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Yamareco

記録ID: 3250804
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

釈迦ヶ岳(雨の前鬼ルート)

2021年06月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:11
距離
13.0km
登り
1,447m
下り
1,440m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:58
休憩
3:11
合計
10:09
距離 13.0km 登り 1,447m 下り 1,450m
6:24
7:01
79
8:20
8:39
52
9:31
9:32
6
9:38
9:49
27
10:16
10:47
36
11:23
11:27
23
11:50
12:08
33
12:41
13:26
21
13:47
13:48
3
13:51
13:52
42
14:34
14:35
42
15:17
15:39
23
※前鬼山・小仲坊へ米5kg寄進。
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
登山開始時より深仙宿まで雨が降り続き滑りやすかった。下山時も雨は上がっていたが道は乾いていなかった。

【前鬼登山口〜太古の辻】
■853段とされる木製階段は雨天時要注意(特に下り)
私がしりもちついたケースをご披露。
階段のほとんどが太めの支柱(両サイド)にステップを組み込ませた構造としているため、降下時には靴のかかとが支柱と干渉して、支柱に触れた勢いで靴が前に押され、ステップも濡れているのでそれで足を滑らせ転倒するというメカニズム。
雨天時にここの階段を降りるときは、支柱を踏まないよう階段と靴を平行にしてストックで二点支持をしながら下りるのが無難だと学習。
※階段自体頑丈に作っていただいているので、階段そのものを非難するわけではありません。
■鎖場も数カ所あり。
チェーンが濡れているとそれだけで手を滑らせるので注意。
かと言って岩場のトラバースだと雨の日は鎖に頼らないと危険なので、慎重な足取りが肝要。
■ロープを頼って昇り降りする場所もあり
ここはザレ場で降下時足を滑らせてしまう。
■小さな沢をトラバースする箇所もあり。
沢自体は岩場で、足がかりがあるので滑りやすくはないが、30度くらいの傾斜があり鎖もロープもない。始点と終点を見極めてから渡渉しないと渡ってからの足場が掴みにくい。
■修験の道なのである意味当然だが、ルートが不明瞭な箇所が多いので、こまめにルートチェックしながら歩いた方が無難。間違った?踏み跡も多数あり。

