剱岳(小窓-北方稜線-早月尾根・周回)
- GPS
- 12:47
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 3,142m
- 下り
- 3,124m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 12:47
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夜の駐車場は空いていたが日中はキャンパーやハイカーでそれなりに混んでいた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆馬場島〜小窓 ・タカノスワリは高巻いていく。 ・白萩川に降りてからも水量多くしばらく右岸をへつって高度を上げた。 ・1,200mを過ぎたあたりから雪が出始め、1,300mから完全につながる。 ・センセーと自分はアイゼンは使わなかったが、念のため装着した方がいいかもしれない。 ・小窓手前の水場は健在。 ◆小窓〜三の窓 ・アイゼン使用。硬いソールの靴と12本歯が必要。 ・雪渓と藪を交互にこなしながら小窓の王へ。 ・三の窓への下りは核心部。ダブルウィペットとアイゼンの前爪でしっかり確保しながら降りる。 ・下った後は嫌らしいトラバース。ここも雪の状況を見ながら臨機応変に。 ◆三の窓〜剱岳 ・池ノ谷ガリーは雪渓の上に土砂が乗っていて落石が心配されたが安定していた。 ・そこから剱岳山頂までもトラバースや急斜面の登り、岩稜帯歩きなど油断できないシーンが続く。 ・総じて今年は雪の付き方が悪く歩きづらかった。 ◆剱岳〜馬場島(早月尾根) ・2,500mくらいまではアイゼン装着で慎重に下る。 ・この時期はまだルートがわかりにくいのである程度夏道を覚えてから行った方が良い。 ・2,500mから早月小屋を超えて1,850mくらいまでは靴スキーで登山道をショートカットできるが、滑落注意。 ・早月小屋は営業していない。トイレも雪の下。テントは数張りあった。 ・残りは夏道を馬場島まで歩いて終了。 |
写真
感想
今日は3年ぶりに小窓から剱岳を獲る。
この前の水曜日にセンセーとボッチがこのルートへ行こうとしてルートミスにより赤谷山への周回ルートとなってしまったようだがこれは願ったり叶ったり(笑)
抜け駆けした罰が当たったということですよ。
ということで今回はセンセーとボッチ、トラさんと自分の4人で馬場島をスタート。
まずは暗闇の白萩川を遡行していく。
自分は3年前の同じ時期にセンセーとパクと3人でこのルートを歩いたが、やはり雪の状態がかなり違っていて驚いた。
下の方はいつも通り高巻いていったが、沢床に降りても水量が多い。1,200mを過ぎたあたりでようやく雪渓が出始めて1,300mあたりから安定して雪渓の上を歩けるようになった。
雪渓の上を涼しい風が通って気持ちいい。ペース良く登ることができた。
小窓到着が4:30。ちょうど明るくなって後立山連峰や毛勝三山などが見えて嬉しかった。
ただもうちょっと晴れると思っていたのに高曇りだったのが残念だったかも…暑くなくて良かったと言えるかもしれないが。
さあいよいよ北方稜線。
アイゼンを履いたらこのコースを熟知しているYSHRセンセーを先頭に雪渓とハイマツ、岩場を交互に歩いていく。
途中岩場を登ってる途中で落石発生、ワンバウンドしてボッチの足に当たった。
しばらくうずくまっている、骨折してたらどうしよう・・・不安だったがなんとか歩けるようでホッとした。
このルートの核心部はやっぱり三の窓の雪渓の下りと池ノ谷ガリーの登り。
池ノ谷ガリーを遠望すると雪渓の上に土砂崩れの跡が…あれが落ちてきたらひとたまりもないな。
ドキドキしながらもまずは足元の雪渓を三の窓まで降りなければならない。
ダブルウィペットとアイゼンの前爪を決めながら慎重に降りていく。
何とか無事降りたら次は三の窓へトラバース、こっちの方が嫌らしかったかも。
自分とトラさんは2回目なのでまだ良いが、雪山3年目ボッチは大丈夫か?
