【笠取山】多摩川の源流水で優雅なコーヒータイム
- GPS
- 05:56
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 822m
- 下り
- 817m
コースタイム
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 5:51
5:16 作場平登山口
5:40 一休坂分岐
6:20 ヤブ沢峠 6:25
6:40 笠取小屋 6:45
7:05 小さな分水嶺
7:15 笠取山西
7:35 笠取山山頂(西)7:40
7:50 笠取山山頂(東)7:55
8:05 将監峠分岐 8:10
8:20 水干
8:30 水場 8:40
8:50 水場上のベンチ 9:30
(コーヒーブレイク)
9:50 笠取小屋 10:00
10:35 一休坂分岐
11:00 作場平橋駐車場
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バイオトイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場〜一休坂分岐】 ・車道を100mくらい下り、コース案内図のところを左折 ・沢沿いに涼しげな林間コース ・特に危険箇所は無い 【一休坂分岐〜ヤブ沢峠】 ・沢沿いの林間コース ・登山道と沢が幾度もクロスし、丸太橋や木道で整備されている ・特に危険箇所は無い 【ヤブ沢峠〜笠取小屋】 ・小屋の関係車両の通路となっている林道 【笠取小屋〜小さな分水嶺〜笠取山西】 ・小屋を過ぎると草原のように開ける ・分水嶺は小山の上にある 【笠取山西〜笠取山山頂(西)〜山頂(東)】 ・ほとんど直登の急坂 ・山頂(西)は眺望もあり適当なスペースあり ・山頂(東)へは岩場となり、三点確保して攀じ登る箇所もあるので慎重に ・山頂(東)は狭く、眺望視野も狭い 【山頂〜水干〜水場】 ・降りだしは岩場段差あり ・水干へは将監峠分岐を右折 ・水場まで60mほどとあるが標高差、結構降りる ・水場へ降りるところにテーブル・ベンチあり 【水干〜笠取小屋】 ・笠取山の巻道となる整備された登山道 【笠取小屋〜一休坂分岐】 ・小屋の水場から沢沿いの登山道 ・歩き易く危険箇所は無い |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
笛 1
筆記具 1
保険証 1
軽食 1人前
ティッシュ 1
コーヒー 1
帽子 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
ストック 1
プロトレック時計 1
非常食 1
地図タブレット 1
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト 1
ファーストエイドキット 1
ライター 1
カメラ 1
コンロ 1
水(ハイドロ1.5+Pet500) 2L
マグカップ 1
|
感想
ここのところ、
ヤマレコで【笠取山】をズーッとチェックしていた。
「多摩川の源流」という言葉が興味深々であった。
本来ならテント担いでのんびりとした山行計画にしたかったのだが、
21日が日曜出勤となってしまったので、今回は日帰り山行である。
それならば、早朝に出発して、
「多摩川の源流水でモーニングコーヒー頂く」ことを目的とする
山行計画を立てることにした。
コース設定は6月末にヤマレコにアップされていた【miyucchi 】さんの
山行記録を参考にさせて頂く。
家をAM2:30過ぎ出発、新青梅街道を直進し、奥多摩湖を通過。
ちょこちょこ来ている雲取山の小袖Pまでがちょうど走行距離が60Km。
一ノ瀬高原の作場平の駐車場までは、ここからあと25Kmほどある。
結構な距離となったが、早朝だったため順調にAM5:00に到着。
この時点で駐車場には4〜5台が停まっていた。
靴を履き替え、身支度をして15分ほど歩き出す。
前回の入笠山から短パンにタイツ姿、
ジィさんなのに若作りな気がして少々躊躇していたが、
