白山(平瀬道からお気に入りの大汝峰へ)


- GPS
- 08:54
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,744m
- 下り
- 1,739m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅飛騨白山を過ぎたあたりで右折し、県道451号線で大白川ダムに向かう。 大白川登山口に大きな無料駐車場あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 【大白川登山口〜白山室堂】 ・よく整備されていて歩きやすい。 ・雪渓を横切る箇所があるがアイゼン等は不要。 ・大きなブナやダケカンバの樹林帯を抜けると北アルプスや御嶽山を眺めることができる。 【白山室堂〜御前峰〜大汝峰】 ・危険個所なし。 ・室堂平ではクロユリが多く咲いている。 ・室堂平から上は広いため、ガスが出ると道を見失う可能性がある。 ・雪上を歩く場所は千蛇ヶ池周辺のみ。 ■水場・トイレ ・白山室堂の水場、トイレは無料で利用できる。 ■ドコモ電波状況 ・白山室堂〜御前峰までの間は通話可能。 ・大汝峰は電波なし。 |
写真
感想
今回は、前日の大笠山に続き今年3回目の白山登山。
1回目は3月、2回目は5月で2回とも積雪期だったため、久しぶりの夏の白山だ。
これまでは専ら石川県側から登ってきたが、今回は岐阜県側から平瀬道を歩いてみることにした。
まだ薄暗いうちに大白川ダムに到着し、5時過ぎに大白川登山口より出発する。
駐車場では既に多くの人が準備をしていた。
このところ週末の天気がとことん良くなかったので、待ちに待った晴れの週末となった。
そして初となる平瀬道からのアプローチに胸を躍らせながら歩き始める。
少し歩くと太古の森を思わせる大きなブナの木々が現れ、更に歩くと今度は巨大なダケカンバの森に変わっていく。
森を抜けると視界が開けて目の前には剣ヶ峰と御前峰、左側を見ると御嶽山が、後ろには乗鞍〜槍穂高が目に飛び込んでくる。
白山に登るルートは数多くあるが、平瀬道はとても贅沢なルートだと感じた。
高度が上がるにつれて、色々な花が咲き始める。
まずはクモマニガナやクルマユリ、ミヤマキンポウゲなど、もう少し行くとニッコウキスゲ、キヌガサソウ、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ等が目を楽しませてくれる。
室堂平まで来ると、そこにはいつもの見慣れた景色が広がっていた。
自分の場所に帰ってきたような気分にさせてくれる。
周囲にはハクサンコザクラやクロユリといった白山の中でも花形スターといえる花々が咲き誇り、ハイマツと共に広大な草原を埋め尽くしている。
これほどまでにスケールの大きい山はそう多くは存在しないと思うし、「花の百名山」の代表格と言われる理由にも改めて納得できる。
室堂センターで少しエネルギーと水を補給し、次は御前峰を目指す。
やはりこの時期の週末は登山者が多い。
御前峰山頂も人で溢れかえり、山頂標識に至っては写真待ちの列が出来ていた。
元々こうなっていることは覚悟していたし、御前峰で長居するつもりはなかったので、あまり写真も撮らずにさっさとお池巡りへと向かう。
まずは油ヶ池と紺屋ヶ池。
油ヶ池の近辺にはチングルマが群生しており、ゴツゴツした岩場に咲く姿が印象的だった。
紺屋ヶ池は、自分の中では一番きれいなブルーのイメージがあったが、この日は長雨と雲の影響か少し色がくすんで見えた。
次に翠ヶ池。
剱岳、立山をバックに眺める翠ヶ池は好きだ。
タイミングによっては人が多い時もあるが、この日は無人で落ち着いた雰囲気を楽しむことができた。
そしていよいよ大汝峰。
無人とはいかなかったが、やはり圧倒的に人は少ない。
槍・穂高こそ雲に隠れてしまったが、剱岳や石川の我が家までは見渡すことができた。
この広大な草原とダイナミックな景観は御前峰や剣ヶ峰では味わえない。
休憩や昼食をとるなら絶対にこの場所しかないと思っている。
・・・あまり褒めちぎると穴場が穴場ではなくなってしまうので、そこそこにしておこう(笑)
小一時間大汝峰でくつろいだ後、千蛇ヶ池を経由して室堂に戻ると、登ってきた時より更に多くの人々で溢れかえっていた。
白山の人気ぶりを改めて認識すると共に、人がほとんどいない残雪期が少し懐かしく思えた。
初の平瀬道に花が咲き誇る白山・・・それに大好きな大汝峰。
今回も思い出に残る最高の山行となった。
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