足を痛めているにも関わらず身軽にサクサク降りてくる、すごいな、ボッチ。
核心部は超えたがその先も際どいトラバースや岩場歩きが続くので油断できない。
しかも前回来た時と雪の付き方が全然違う、都度ベストな選択肢をとりながら歩いていく必要がある。だから面白いと言えるのかもしれないが。
そしてスタートから9時間かかって山頂に到着。
山頂には3名ほど登山者さんがいた。
後は下るだけ…と言いたいが、この時期の早月尾根も油断ならない。
早月小屋までは雪もびっしりだし、万一滑落すれば池ノ谷に真っ逆さま。命の危険もある。
再び慎重に下降開始、こんなにウィペットを使う山行はこの山行しかない。
早月小屋まで降りたらあとはお楽しみタイム。1,850mくらいまで雪が着いていたので靴スキーを楽しみながら登山道をショートカット。
ボッチはちょいちょい尻もちをついて尻セードを楽しんでいた。
センセーは相変わらず逃げ足速いのでさっさと降りてしまったが、残りの3人はワイワイ会話しながら楽しく下っていった。
ラストは試練と憧れで記念撮影。
無事周回できてよかった。
今日はボッチの剱岳リベンジ、ガンとトラも交えて4人で深夜0時馬場島をスタート、数日前の山行で白萩川の渡渉はないことを確認していたので気は楽だった。タカノスワリを高巻いて白萩川右岸をガンガン進んでいく。振り返れば富山の夜景が綺麗だった。今日は間違えずに西仙人谷に入りひたすら小窓を目指す。アイゼンはなくても大丈夫だった。暗闇の中ハイペースで登って行く。小窓下にには安定の水場がありここで大休止、水をたっぷり補給した。
小窓から少し登ったところで足元からこぶし大の石が落ちてワンバウンドしてボッチの太ももを直撃、申し訳ない、痛そうにしていたが頭でなくて良かった。メットはしていたがどんな山行でもメットは必須だ。小窓王まで際どいカチカチトラバースが続いた。今日は日が出なくて雪は緩まなかった。アルミでなくてチタンにするべきだった。おかげで歯の短いアルミはめちゃ怖かった。前爪だけのトラバが続く、三ノ窓の下降もマジ怖かった。皆かなりビビっていた。
池ノ谷ガリーを登り切ると山頂までもうちょいだが相変わらず怖いトラバースの連続だった。ボッチは先日の山行で登りは安心して見てられた。8時間ちょいでピクって記念写真を撮った。しかし緩まない雪に早月尾根の下降は嫌らしかった。岩場と残雪が交互に出てくるのでアイゼンは外せなかった。下りはかなり気を使った。一度ボッチが2800m付近でスリップして滑落仕掛けたが際どくトラが捨て身で止めてくれて事なきを得た。やはり下りは慣れていないのか少し心配な足取りであった。
早月小屋まで下ればようやく安堵できた。ここから1800mあたりまで残雪があったので足スキーでガンガン下れてお得だった。12時半過ぎ無事馬場島に着いて4人で記念写真を撮った。皆完全燃焼でやりきった満足げな顔をして解散となった。
早速リベンジ登山してまいりましたー😁
なんでか知らないけど、多くの人にバレてるようでした笑
私の性分知ってるからでしょうね😅
水曜日の下山時には、日曜日にリベンジすることを決心していました✊
やっさんも同じ意向でありがたい😆
掟通りの0時開始。これが普通の私にはしんどい笑
それでも行きたいのは行って良かったと思うことがわかっているからなのです。
やっさんが声かけしたメンバーは、なんとさんちゃんとトラさん!
