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Yamareco

記録ID: 326072
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

初めての富士登山(1982)

1982年08月28日(土) ~ 1982年08月29日(日)
 - 拍手
GPS
24:20
距離
15.6km
登り
1,487m
下り
2,690m

コースタイム

8/28 11:30富士吉田口5合目登山口−13:507合目(泊)
8/29 2:30 7合目発−5:20-6:20 富士山富士吉田口山頂−9:20 5合目−10:50馬返し−11:50 中の茶屋
天候 8/28 晴れのち雷雨
8/29 曇り、霧
アクセス
利用交通機関:
バス
【行き】新宿―(直行バス)−富士吉田5合目登山口
【帰り】富士吉田登山道 中の茶屋ー(車に同乗)−河口湖ー(バス)−新宿
コース状況/
危険箇所等
富士吉田口 5合目より下部の道は、割と整備されて歩きやすかった。ただし登山者は皆無。
予約できる山小屋
里見平★星観荘
8/29 朝5時過ぎに山頂に到着したが、期待の展望はなく、霧雨が降るあいにくの天気。
2013年06月09日 11:53撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 11:53
8/29 朝5時過ぎに山頂に到着したが、期待の展望はなく、霧雨が降るあいにくの天気。
7合目付近から青空が見えてきた。下界も雲間から見え始める。
2013年06月09日 11:53撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 11:53
7合目付近から青空が見えてきた。下界も雲間から見え始める。
下山にかかると雲の下に出て視界が出てきた。吉田大沢を望む
2013年06月09日 11:53撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 11:53
下山にかかると雲の下に出て視界が出てきた。吉田大沢を望む
7合目の山小屋「東洋館」に早めに入る。雲が眼下に見えるのも、富士山らしい
2013年06月09日 11:53撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 11:53
7合目の山小屋「東洋館」に早めに入る。雲が眼下に見えるのも、富士山らしい
時間があるので、5合目からも歩いて降りることにした。吉田口登山道、4合目付近。深い森となっている
2013年06月09日 11:53撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 11:53
時間があるので、5合目からも歩いて降りることにした。吉田口登山道、4合目付近。深い森となっている
吉田口登山道、1合目付近。緑の木々がきれいだった
2013年06月09日 11:53撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 11:53
吉田口登山道、1合目付近。緑の木々がきれいだった
6合目付近より上部を見上げる。一面の砂礫となっており、さすが富士山だな、と思う
2013年06月09日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 11:52
6合目付近より上部を見上げる。一面の砂礫となっており、さすが富士山だな、と思う
富士吉田口5合目より出発。6合目付近までは木が生えていた
2013年06月09日 11:52撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 11:52
富士吉田口5合目より出発。6合目付近までは木が生えていた

感想

【山行No 23】

※ 東京に出る用事ができた。これはチャンスと思い、用事を終えた後で、1泊2日で富士登山をしてみることにした。
  それまで九州の、2000m以下の山しか登ったことがないので、自分としてはチャレンジだ。

8月28日(土)
 ・新宿に出て、富士山5合目への直行バスへ乗る。
  昨日、台風が通った余波か、上空は雲の流れが速い。

11:10-30 富士吉田5合目登山口(標高=2300m)
 ・ここまで車で来れるので、観光客があふれている。
  さっそく登山を開始する。
 ・6合目まではガレた広い道が続き、観光客も結構歩いている。
  時々、観光用の馬も通っており、道には馬糞が転がっていた。
12:00-20 6合目
 ・ここからいよいよ大斜面へ取りつく。ちょうどこの付近が森林限界と
  なっているようで、上の方は木も生えておらず赤茶けた斜面がはるかに続いている。
 ・急なジグザグ道をいつものペースで歩き始めるが、結構、心臓がバクバクする。
  やはり急に2500mまで高度を上げたので、空気が薄いせいだろう。少しペースを落としてみる。

13:50 7合目(山小屋群)
 ・7合目の山小屋が固まって建っているところに到着。
  時刻はまだ早いが、結構疲れているし、上部は雲がかかっているので、
  ここで宿泊することにした。宿は「東洋館」という名前で結構大きい山小屋。

