剱岳 雪と岩、オコジョ、雷鳥とフルコース!
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- GPS
- 14:06
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,490m
- 下り
- 2,481m
コースタイム
- 山行
- 12:34
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 14:21
天候 | ガス時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1900メートルの三角点を過ぎてから、断続的に残雪が出てくる。滑落注意。2600メートル付近の雪渓歩きは特に怖い。 |
写真
装備
個人装備 |
ピッケル
アイゼン
|
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共同装備 |
無線機
|
感想
高校1年生の次男と剱岳に行ってきた。19,20日と長次郎谷&平蔵谷で行く予定が、19日は荒天。かなりガッカリしたが、20日に早月尾根経由で登ることにした。いやらしい残雪が危険で、あまり気が進まなかったが、状況を見たい気持ちもあった。
春山装備で、ザックは重くて、気も重い。こんなので、日帰り出来るんかなと、一抹の不安を覚えながら出発。早月尾根をグイグイ登るが、汗はタラタラ。夏の軽装時とは違って、かなり辛い。体力のある息子を先頭にして、なんとかついて行った。
1900メートルの三角点を過ぎると、いきなり残雪が出てきた。アイゼンを着けると、小屋のだいぶ手前で雪が消滅。仕方ないので、アイゼンを脱着した。その後は、付けたり、外したりの繰り返しに参った。全行程で10回ほど、着脱したかも…。
2600メートル前後で、いよいよ危険箇所が連発。ルートがわからんし、トラバースは急傾斜だし、下を見ると、池ノ谷へ一直線。一歩、滑らせると、死ぬかもと思うとヒヤヒヤ、ゾクゾク。雪は緩んだところも多いが、硬めのところもあり、一所懸命、キックステップで蹴り込んだ。
この日の登山者は6,7人。だいたい4時くらいに出発して、登山も前後した。ルートがわからん時は、あーでもない、こーでもないと言い合うものの、結構、みんな違うルートを取ったり…。カニのはさみの下部では、夏道の鎖がシュルンドの下に見えるが、左の雪渓も怖いし、右の崖も行けそうにない。仕方ないので、雪渓の上を行ってみた。
緊張の続く中、突然、オコジョが現れてびっくり。登山道の岩からひょっこりと顔を出しているではないか! 人生3度目の遭遇。カメラでパシャパシャ撮ると、今度は私たちの後ろに行ったりして飛び跳ねた。ラッキー。
その後は、なんとか登頂したものの、問題は下山。登り以上に慎重に下りた。危険箇所を過ぎると、今度は雷鳥も出現。ほぼ夏毛に変わった感じだった。しばらく一緒に登山道を下ってお別れ。朝はカモシカも見えたし、運がいい。
早月小屋を過ぎて、ガシガシと下った。予想以上に汗をかき、水1リットル、ポカリ0.5リットルと少な目だったのはちょっと後悔。足がガクガクしながらもなんとか暗くなる前に下りて来れた。荷物も重いのに息子は、最後まで元気満々であった…。
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