妙義山 金洞山周回 鷹戻し〜2段ルンゼ

2021年06月09日(水) [日帰り]

• GPS: 09:09
• 距離: 8.6km
• 登り: 1,630m
• 下り: 1,630m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:21
• 休憩: 3:43
• 合計: 9:04

距離 8.6km 登り 1,636m 下り 1,632m

7:20 中之嶽神社
7:25 轟岩
7:36 7:37 第二石門
7:43 7:53 第三石門
7:58 8:50 中ノ岳
8:55 9:05 こぶ岩
9:10 10:00 東岳
10:13 妙義山第四石門
10:21 10:40 天狗の評定
10:42 10:43 妙義山第四石門
11:25 11:30 堀切
12:08 13:20 鷹戻し
14:47 14:50 妙義山第四石門
15:27 四阿
15:45 大人場
16:08 一本杉
16:16 名勝石門群登山道
16:24 ゴール地点

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県立妙義公園駐車場に駐車。平日だからなのか自車含め4台のみ。100台は停められそう。

コース状況／危険箇所等

危険個所しかない。落石の音も聞こえた。ヘルメットは必須です！

写真

6/9 4:25

雲ひとつない晴天。気温16度

6/9 7:14

スマホとココヘリ大事。

6/9 7:17

ヘルメットとグローブも大事。

6/9 7:19

さて行こう。

6/9 7:21

今日は鷹戻しと2段ルンゼしか狙ってないので、中之嶽神社登山口を選んだ。結果、失敗。

6/9 7:22

げひん？

6/9 7:23

誰もいない。

6/9 7:23

この地図を見ても初めて来たのでよく分らない。とりあえず行こう。何とかなるサ。

6/9 7:30

海底にあったものが1000mまで隆起するんだからスゴイネー

6/9 7:31

日が当たらなくても蒸し暑い。

6/9 7:35

無事に帰れますように…。

6/9 7:42

あれ？やっぱり行けないの？

6/9 7:44

あれが中之岳？

6/9 7:56

上級者ではないけど行きます。

6/9 8:04

慎重に…。

6/9 8:12

最初の鎖場は簡単。こんな感じの鎖場が続くと思っていたが…。

6/9 8:15

怖いねー。

6/9 8:22

一時間でかなり登ってきた。自分の車が見える。

6/9 8:23

中之岳への2段の鎖出現。上段はほぼ垂直ではないか。

6/9 8:25

下段は何とか鎖掴まずクリア。

6/9 8:29

上段は危なそうなのでハーネス装着！

6/9 8:36

先月登った相馬岳の時にも大活躍した、ペツルの「デュアルコネクトアジャスト」

6/9 8:39

掛け替え時に2本目が活躍する。落ちないようにすれば、より岩登りを楽しめる。

6/9 8:48

岩の間に体を埋めるようにしてクリア。

6/9 8:50

中之岳山頂では小さな祠がぽつんとお出迎え。

6/9 8:50

いきなり高い所に来た感じ。

6/9 8:51

最後にくるはずが最初に登ることになってしまった。

6/9 8:53

超やせ尾根。写真では分かりにくいが両側が切れ落ちている。こわい…。

6/9 8:54

裏妙義。丁須の頭も小さく見える。

6/9 8:57

岩の上を慎重に。こわい…。

6/9 9:18

東岳〜。

6/9 9:19

とんでもない所にいる感じ。

6/9 9:32

直進すると鷹戻しを下ることになってしまうので第四石門方面へ一旦下りて行く。

6/9 9:33

第四石門へ下りる分岐。トラバースしてから下りる。

6/9 9:50

ざれた下り。結構滑る。

6/9 9:55

崩落個所かな。

6/9 10:14

分岐まで下りてきた。ここを堀切へ向けて「関東ふれあいの道」を歩く。

6/9 10:28

その前に、「胎内くぐり」と…

6/9 10:29

「大砲岩」を見る。この上に乗って写真撮ってる人いるけど怖いところだよ。またの機会に…。

6/9 11:08

30分程歩いて堀切へ登り返す分岐に着いた。下り用と書いてあるが構わず登り返す。

6/9 11:27

堀切に着くと、ついに「鷹戻し」の文字が…。

6/9 11:32

堀切から鷹戻しの途中には鎖場が数か所ある。

6/9 11:41