最高です✨
最強なのに、謙虚で優しくて楽しくてテンション上がりました😆
しかし同時に頑張らないといけない✊
今日も3人の歩き方をみるととても勉強になりました。
バックステップは早いし、ルート取りも上手。
後ろをついて歩くだけではダメだなと頭でわかってるけど、体は精一杯だから、まだまだです💦
下山時の雪の上を歩く速さは半端なく、ついて行こうとすると転けまくり😭
山スキーヤーたちには敵いません😅
トラさんに止めてもらう場面もあったので慎重に歩かないとな。
改善点を見出す機会にもなりました。
肝心の剱岳ですが、青空は見えなくても剱岳の全容がしっかり見えました。このルートが1番剱岳がよく見えるそうです。
剱岳より、剱岳に行くまでの行程が内容が濃すぎて、そっちの方が心に残りました。
小窓過ぎたあたりで、大きな石がバウンドして右足太ももに直撃し、痛い痛い登山になり、下山時は足に力が入らなくなるほどで、ヤバいなと思いつつ歩きましたが、最後まで歩けて良かったです😊
大満足な1日とは今日のこと✨
すごく充実して達成感も半端なく、楽しかったです😊
今日は剱岳のリベンジってことで4人でわいわい登山です。久しぶりにYSHRセンセーたちと登山わいわいしゃべりながら楽しかったです。
僕はこのコースニ回目でセンセーと山行行くようになってはや一年早いもんですね〜 去年は渡渉が2回あって一回ドボンしているので今日は渡渉がないようにと願いながら歩いていたらわりかし早く雪渓が出てきて渡渉無しだったのでホントラッキー^_^
すごい谷の中を歩いているけど暗くて景色がわからないので明るい時に見てみたいです。明るくなっても雪がいつまでも固かったのでデンジャラス今日は一年で1番ウィペットの刃を使いました。
稜線に出てからも沢山雪割れしていて難儀でした。スタートして約9時間剱岳の山頂最高の気分でした、怖い思いしていたから感動も2倍今年も西仙人谷から剱行けたので大満足、帰りに道を間違えて20分くらいボッチさんを余分に歩かしてしまい申し訳なかったです。ボッチさんごめんです。 終わって見れば13時間の山行わりかし早く帰ってこれてなんか得した気分でした^_^
気分がいいので明日の仕事も張り切って行けそうです^ - ^ 今日はほんとにありがとうございました♪
皆さまこんにちは!
見るからに怖そうな剱岳、お疲れ様でした。
感想を拝見すると、普段慣れてらっしゃる皆様も緊張なさったコンディション、事故もなく良かったです。
botchiさん、最近の山行が凄すぎてコメントするのもおこがましく遠慮していましたが、剱岳は格別でしかもデンジャラスでしたね!
足滑らせるなど、ひやっとする場面もあったようですが、上級者以上のスペシャルな人でなければ登れない残雪期の剱岳、無事登頂おめでとうございます🎉
この先、botchiさんはどこに向かっていくのか、興味津々ですよ😃
太腿は大丈夫かな?お大事にね!
本当にお疲れ様でした🙌
grindelさん、こんばんは!(^^)!
お祝いと労いの言葉をいただきありがとうございました。
怖そうでしょう・・・。怖かったです!
私は最初から最後までビビリまくりでした💦
おこがましいって、そんなことないですから遠慮⁇引いてます?(笑)
どんな山でも、どんな山行でも応援してくだる
あたたかいgrindelさんの言葉が励みになってます。
以前と同じようにお付き合いくださいませ(^▽^)/
太腿は太田先生がいるから大丈夫です(*^^*)
無事に帰れたからこそ楽しかったと言えるので、安全第一にどこかに向かっていきます😀
皆さん,こんにちは!
いつもすごい山行をしていらっしゃいますが,今回はまた一段とすごい山行ですね。
皆さんのレコを見ていると,こちらの方がドキドキしてしまいます。
皆さん無事下山できて何よりです。
今回の皆さんの山行を見たら,昨日撤退した私の山行はやればできるのではと錯覚してしまいます。変な勘違いをしないようにしないといけませんね。
botchiさん,シーズン〆はとんでもない山行でしたね。前穂高のコメントは撤回します。足は大丈夫ですか。大事になさってください。
お疲れさまでした。
yonayo3さん、こんばんは!
今回はすごい山行でした😀
私の場合、身の丈にあってなかったので必死にがんばりました!
開始時にどの山が一番よかったかの質問に即答できなかったのですが、
剱岳、このルートになりました✨
夏も北方稜線を歩いてみようと思います♪
撤退は私にもよくあるので次に生かせばいいと思います(*^^*)
ご心配いただき、ありがとうございます。
太田先生がいるから大丈夫です(笑)
コメントありがとうございましたm(__)m
tanakaj5さん、こんばんは😊
現場ではヒヤヒヤ、後で写真をみても
こんな所によく行けたものだと思いました😅
リアル「点の記」は、痺れました😁
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