これが結構調子が良いのである。
軽快に森の中へ踏み込み、サクサク歩き始める。
沢の和流音がとても涼しげである。
ヤブ沢峠まで1時間少しで、珍しく息も上がらず
写真を撮りながらであったが一気に歩くことが出来た。
短パンにタイツ、何かいいかも。
笠取小屋まではスタートから1時間半ほどで着いた。
前夜からと思われるテントがひと張りあった。
重荷担いででも、この距離は理想的な立地条件、
次回は絶対にテントを担いで来よう。
小山の上の「小さな分水嶺」、多摩川、荒川、富士川の三方に
分岐する地点とのこと、いろいろと感慨深い。
この辺りから、【笠取山】が見えてくる。
近付くに連れ、極端に急登に見えてくる、ほとんど直登。
ゼイゼイしながら何とか登頂、チョットした達成感。
空は晴れ上がっているが、白く厚い雲が眺望を占める。
三度ほど大きな深呼吸して先を急ぐことにした。
東側の山頂までは岩場の昇り降りとなった。
三点確保で、両手を使って攀じ登る箇所も出てきた。
結構、慎重な動きを強いられた。
その割に東側の山頂は狭く、呆気なかった。
将監峠分岐のところまで降りてくると、
大きなザックは投げ出して、地図を広げて若者がいた。
何でも、奥多摩から瑞垣山を五日間かけて縦走する最中で
本日が三日目とのこと。
初日が奥多摩小屋でテン泊、昨夜が将監小屋でテン泊。
羨ましい、体力と時間があったらヤってみたい。
時間はこれから持てるようになるとしても、体力が無い。
いよいよ、【水干】に到着。以前テレビで見たときには、
もう少し険しいところにあるよう思えていたので、
登山道から直ぐのところにあったので、びっくりした。
岩の奥を覗くと、ジワーっと水分がにじみ出ている。
これが再び、地中に染み込み、60m直下の岩場から湧き出る。
それが「多摩川の源流」になる。
今回は、その水でコーヒーを点てて優雅に味わうのが
一番の目的である。
家から用意して来たカラのペットボトルを手に汲みに降りる。
「最初の雫」でペットボトルをいっぱいにするのはあまりにも
気の長い話になるので、少し水量が増えたところで汲んだ。
とても冷たい、満水になったペットボトルが見る見る
汗をかいてペットボトルが曇った。
その水を一くち口にすると、冷たく柔く微かに甘味を感じる。
上に戻り、テーブルとベンチがあるところを陣取り、
その水をチタンポットに注ぎ、アルコールストーブで沸かした。
いつもならスティックコーヒーで済ましているが、
きょうはドリップを用意してきた。
ゆっくりまったりした時の流れを感じながら、
カップ一杯分の湯を沸かし、コーヒーをドリップした。
嫌味のないとても美味しいコーヒーであった。
とても贅沢なモーニングコーヒーとなり、優雅な気分。
ベンチに腰掛、コーヒーを啜りながら、
景色を眺めていると、何とも癒される。
とても良い時間を過ごした。
一番の目的を果たし、帰りはそのまま、【笠取山】の巻道を進み、
笠取小屋まで20分ほどで到着。
ちょうど、ベストポジションにテントをきれいに設営し、
身軽で登ってくる父上と小学生高学年くらいの男子の
親子連れとすれ違う。何か羨ましい。
小屋の方に、次回のためにテン泊の手続きなどの話を伺った。
営業は基本的には週末のみとのこと。
平日のテン泊利用は、平日に開放する避難小屋の中に
利用料金入れが用意されるとのことであった。
小屋の水場を確認するついでに下に降り、
そのまま小屋を後にして、一休坂分岐を目指して、
サクサクと一気に下る。
その後は、朝登って来た道に合流して下山。
ちょうどAM11:00で、駐車場は満車状態。
本日の山行、目的を達成した充実感と、
変化に富んでいて、なかなか面白いコースであったと思う。
ただ、季節柄かも知れないが、花があまり咲いていなかった。
咲いていたのは種類が違うものの、黄色い花ばかりであった。
次回は其の辺も調べ、テント担いでのんびりとした時間を
過ごしに訪れることにしよう。
【多摩川の源流 その1】
【多摩川の源流 その2】
【笠取小屋の水場の水】
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