東北のマッターホルン・祝瓶山
- GPS
- 06:20
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 998m
- 下り
- 1,002m
コースタイム
06:13 桑住平分岐(直登コースへ)
07:12 標高1,000m
08:12 山頂到着(休憩)
08:49 出発(鈴振尾根へ)
08:57 分岐(大玉、大朝日方面へ。標識は倒れてる)
09:52 赤鼻分岐(赤鼻尾根方面へ)
10:37 徒渉点
10:57 桑住平
11:36 山荘到着
天候 | うす曇 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・林道終点の祝瓶山荘前に10台強駐車可。 <道路状況> ・合地沢橋〜木地山ダム 木地山ダム手前の野川渓谷沿いは崖際でガードレール 無しの細い道が続きます。落石にも注意。 ・木地山ダム〜祝瓶山荘 ダム湖沿いは簡易舗装路。その後砂利道となります。 祝瓶山荘手前の1km程はかなりの悪路です。FF車や車高 の高くない車でも行けなくはないですが、底打ちや スタックしても知りませんよ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> ・ポストは無かったと思いますが、ノートは駐車場の電話ボックスにありました。 <コース状況> ・山容から見て取れる通りコース全体的に急登です。またザレ場も各所にみられ ます。コース両側は灌木があるとは言え切り立った痩せ尾根上なのとトラバース も数カ所あるので、足下には十分注意を。 ・赤鼻尾根はロープ場が多いです。チェーンとロープが並んである所はチェーン を利用しましょう(切れそうなロープもあるので)。 ・桑住平分岐からどちらに向かっても徒渉があります。今回は梅雨の晴れ間という こともあり水量豊富でした(行きも帰りも靴を脱ぎました)。 <その他> ・水場 : 山荘前にあります。桑住平周辺までは沢も豊富です。 ・トイレ : 山荘前にあります |
写真
感想
今回は祝瓶山です。
大朝日側から見るとやけに尖って見える気になる存在。
今回、その尖り具合を実際に試してきました。
朝に少々仕事をこなし、夕方に現地入り。どんな山かなと思いながら峠道を走ると木地山ダム付近でやっとその姿を現します。反対側の大朝日から眺めていた姿と同じく(それ以上に)尖って見えます。これ登るんですか?って感じの尖り具合に多少びびりましたが(汗)、気を取り直して、悪路をひた走りました。
20分程悪路を走ると山荘に到着。山荘前は車が溢れてました。
この日は地元山岳会の方々がコースの草刈りをされた様で、山荘前の広場は大宴会の準備の模様(こういう方達のお陰で楽しく登れるのですから、感謝感謝です)。
こちらは下の駐車場に陣取ってテン泊準備。適当に晩飯を食べ、外の宴会のざわめきを子守歌に、7時頃さっさと就寝しました。
翌朝は5時出発予定で準備。予定より15分遅れで出発しました。
桑住平まではほぼ平坦な道のり。手持ちの地図(電子国土から作成)の直登コース分岐付近に路がないので、踏み跡っぽい所や見晴らしの良さそうな倒木の上をウロウロしましたが、無さそうなので先に進みました。数分歩くと分岐の看板。どうもコースが隣の尾根に移ってる様で(コースが変わったのか、地図が間違ってるのか?)。
直登コースに路を取ると、すぐ徒渉。今日は水量多くて飛び石では無理なので、靴を脱いでザブザブと(前回の以東から裸足続きで、なんかはまりそう(笑))。渡り終えると広場に焚き火の跡。ここがテント場の様ですね。
テント場を過ぎると、ここからが登り本番。尾根取り付きから一気に急登になります。通常尾根に乗ると少しは斜度も緩くなるもんですが、全然緩くならない。さすが東北のマッターホルンです。幸い薄曇りで風も少しあるので暑すぎという訳ではなく良かったのですが、太陽を遮る樹木が無いので真夏は登りたくないと強く思いました。
ひたすら急登を進み山頂直下で左にトラバースすると、100m程の急登が続き山頂へ到着しました。
山頂に着くと、そこは360度パノラマの絶景が。
蔵王に西吾妻とその先の磐梯山、まだまだ雪の多い飯豊の山並みに、朝日〜以東の主稜線、そして大玉経由で朝日へ続く尾根。ここの展望は言うこと無いですね。風も心地よいので、ついつい長居してしまいました。
30分ほど景色を堪能し、帰りは鈴振尾根を下りました。こちらも山頂直下は結構急です。分岐で初登山者に遭遇。鈴振尾根の方が若干楽らしいとの話。軽く会話をした後は、分岐を右に折れ赤鼻分岐に向かいました。山頂から鞍部までは標高差400mの急降下。逆から登ってもきついななどと考えながら下って行くと鞍部で樹林帯に突入。展望が無く残念ですが、日差しは遮られるので歩く分には快適でした。
赤鼻分岐を右に折れると、ここからまた結構急な下りが続きます。ただ要所要所にロープや鎖があるのでそれほど苦ではないです。沢音が強くなってきたなと思うと灌木帯からブナ林に変わり、傾斜も緩くなります。ここからは桑住平も間もなくです。桑住平手前でまた徒渉。飛び石を探すも無くまたまた裸足に。疲れた足に水の冷たさと石のごつごつ感が心地良かったです。
間もなく直登分岐という所で3人目の登山者とすれ違いました。1周して3人とは混んでるであろう大朝日とは対照的です。
吊り橋の手前で、沢音に地響きが混じり込んで聞こえたので滝を期待して河原に下りてみると、残念ながら砂防堤でした(でかいので迫力はあるけど)。
吊り橋を渡れば10分程で山荘に到着でした。
前日あれだけ賑やかだった山荘前の広場は、誰もおらず寂しい感じ。急いでテントを撤収し帰途につきました(早く帰らないと投票に間に合わないので)。
標高は高々1,400mそこそこの山でしたが、達成感は半端ないですよ。
これで朝日連峰歩きまくりも目処がついてきたかな。
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