目の前だ。そして奥には竜ヶ岳や御在所、雨乞、綿向山など鈴鹿の名峰が見える好展望地だ。
さらに進んでゆくと西ボタンブチよりも開けた印象の夕日のテラスのビューポイントに辿りついた。美しい景色を眺めながら暫く休憩する。
夕日のテラスからは山上台地の端から離れて中の方向へ向いて歩いてゆく。御池岳山頂(丸山)を目指す。
緩やかで優しい丘、広い草原、キラキラ輝く新緑のカエデ類の葉が美しい。足元に蔓延るバイケイソウだけは好きになれない。
御池岳山頂(丸山)に登頂する。数名の方がいらっしゃったが、皆さんここは通過点であろう。
私もすぐに立ち去り、奥の平から東のボタンブチを経由してテーブルランドを周回する。
季節ごとに見える風景は変化に富み、飽きる事の無いテーブルランド。前回beggioさんと訪れた雪のテーブルランドは天気が急に好転し、言葉を失うほど素晴らしい光景に出逢えた。
今日も新緑に青空の風景が清々しく、また明日からも頑張ろうという活力をもらう。
下山はT字尾根のルートを下る。歩き慣れた道だが下りは初めてだ。新鮮である。山毛欅林が美しい尾根が続く。
T字の中心点p918で少し休憩。そしてシャクナゲが綺麗に咲くT字の右端p889へ。
さらに真っ直ぐそのままゴロ谷左岸尾根を下ってゆく。この尾根は終始緩やかで快適に歩ける道だった。ラストはスタート地の御池橋近くの河原に降り立った。
本日の山行中に幾株かの海老根の花に出逢えた。さらにヒメフウロの可愛いピンクの花にも。
素晴らしい山行に華やかな彩りを添えてくれたのは言うまでもない。
なお本日の山行中にヤマビルには一匹も遭遇しなかった。しかし下山後ゴール地点で着替えていると、シャツにマダニらしき虫がひっ付いていた。
コメント
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ウリさん、こんにちは。
土曜日の早朝、雨が降ったような気がしたけど? 鈴鹿のお山は大丈夫だったのかな。
伊勢尾の登山口まで御池林道を走れたんですね。工事とかしていたのは随分前なのかな?? ミノガ峠まで行けるのかな〜
いつもながら綺麗ないい写真がそろってますね。iPhoneの足元にも及びませんが広角とかレンズが3つあるスマホに替えました。どんな感じなのか未だ強化ガラスフィルムを張ったところなんで、これからSIMを入れ替え乗換作業です。
苔の世界も綺麗ですね。妖精が写っているんでは?? 私の北岳の写真には胴体の下と上が離れたように見えるのが写ってましたけど… あ〜怖わ
ヤマヒルのシーズンですよね。でもマダニの方が怖いですね。ツツガムシって近畿地方にもいるのかな?
そうそう、玉ねぎを収穫しましたよ。愛宕山登らないの? 帰りに寄りませんか。わざわざの物でもないですけどね。
ののさん、こんばんは。
この日は未明まで雨が降ってたみたいですね。朝はもう道路は乾いてました。
御池林道、たしかに2年ほど前は君ヶ畑の駐車場ぐらいから先は通行止でしたね。今はミノガ峠こえて多賀まで抜けれるみたいですよ。今回は事前に鈴鹿の仙人(変態)に状況を聞いてから行きました😁
新しいスマホですか!レンズ3つも付いてるんですか?いいですね〜。
よく知らないのですが、GALAXYとかXperiaの方がiPhoneより性能いいのでは?妙なモノまで写り込む性能はないでしょうが😨
また次回はスマホ写真だけで山行のレコアップしてみて下さいね。楽しみです。
ツツガムシもダニの一種ですよね。マダニに比べたらかなり小さい奴のはず。自然の中だったらどこにでもいると思います。
たしか「つつがない」の言葉の語源ですよね。
最近山では青いボトルのスキンベープ塗りたくってますが、あれ効いてるのかな😅
おぉ!ありがとうございます。愛宕さん登りに行ったついでに玉ねぎ貰いに行こうかな。玉ねぎのついでに愛宕さん?どっちがついで??
先週に引き続きお会いしたのにわからなくてごめんなさい。車まで戻ってきてからやっぱりウリウリさんとわかりました。やっと車の修理が完了して同じところに駐車しましたがわからなかったと思います。先週は代車でした。今回は少し違いますがウリウリさんの逆回りのルートで、バイオトイレまで御池林道で自転車で下って土倉岳経由でテーブルランド 鈴ヶ岳のコルからトラバスで尾根伝いに下山しました。トラバス部は上り下りとも嫌なルートで 今度鈴ヶ岳直登ルート挑戦します。
besanさん、
西ボタンブチの北側ぐらいで「この辺りはいい所ですね」と声をかけさせていただいた、ザックにヘルメット付けておられた方は矢張りbesanさんでしたか!
すれ違いざま、あれ?何か似てる方のようなという気がするけど、まさかね〜
と、自信がありませんでした。
しかしまぁ凄い偶然ですね。2週続けて同じ日に同じ山域に訪れることを考えるとは、ご縁を感じます。
この日は朝早くから登り始められたのでは?あの時間にすれ違ったことを考えると下山も早かった?下り坂も調子よくなってこられました?😁
ぜひ近々またお逢いしたいものです😊
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