田代山で湿原を歩き湯の花温泉でまったり
- GPS
- 05:35
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 867m
- 下り
- 863m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
湯の花温泉から先は10kmほどの砂利道。危険はないが車は真っ白になります。 |
その他周辺情報 | 湯の花温泉共同浴場がおすすめ |
写真
感想
先週は尾瀬ヶ原で湿原歩きを楽しんだが、今週は田代山でまた湿原歩きを楽しもうとやってきた。田代山は尾瀬と同じ国立公園内にある高層湿原で頂上一帯が湿原となっていてミニ尾瀬などと呼ばれることもある。また駐車地から標高差500mしかなく山歩きとしては比較的楽なのもいい。ただここに来るまでのアプローチが長い。10km以上の未舗装の砂利道を走ると車は真っ白になってしまった。
この林道は今週開通したばかりで駐車場はすでに満車に近い。きれいに整備された登山道に入るとすぐに青い花が目に入る。ラショウモンカズラだ。きれいだなと思って写真に納める。この先どんな花があるかと期待する。道は急だが短いので問題はない。家族連れや年配者、子供も歩いている。1時間弱で最初の湿原である小田代に
到着。ここはほんとにかわいい湿原。ただ今まで展望のない樹林帯を歩いていた目にはパッと広がったこの風景がうれしい。ちょっと休憩して目を上げればもう頂上湿原端が見えている。ここから標高差で100mほどだ。あと少し。
少しの頑張りで湿原の端に着く。突然広がる湿原とその先の雪をかぶった山々が視界に飛び込んでくる。初めてならワー!と声をあげたくなるかもしれない。白い山は会津駒と三岩岳方面だ。相変わらず雪がある。広い湿原の中にある木道に従って歩くが期待したほどに花がない。尾瀬のような水芭蕉もないようだ。ただ時折現れる池塘がだっだ広い湿原にアクセントを与えてくれている。写真をとりながら歩いていくとすぐに湿原の末端の太子堂に着く。ここから半時計周りで行けば来たところに戻るがあまりにあっけないので予定通り帝釈山まで足を延ばす。
ゆっくり歩いていけば多少の上り下りはあるものの簡単に頂上に到着。ここまで足を延ばす人は多いようで頂上は結構な人。ここで知ったのだが帝釈山には馬坂峠からのルートがありそこからだと50分でここに来られるのだ。そこから田代山を往復すると、もっと楽できそうでそんな人も多い。道理ですれ違う人が多いはずだ。あまり広くない頂上の端でランチを始めたが記念写真を撮るグループがそばでワイワイやっており余り落ち着けない。こういう山では仕方がないが、やっぱりもっと場所を選ぶべきだった。食後には地図を出して山座同定を試みる。近くの山は会津駒に三岩岳。そして燧ケ岳に平が岳も見える。その奥の雪をかぶっている山が連休に行った越後駒とその隣の中ノ岳のようだ。中ノ岳はやはり格好がいい。今度は無雪期に縦走して
みたい。
ひとしきり楽しんで帰路につくと林の中で女性が何やら写真を撮っていた。オサバグサという白い小さな花だ。この山はそのオサバグサ群生することで有名らしい。知らなかった。
その後湿原に戻るとちょうどベンチが空いておりコーヒーブレイクとする。もうここから1時間もあれば登山口なので急ぐことはない。しばし広い湿原を眺めてゆったりと過ごす。その後。反時計回りで湿原を行くとチングルマの群生地に出た。
今までも生えていたのだがここは密度が違う。後ろから来た女性が「すごい。こんなのは見たことがない」と興奮気味にしゃべっている。何枚か写真に撮るが、残念ながら群生の様子が分からない。こういうのがうまく撮れたらなあといつも思う。
下山は速い。駐車場に着いたら今日の次の目的の湯の花温泉に向かう。近所の家で200円の入浴券を購入すればこの付近にある4つの共同浴場の全て入れるのだ。浴場内は質素そのものだが掃除は行き届いており清潔感はある。熱めのお湯に入りゆったりしていると埼玉から来た人が入ってきて少しお話。やっぱりここのお風呂がお気に入りで時々来るそうだ。いい湯です。
予定通りの湿原散策と温泉を堪能しまずまずの一日となった。
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