滑りやすいトラバースも。

6/9 11:50

緊張が高まってくる。

6/9 12:09

ついに鷹戻しの取り付きが！鎖掴まず登れたが疲れてしまった。

6/9 12:20

皆さんレコで書かれてる梯子。鷹戻しを前にドキドキが止まらない。

6/9 12:23

右を見るとこんな感じ。怖いところにいる感。

6/9 12:24

これが1本目になるのだろうか。左上の木まで6〜7mくらい。岩の表面が丸くて手足の掛かりが悪く、中間までフリーで登ったが両足が滑ってとっさに鎖を掴む。

6/9 12:35

小テラスで小休止。

6/9 12:35

次は上の木のところまで。5〜6mくらいかな。ここも中間までフリーで登ったがやはりダメで鎖頼み。

6/9 12:45

そして最後の難関。一気に15mの登り。さぁ行くぜ。

6/9 12:58

「鷹戻し」登り切った。右にトラバースする分岐で一人が立てる出っ張った岩がある。下を見てもテラスや樹木のせいで高度感はあまり無い。ちょっとガッカリ？

6/9 13:01

支点に確保して、これで安心。

6/9 13:02

真正面の山は相馬岳かな。

6/9 13:02

左には少し霞んで裏妙義が見える。丁須の頭も小さく見える。次はあれだな！

6/9 13:06

トラバース終わって振り返る。鎖にビレイして岩に掴まり横歩き。楽しい。

6/9 13:14

いつも炭酸水を持ち歩く。まだ先が長いのにもうすぐ無くなりそう。

6/9 13:28

鷹戻しから20分歩くともう一つの主役「二段ルンゼ」登場。

6/9 13:29

んん、あまり怖くないな。まずは挟まった石のところまで下りて行く。超簡単。

6/9 13:32

次は小テラスがあるのでそこまで下りてみよう。

6/9 13:34

鎖無しで行けそうだけど、いざという時のためにカラビナを掛けて手の届く距離まで鎖を引き寄せておこう。

6/9 13:39

溝に挟まれながら小テラスまで下りてきた。あとは5〜6mくらいなので簡単。ホールド豊富で鎖いらず。

6/9 13:40

この狭い溝の間を、体を岩に擦り付けながらゆっくり下りてきた。2週間前に登った乾徳山の髭剃り岩に似てる。ああ面白かった。

6/9 13:47

上段を見上げる。上段と下段の間は広くなっているのでひと休み。

6/9 13:49

下段は傾斜がきつく、完全に垂直な部分があって鎖に頼る。

6/9 13:59

下段を見上げる。上の方は完全に垂直ながら、支点から下は傾斜が緩やかになり簡単。ここは鎖無しでは登れないかな。

6/9 13:59

そのうち登りで挑みたい。またね〜。

6/9 14:09

その後は中之岳を経由して中之嶽神社へ下りるか、もう一度関東ふれあいの道へ下りて遠回りしながらのんびり帰るかの選択。

6/9 14:22

もう鎖場はお腹一杯なのでふれあいの道まで下りてしまおう。

6/9 14:29

しばらくロープが設置された、ざれた下りを歩く。今日二度目の道。

6/9 15:05

関東ふれあいの道を淡々と歩く。中之岳から帰るよりやっぱり大幅に遠回り。

6/9 15:13

今日二度目の分岐。ここを登れば堀切。直進すると東屋へ。

6/9 15:27

東屋。妙義神社と大人場(おにんば)への分岐。ここは右に進んで大人場へ。

6/9 15:30

ああ喉が渇いた。早く水が飲みたいよ。

6/9 15:42

大人場分岐。ここはすぐに県道196に出ないで一本杉へ。

6/9 16:00

一本杉まで20分くらいの距離を登り返す。

6/9 16:08

立派な一本杉。

6/9 16:10

すぐに県道196へ出られる。

6/9 16:13

金鶏山。入山禁止です。禁止されてなくても登りません。

6/9 16:16

石門登山口からは入山できない。

6/9 16:21

無事帰還。

6/9 16:22

がらん。

6/9 16:23

今日もありがとう。またね。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

E6921 KYOCERA

感想

uribou71

6日(日)に出勤した代休を9日に取った。これで3週連続水曜日に代休取っての山行となった。2週前は乾徳山、先週は両神山、そしてこの日はラスボス表妙義の金洞山。
楽しみにしていたと言いたいところだけど、本音は鷹戻しが怖くて後回しにしていただけ。朝起きて出発するまで谷川岳と迷っていたが意を決して挑戦することにした。

