花見山 〜花と新緑の尾根を初夏のハイキング(梅雨だけど)〜
- GPS
- 02:26
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 256m
- 下り
- 253m
コースタイム
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は分かりやすく,勾配もそれほど急ではないので,初心者でも安心して歩けるコースです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
靴
サブザック
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶600mL)
地図(登山ガイドコピー)
iPhone(GPS+ナビ)
iPad mini(GPSログ記録)
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
ドローン(MavicMini)
手拭い
日焼け止め
ティシューペーパー
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感想
週末の天気予報がだんだん好転して、梅雨の晴れ間となりそうなことがわかったので、「鳥取県の山」完登に向けて、県西部の山へ出かけることにした。まだ登ったことのない山の中からどの山を登ろうかと考えて、決めたのは「花見山」、一等三角点の山だ。山の名前からして爽快なハイキングが楽しめそうだ。
「花見山スキー場」の案内に導かれて国道180号線から県道210号線上石見黒坂停車場線へ,そして111号線を東に進み,スキー場の中の狭い道を上って行った。舗装道路が終わった辺りに数台の車が停まっていたので,自分もその並びに車を停めた。頑張ればもう少し未舗装道路を登って行けそうだったし,轍もあったが,先を歩いている登山者があったので無理せずにそこから歩くことにした。
スキーゲレンデの緩斜面には黄色い花が沢山咲いていた。ぱっと見,百合のようにも見える鮮やかな山吹色の6枚の花弁のその花は,ニッコウキスゲではなかろうか。テレビの山岳番組ではおなじみの花だが,実物を見るのは初めてのような気がする。自生だろうか,移植されたものだろうか。他にも赤や紫の穂状のノボリフジや黄色いコスモス、茂みから顔を出している白いウツギの花穂など、全て自生という訳でもないだろうが、「花見山」という名を裏切らない風景が広がっていた。
スキー場リフト最上部から森の中を進む登山道が始まる。森の中には派手な花は無いが,葉の形が特徴的なミズナラやカシワ,葉脈がくっきりと窪んだガマズミなどが光に透けて美しい。後半になると,ブナが増えてくる。道端にはアザミや白い小さな花が時々見られる。少し傾斜のあるところには横木が渡してあるなどきちんと整備されている。尾根を歩いているはずなのだが,木の葉がだいぶ茂っているので,展望はほとんどない。けれども,木洩れ日の明るい森の中は気持ちがリフレッシュする。
歩き始めて45分で山頂へ到着した。山頂には休憩舎が立てられていて2組ほどの登山者が休んでいた。北北東の木立の隙間に大山山頂部が少し見えるが,距離が遠い。更に,この日は大山の山頂部は半分雲にかかっていた。それよりも,その反対方向に覗ける大倉山が,なかなか堂々とした良い風格をたたえた姿を見せていた。
休憩舎のすぐ横に半分草に埋もれた一等三角点の標石を見つけた。あまりにもひっそりと佇んでいて意識しなければ見過ごしてしまいそうだ。実はこの三角点で,私は
鳥取県の一等三角点のすべてを制覇したことになる。思えば私が山を歩き始めたのは2017年,山岳部の顧問として初めて生徒引率した洗足山で,そこが一等三角点の山だったことから,三角点が気になって,山(山ばかりとは限らないが)に登って三角点を見つけるのが楽しみになってきた。そして,4年かけて鳥取県内に15か所ある一等三角点の全てを目にすることができた。ニッチではあるが,「山歩きが趣味」の一つの成果として話のタネにはなりそうだ。
山頂でドローン(Mavic Mini)を飛ばしてみた。歩いてきた稜線を上空から辿ってみると,ああ,ここを歩いてきたんだなと実感できる。ところがバッテリー警告が出てドローンを帰還させようとしていた時に操作をミスしてドローンを木の枝に引っ掛けてしまった。高度を下げながらバックで戻ろうとしたのがマズかった。コントローラー画面に一瞬高度-4mというのが見えて「しまった」と思ったときには映像が固まっていた。幸いそれほど遠くではなさそうだったので,コントローラーの位置情報を頼りに山頂東の薮に入り込んでドローンを捜索した。GPSの軌跡が山頂から少し外れているのはその痕跡だ。引っかかっていたのがそれほど高い木ではなかったので少し木に登って枝をゆすったらドローンが落ちてきて何とか回収できた。以前もバックで帰還時にドローンを喪失してヤブコギをしたことがある。よっぽどのことが無い限り,カメラの向いている方に進まなきゃいかんと身に沁みた。
距離が短いからなのか,傾斜が緩くて歩き易いからなのか,展望が中途半端(?)に良いからなのか,悪くはない山だとは思うが,特別魅力的な山とも感じられず,真面目な優等生の山のような印象だった。今回は南側の尾根を歩いて登ってみたのだが,他にも北の尾根や北東のスキー場から登る道もあるようなので,また別の季節に別のルートを歩いてみれば,今回気付かなかった魅力を感じられる山なのかもしれない。一等三角点があるというのは私にとってはかなりのアドバンテージなので,何かのついでにまた立ち寄ることがあるかもしれない。山は行くたびに新しい表情を見せてくれるので,その時にこの山の良さに気付くのかもしれない。
花見山ドローン映像(3分25秒)
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