【太古の辻〜釈迦ケ岳】
■稜線歩きの道は笹の中を歩く道が多い。こちらも本来ルートとは違うと思われる踏み跡があり注意必要。
鎖・ロープのない岩場のトラバースもあり。太古の辻〜大日岳間の大きな岩のトラバースはある意味核心部?。
【携帯電話の電波に関して】
前鬼ルートは登山口から既に圏外。深仙宿-釈迦ヶ岳間でわずかに通波する箇所あるがルート全体で通じにくいので、家族への周知も含めその前提での登山準備をするのが無用な心配をかけずに済む。林道から国道169号線に出るあたりで通波するので、家族への下山連絡等はそこが最短でできるはず。
(docomo)
その他周辺情報 前鬼山宿坊 小仲坊(おうなかぼう)
※修験者の宿ですが一般登山者も宿泊可能
平日 072-834-1074
現地 07468-5-2210
吉野郡下北山村前鬼30
営業:土・日曜、連休、お盆・年末年始
宿泊:1泊2食付 8,000円(弁当500円)※要予約
素泊まり 4,000円
※無人宿泊所(布団あり) 数台分の駐車場あり 公衆電話BOXあり(10円専用)
小仲坊のみとなった前鬼集落。
1300年の歴史に敬意を表し、お米5kg届ける。
幸運にもご主人の五鬼助さんにお会いすることができ、小1時間お話ができた。
2021年06月06日 06:25撮影 by  Canon EOS M5, Canon
4
6/6 6:25
小仲坊のみとなった前鬼集落。
1300年の歴史に敬意を表し、お米5kg届ける。
幸運にもご主人の五鬼助さんにお会いすることができ、小1時間お話ができた。
2021年06月06日 07:01撮影 by  Canon EOS M5, Canon
3
6/6 7:01
2021年06月06日 07:11撮影 by  Canon EOS M5, Canon
4
6/6 7:11
2021年06月06日 07:52撮影 by  Canon EOS M5, Canon
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6/6 7:52
これも道。
2021年06月06日 08:45撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
3
6/6 8:45
これも道。
ありがたい。
2021年06月06日 08:57撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4
6/6 8:57
ありがたい。
前回ここで沢を登ってしまう。
2021年06月06日 09:02撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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6/6 9:02
前回ここで沢を登ってしまう。
太古の辻の標識。
2021年06月06日 09:41撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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6/6 9:41
太古の辻の標識。
2021年06月06日 10:02撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4
6/6 10:02
フィルターが結露していたが、ガスった風景だったのでそのまま撮影。
2021年06月06日 10:29撮影 by  Canon EOS M5, Canon
4
6/6 10:29
フィルターが結露していたが、ガスった風景だったのでそのまま撮影。
2021年06月06日 10:53撮影 by  Canon EOS M5, Canon
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6/6 10:53
2021年06月06日 11:16撮影 by  Canon EOS M5, Canon
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2021年06月06日 11:17撮影 by  Canon EOS M5, Canon
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6/6 11:17
2021年06月06日 11:25撮影 by  Canon EOS M5, Canon
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6/6 11:25
ここもルート。
2021年06月06日 11:44撮影 by  Canon EOS M5, Canon
2
6/6 11:44
ここもルート。
深〜い谷。
2021年06月06日 11:49撮影 by  Canon EOS M5, Canon
3
6/6 11:49
深〜い谷。
2ヶ月越しで登頂!
やはり、標高1,800mに釈迦如来像があるのは感動。
全体にまだガスってたので、バックが白いのが残念。
2021年06月06日 11:52撮影 by  Canon EOS M5, Canon
5
6/6 11:52
2ヶ月越しで登頂!
やはり、標高1,800mに釈迦如来像があるのは感動。
全体にまだガスってたので、バックが白いのが残念。
2021年06月06日 11:52撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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6/6 11:52
2021年06月06日 11:54撮影 by  Canon EOS M5, Canon
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6/6 11:54
八経・弥山方面(のはず)
2021年06月06日 11:56撮影 by  Canon EOS M5, Canon
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6/6 11:56
八経・弥山方面(のはず)
雲よりも上にいる感はあるが。
2021年06月06日 12:04撮影 by  Canon EOS M5, Canon
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6/6 12:04
雲よりも上にいる感はあるが。
2021年06月06日 12:34撮影 by  Canon EOS M5, Canon
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6/6 12:34
水が綺麗すぎて写真だとどこが水かわからないほど。
2021年06月06日 15:09撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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6/6 15:09
水が綺麗すぎて写真だとどこが水かわからないほど。

装備

個人装備
救護用水(500ml) ハッカ油スプレー

感想

雨の前鬼ルートはかなりタフでした。
あの853段の階段はいつ頃設置していただいたのでしょうか。階段がなければ確実にバリエーションルートだと思いますが、昔の修験者達は本当に苦労して登り降りされていたのでしょうね。
階段がある現代でも昔を彷彿とさせてくれるルートだと思いながら歩きました。

また、雨の前鬼ルートを歩いて登山初心者の私にとって様々な経験ができました。
(雨天予報は承知していましたが、これも経験と思い山行しました)
当然ですが、スリップには細心の注意が必要だということ。
・下り階段でのしりもち1回。(幸い無傷) 
・ロープでの降下場所での足滑らせ。(ここで左右の手にスリ傷3箇所(T_T))
ロープ降下では「引力」を計算に入れず、どちらが落下方向かも想定しないまま斜めに降下したため足を滑らせた途端振り子のようにズルズルと。。。
それでも万一に備え怪我の手当用に用意していた500mlの水と小穴を開けたキャップを持っていたので、その場で傷口を洗って処置することができたことは登山準備の重要性を実感することになりました。UL流行りの最近ですが、多少重くなってもお守りに持っていなくてはいけませんね。

また、小仲坊のご主人、五鬼助(ごきじょ)さんと1対1でお話できたことは私にとって宝物になりました。雨の軒下での45分間は生涯の思い出となるでしょう。

雨の山行で、妻には心配をかけましたが、自身の登山技術の向上の視点からは貴重な経験を積んだ山行になりました。
本当は仏生獄まで足を伸ばそうと思っていましたが、これは次回にお預け。
またいつの日か技術も体力もつけて前鬼ルートでチャレンジしたいと思います。

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