 ・午後は、2段ベットに寝転び、のんびりする。
  窓から外の景色がなかなか良い。雲を眼下に見るのも、九州の山ではなかなかないことで、高山の雰囲気だ。
  夕方から混むかと思っていたが、シーズンも終わりかけのせいか、それほど混まなかった。
  夕食は、持ってきた食パン、缶詰、ソーセージで、簡単に済ます。
 ・夜になると、外はすごい雷雨となった。その中をまだ登ってくる人がいるのにも驚く。
  なんとなく寝苦しい感じで、ようやく眠りについたのは23時ころ。

8月29日(日)
 ・午前2時起床。全然眠り足りないが、周りの人もぞろぞろと出発し始めているし、
  窓から外を見ると星空がでており晴れているので、寝不足を押して出発。
  出発時、水筒にお茶を汲んでいこうとしたら、
  「ここでは水は貴重品だから」ということで有料。300円払った。さすがに天下の富士山だナ。

2:30 7合目発
 ・外に出ると、上空は、まさに降るような星空!この星空を見れただけでも感動ものだった。
  登山道を行くと、夜中というのに、すでに道は登山者でいっぱいとなっており、
  行列ができている。
  最初は他の人のペースに合わせて歩いていたが結構、息が苦しくなり、
  その後は自分のペースにして歩くようにしたら、調子良くなってきた。
 ・8合目を過ぎるころから雲の中に入った。さきほどまで星空だったのに、
  山頂部だけ雲がかかっているようだ。さらに霧雨もふりだした。

5:20-6:20 富士山山頂(吉田口山頂;3720m)
 ・9合目あたりから急登で足が重くなったが、ようやく夜明けごろに頂上に到着。
  頂上部は西から吹く風が冷たく、セータを着る。
  視界がないので、ほかの人は早々に下山しているが、自分は、少しでも晴れないかな?
  と思い、1時間ほど粘ったが、結局天気は回復せず、残念な山頂だった。

 ・下りは快調に高度を下げる。8合目付近より再び雲の下にでた。
  眺めも出てきて、下界の風景が雲間に見える。あれは河口湖あたりかな?
  途中で、今日の第一食(朝食)とする。

9:20-30 吉田口5合目
 ・ここでとりあえず富士登山は終わったが、時刻がずいぶん早いし、
  歩き足りない感じがしたので、下りは下界まで徒歩で下ってみることにした。

 ・ここから旧道の登山道に入ると、さきほどとは一転して、人影がなくなった。
  道自体はよく整備されていて歩きやすい。
  5合目より下は樹林帯となっており、名前がよく解らないが、道脇に花も多かった。
  上空は再び曇りとなり、独りだけでシーンとした森の道を歩いていると、
  少し淋しい気分にもなる。所々、打ち捨てられた小屋があるのもうら寂しい。
10:50 馬返し(1合目下)
 ・このあたりから傾斜が緩くなり、平地のみちのようななだらかな砂利道となる。
  相変わらず人影はなく、周りの樹海がシーンとしているのが少し不気味なくらいだ。

11:50 中の茶屋(標高=1200m)
 ・そのまま延々と富士吉田の街まで歩く覚悟だったが、ここでちょうど車と出会った。
  道を聞いたら、「車で送ってあげよう」と、有りがたい言葉をかけてもらった。
  平地の道を延々と歩くのに疲れていたので、乗せてもらうことにした。

12:10 河口湖町
 ・ここの駅前まで結局車で送ってもらい、感謝!
  予想外に早く麓まで下山できた。
  裏山の天上山に、ついでに登ろうか?とも思ったが、下界は暑いので、
  やはり止めにして、高速バスで東京への帰路に着いた。

 ・東京に出てから、ぶらぶらと時間をつぶし、東京駅より夜行特急「さくら」号で九州への帰路についた。

※ 登山歴2年目で富士山に登れて、ずいぶんと自信になった。
  次は日本アルプスだな! と夢は膨らむ。
 

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