鹿島槍ヶ岳(南峰、北峰)・扇沢から日帰りピストン
- GPS
- 08:25
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,688m
- 下り
- 2,687m
コースタイム
【全工程:8時間20分 (登り:4時間30分、下り:3時間20分、休憩:30分くらい)】
※登山口往復+南峰までなら7時間くらいか
天候 | 曇り→快晴→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【危険箇所】鹿島槍ヶ岳の南峰(こっちが主峰っぽい)から北峰へのルートは滑落注意 【温泉】大町温泉郷・薬師の湯(http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/) |
写真
感想
5年くらい前、友人二人と登ったことがある。そのときは、2泊3日という贅沢な日程で登った。当時、ここを日帰りするのは無理だろうと思っていたが、調べてみると意外とやっている人が多い。あと、距離的にはそれほど無理ってわけでもない。
ある程度鍛えてからトライするか、と思っていた。最近思ったより調子が良かったし、週末天気が良さそうなのでトライしてみることに。
天気、昨晩会社から帰るときに山を見ると雲の中。天気予報では晴れるとあったけど、本当か?と疑心暗鬼。
朝方、山に来てみるとやはり曇っている。・・・ダメかも、と思いつつ登山口を目指して車を進める。
登山口に近づくと、ところどころ青空が見え始めテンション上がる。が、駐車場が満車でどこも停められない。
5年前に停めた市営駐車場下段も、道路からの進入路がふさがれている。何とか入れないものか?と車を動かしていると、市営駐車場の奥から進入できそう。で、行ってみたら入れた。でも、誰も停めてない。良いのかな?と思いつつ停める(戻ってきたら普通に使われていて問題なく脱出。もちろん無料です)
登山口には指導員なる人がいた。他の人の登山計画を見てあれこれ指摘していた。若干、面倒臭いな、と思いつつ提出。でも「日帰り?」と聞かれただけでほぼスルー。まあ、最低限の装備はもっているし、見た目で判断されたのかも。
今回の登山ルート、登り始めが一番きつい。種池山荘までで標高1000m一気に登る。まあ、前回も経験しているので覚悟していたが、やはりつらい。しかも、大集団で登山している人たちが多く、追い抜くのが大変。登りで大集団を急いで抜くのは体力消耗する。
種池山荘までの前半は山にはガスがかかって何も見えなかったが、後半はガスが抜けて景色を楽しむことができた。やはり、山はこうでなくては。
種池山荘に到着すると、泊り客はほとんど出発したらしく、小屋の人が携帯で景色をしきりに撮っていた。最近、山の天気はあまりよくなかったのかな?
前回来たときは、この山荘の周りはチングルマがたくさん咲いていた。今年は、チングルマはほとんど無く、コバイケイソウが大量に咲いていた。小屋の人いわく、毎年違うのだとか。今年はコバイケイソウの当たり年らしい。
種池山荘から、爺ヶ岳経由で冷池山荘へ。ここが長い。ただ、行きは下りが多いのと、好天になり、景色を楽しみながら歩くことができた。
冷池山荘からは、布引山までザレ場の急登。距離自体は大したことないが、この辺りで前半飛ばしたつけで、足が重い。ただ、冷池山荘のテント場くらいからさまざまな花が咲き乱れていたので、それを撮りつつ、休み休み何とか登る。
布引山から先は大した登りはなく、鹿島槍ヶ岳頂上へ。風は多少強かったが、景色はすばらしかった。前回来たときも快晴で良かったが、今回も良い・・・というか、複数回登っている山、いつ来ても天気良い、いつきてもダメってパターンが多い気がする。リベンジ果たせてないところ多いし。
頂上の南峰まで4時間くらいだったので、まだ10時前。このまま戻っても日中の暑い時間帯なので、北峰まで行ってみることに。
北峰までは、道が狭く急。南峰までの道と比べ急に危険度が増す。まあ、この先に五竜岳方向のキレットとかあるし、当たり前か。
北峰から見た南峰はなかなかかっこよかった。これだけでも来た甲斐あったかな。
北峰から南峰に戻って、あとはひたすら下る。冷池山荘泊まりで来ていると思われる大集団とかとすれ違いながら冷池山荘へ。ここでお腹がどうにも空いてしまい、大休止。小屋の人たちの話を漏れ聞いていると、やはり今夜は泊り客が多いらしい。夏休みだし、天気良いし当然か。
冷池山荘を過ぎて、爺ヶ岳稜線沿いの戻り。ここが一番しんどかった。行きは下りで調子良かったが、帰りはそれを登り返す。ところどころで急な斜面があり、なかなかしんどい。正直「種池山荘に戻るなら、こんなに登り返さなくても良いんじゃない?」とずっと考えながら帰る。また、この稜線歩きで鹿島槍方向を振り返ると完全に雲の中に入ってしまっていた。自分が登ったのはかなり貴重な時間帯だったのか?
種池山荘まで戻ってくるとこの辺りも雲が近づいてきていた。しかも、いかにも雨が降りそうな黒い雲。爺ヶ岳周辺は木も何も無いので、雷来たらちょっと怖いな。
種池山荘からの下りは岩場が多いためか、足にダメージが来る。だんだん膝も痛くなってきて、明日の山歩きは諦めた。最近、膝に痛みが来ることは減っていた。やはり鹿島槍はアップダウンがあってつらいな。
何とか14時前に駐車場まで戻ってくることが出来た。正直、雨が降り出しそうな感じだったので一安心。夏場の行動は15時までにしたい。
運よく、自分が登っているときは好天で北アルプスの景色を堪能できた。
長い距離で疲れたが、その甲斐はあった。剱岳が間近で見える山も少ない。良い山だと改めて感じさせられた。
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