西岳〜戸隠山
- GPS
- 11:07
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,445m
- 下り
- 1,444m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 11:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 築山で食事、戸隠神告げ温泉湯行館(650円)で入浴。 |
写真
感想
毎年恒例の相棒くんとの山旅。今年の夏も北アルプスに行きたかったのですが、山小屋やテント場が定員を抑えた完全予約制になってしまい、予約が取れなくて断念しました。そこで、車中泊をしながら山旅をしようと考え、戸隠方面へ出かけました。当初、戸隠山から高妻山への縦走を考えたのですが、戸隠山の西にある西岳の鎖場もおもしろそうだということで、まず1日目は西岳と戸隠山の縦走に決めました。
前日の夜中に鏡池近くの駐車場まで来ました。我々の車以外1台も停まっていませんでした。翌朝、鏡池から戸隠連山を眺めたあと登山開始。西岳から戸隠山まではYAMAPの地図でも山と高原地図でも破線になっているコースで、登山口から荒れた登山道が始まりました。途中、幾度も沢を渡ります。ずっと川の近くを歩いていますので、ブユの巣窟に入ったかのようで、猛攻にさらされました。ブユに刺されるのは生まれて初めてです。嫌味な痛みを腕や脚に感じます。肌の露出は控えて、長袖・長タイツを着ていますが、全く防御力はなく、沢沿いの樹林帯を歩いている間は無数に刺されました。
樹林帯を抜けると岩がちとなり、鎖場の連続となります。途中まで数をかぞえていましたが、途中でわからなくなるほど多数の鎖場が出現します。ふつう、鎖場であっても、できるだけ鎖には頼らず、触れないで通るようにしているのですが、西岳の鎖はそうはいきません。しっかりと握って自分の体重を支えないと乗り越えられない鎖場ばかりでした。途中、「無念の峰」という箇所があり、その名の通り無念にも引き返さざるを得ないような恐怖を感じる鎖場でした。全く足場がなく、鎖と腕力を頼りに下っていくしかありません。
第一峰までやってくると、やや穏やかな稜線歩きとなります。とは言え、左右が切り立った崖になっており、緊張感は続きます。西岳、本院岳、八方睨を経て、戸隠山まで縦走しました。再び八方睨まで戻り、いよいよ下山です。早速垂直に近い鎖場を下り、問題の「蟻の塔渡り」になります。蟻しか渡れないと形容される細く切り立った箇所で、幅50cmくらいの稜線が20mも続きます。西岳の鎖場をいくつも乗り越えてきたとは言え、さすがに怖い。落ちたら終わり。ジャンダルムや妙義山より恐怖感・高度感を覚えました。ぼくも相棒くんも悔しいような腑に落ちないような気持ちで左側の鎖の付いた巻き道を通って下山しました。その後、この日唯一出会った4人組の登山客に、蟻の塔渡りを渡ったのかどうかたずねたところ、渡ったと言っていました。確かに、西岳の鎖場は破線なのに対して、蟻の塔渡りは実線で描かれているので、本当は通れるのかもしれません。が、やはり怖い。自分もまだまだだなとは思いつつ、生きて帰らないと元も子もないので、しかたがないですね。
下山して戸隠神社の奥社と九頭龍社に参拝し、御朱印もいただきました。山では全然人がいなかったのに、神社はものすごい人。社務所には行列ができていました。最近、パワースポットで人気なのでしょう。下山後の食事は戸隠なのでそば。築山という店に入りました。3000円で5000円分の金券が購入でき、かなりお得に食事することができました。食後は戸隠神告げ温泉湯行館(650円)で汗を流し、車中泊しました。
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