中之嶽神社から入山したのは鷹戻しと二段ルンゼしか眼中に無いから。この2つの難所をクリアしたら、秋頃には相馬岳から縦走しようと思っていた。大規模な落石があって通れないところがあるようだが、何とかなるさーと登り始めて30分、石門群方面と中之岳への分岐で石門群を抜けて堀切方面には行けないことが分かる。
仕方ないので一旦、中之岳へ登ってからふれあいの道に下りて堀切に登り返すルートを選択した。後で思えば、中之嶽神社登山口に戻って一本杉辺りから入山すれば良かった。
中之岳へのほぼ垂直の鎖場や超やせ尾根をへっぴり腰で通過して、鷹戻しと第四石門の分岐を下りて大砲岩分岐に着くころには疲れてしまい、そのまま家に帰りたくなった。
しかし石門群を抜けて中之嶽神社へは落石で通行止めのため、少なくとも一本杉まで行かないと県道196に出られないため仕方なくふれあいの道を歩く。

堀切へ登り返す分岐で行動食を食べながらしばらく迷うが、意を決して鷹戻しへ向かう。堀切からは「鷹戻し」の標識が頻繁に出てくるがなかなか辿り着かない。いくつかの鎖場を通過して鷹戻しの取り付きに着いたのは正午すぎ。出発から4時間50分が過ぎていた。なんてこった。。

梯子を上ってから見上げた鷹戻しは、事前に皆さんのレコで情報収集をしていたのでおおよそ想定通り。いつものように鎖を掴まず登りたかったが、フリーで登るにはホールドが浅く、結局大部分で鎖に頼ってしまった。ただ、鎖を掴んでしまえば登るのはさほど困難ではなく、5〜8mくらい登るごとに小テラスがあってひと休みできるので、それほど疲労せずに登ることができる。途中のテラスで下を見ても一段下のテラスや生い茂る樹木で谷底がまったく見えず、高度感からくる恐怖は無し。
最上段の約15mの一気の登りは勇気が必要だが、そこまで登ってこれた人なら問題ないレベル。難しく考えないで踏み出そう！

左にトラバースする分岐には一人分の岩が出っ張っている。そこに立ってから支点の金具にカラビナを掛けて安全を確保して、目の前にある相馬岳や左に見える裏妙義を眺めよう。ビレイしている安心感や恐怖心の麻痺もあってか全然怖くなく、気が付けば10分ほど景色を眺めていた。もっと居たかったが、次の「二段ルンゼ」があるので先を急ぐ。
それと、鷹戻しではビレイは考えない方がいいかもしれない。登りの途中でカラビナを掛け替えてる暇があるなら一気にテラスまで駆け上ってしまったほうが安全だと思うよ！

20分ほど狭く急峻な登山道を歩くと唐突に二段ルンゼが現れる。覗き込んだだけではそれほど怖さを感じず、裏妙義の20mチムニーよりちょっと難しいかなという感じ。
鎖は岩の表面に2本あるが、そこを歩くと簡単過ぎる(しかし高度感はある)ので、溝の間を鎖無しで下りることを選択した。
筑波山の大仏岩や乾徳山の髭剃岩などで狭い岩の間を登ったり下りたりするのはすっかり慣れていたので、怖さはまったく感じず凄く楽しめた。下段は完全に垂直の部分が2mくらいあるので鎖無しでは下りられず、垂直部だけ鎖に頼ってあとはフリーで下りた。これで表妙義の難所は全て無事踏破。あとは裏妙義の丁須の頭だけだな…。

下山は東岳〜中之岳〜中之嶽神社と歩くか、大砲岩分岐から関東ふれあいの道を歩いて一本杉から県道196に出るか迷うが、もう鎖場は充分に堪能したので、のんびりハイクを選択。結果、失敗。距離が思ったより長く、水を切らしていたので辛かった。
中之嶽神社に戻ったのは16時24分。出発から9時間が過ぎていた。。

相馬岳のビビリ岩や大のぞきを通らずに、鷹戻しや二段ルンゼだけに挑戦しようとするなら、中之嶽神社に車を停めて、県道196沿いを歩いて一本杉から山に入って東屋を経由して堀切に登り、鷹戻しに向かうのが最短かな。
妙義神社から相馬岳を経由して、バラ尾根から鷹戻しに向かう縦走路は結構ハードな山行だと思われるので、季節を選んで挑戦したい。

そうそう、恐れていたヤマビルは一匹も見かけなかった。生息しているところは限られているようだ。そして山中では登山者を1人も見かけなかった。。
これから表妙義に挑戦する人は気を付けてね。。