北八ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 930m
- 下り
- 902m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 3:40
- 合計
- 8:25
天候 | 10/18:晴れ、19:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
その他周辺情報 | 諏訪湖温泉・片倉館 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
|
感想
10月18日 晴れ
君津0415-0830白駒池入口
白駒池入口0855(15)0910青苔荘0920(40)1000高見石1040(40)1120青苔荘1200(15)1215白駒池入口1220
(20)1240麦草峠1255(50)1345五辻1km手前1350(25)1415森林浴展望台1425(15)1440ロープウェー駅
1455(40)1535北横岳ヒュッテ1605(10)1615北横岳1715(5)1720北横岳ヒュッテ (計4:35)
4:15に出発。首都高の渋滞は無く、高井戸ICを6:00前に通過して深夜割引50%off適用だ。中央道も渋滞無く 、甲府昭和ICで一旦降りて100km以内の通勤割引50%off適用。再度甲府昭和ICで乗り直し、諏訪ICで降りて、茅野市内のすきやで朝食を食べた。
国道299号(別名メルヘン街道)は紅葉が見頃に色づいていた。8:30白駒池入口駐車場に到着。観光客の車で賑わっていたが、満車ではなかった。このあたりの紅葉は終わっているが、観光客は多い。
天気は雲ひとつ無いピーカン。気温は12℃でヒンヤリしているが、気持ちの良い晴天だ。
身支度をして8:55出発。国道299号線を渡って白駒池方面への遊歩道に入ると、そこは苔むして鬱蒼とした原生林になる。北八ツの魅力のひとつはこの森なのだ。
15分ほどで白駒池畔の山小屋・青苔荘に到着。白駒池と高見石の写真を撮り、高見石に向けて出発。高見石への登山道は比較的道幅が広く、傾斜も緩いので歩きやすい。
青苔荘から40分で高見石小屋に到着。小屋のテラスにもピークにも大勢の人がいる。
まずは、巨岩の積み重なった高見石のピークによじ登る。天気は引き続きピーカンだが、遠くはやや霞んでおり、中央アルプスはうっすらと見える。
小屋に戻り、テラスで大休止。コーヒーを淹れてブレイク。高見石小屋のテラスは広くて開放的で気持ちがよい。
下りは白駒荘に向かって急勾配を下る。地面が濡れているので、滑らないように気を遣う。
25分で白駒荘に到着。大勢の観光客で賑わっている。
昼食は青苔荘に「岩魚定食」を予約している。天気が良いので小屋の前の広場にあるテーブルで食べることにした。岩魚が焼けるのを待つ間、ビールで乾杯する。
5分ほどで岩魚定食が運ばれて来た。炭火焼きの岩魚は頭から尻尾まで美味しい。きのこ汁も美味しかった。
昼食後、一旦駐車場まで戻り、駐車場前から麦草峠に至る遊歩道に入る。「白駒の奥庭」を抜け、明るい森を抜けて20分ほどで広々とした笹原のある麦草峠に到着。麦草ヒュッテ前の駐車場にもたくさんの車が来ている。
赤い大きな三角屋根の麦草ヒュッテ越しに茶臼山と縞枯山が良く見えるが、西の空には雲が出てきた。
麦草峠からは大石峠、オトギリ平経由で出逢いの辻に至るルートを行く。大石峠までは木道の道を少し行った後、やや急な登りになるが、麦草峠から10分ほどで大石峠に到着。大石峠〜オトギリ平間は平坦で広々とした笹原で気持ち良く歩ける。オトギリ平からは再び樹林帯となり、涸れた沢に沿った道をしばらく行くと出逢いの辻に到着だ。
出逢いの辻を右折してロープウェイ駅方面に向かう。五辻を過ぎると木道になり、ほどなく「 森林浴展望台」に到着した。展望台からは南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプスが見渡せるが、今日はガスが出てしまい、展望はゼロ。残念だ。
森林浴展望台からピラタス蓼科ロープウェー山頂駅までは観光客用に整備された木道の歩きやすい道だ。15分ほどでロープウェイ駅に到着。
ロープウェイ駅前の広場には大勢の観光客がいて場違いな感じがする。ロープウェイ待ちの行列が駅舎の外まで続いている。
ロープウェイ駅の前には北横岳が最後の噴火をした時の溶岩流で出来た溶岩台地である坪庭が あり、人気の散策コースになっている。
ロープウェイ駅から坪庭に登り、散策コースから左に折れて北横岳への登山道に入る。
ここからはジグザグに切られた急登の連続になり、今回が山登りデビューの岩ちゃんがきつそうだ。それでも約40分で北横岳ヒュッテに到着した。コースタイムは60分なので、岩ちゃんも大したものだ。
北横岳ヒュッテはこれが4回目だが、雪の無い季節は今回が初めてだ。受付をし、通された部屋は2階の階段右側の8畳間だった。今日は我々4人と宝塚から来た親子連れの6人だ。
部屋に荷物を置き、カメラや雨具・ビールなどをサブザックに入れて北横岳山頂に向かう。
北横岳への登りはかなり急登だが、10分ほどで2,472.5mの南峰に到着。少し遅れて到着した岩ちゃんは疲労困憊の様子だ。
時間は16:15、ガスが次第に切れ始めた。すぐ隣りの北峰に行くと、ガスがみるみる下がり、快晴になって南八ヶ岳の山々が見えて来た。北峰より展望の良い南峰に戻ると、素晴らしい展望が広がっていた。下界は雲海で埋まり、山々は雲海に浮かぶ島のように見える。夕陽に照らされて オレンジ色の雲と赤く染まった山々が素晴らしい。南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、御嶽山 、乗鞍、槍・穂高連峰、蓼科山が一望に出来る。
17:05御嶽山の右側に沈む夕陽を見送って、小屋に戻った。下りは5分だった。小屋の入り口の寒暖計は3℃を指していた。
18:00からの夕食は噂通りの「すき焼き」だ。同室の6人ですき焼き鍋を囲む。肉は桜肉(馬肉) だが、癖がなく美味しい。野菜もたっぷりあり、すき焼き以外にも長芋の酢の物、きゅうりの塩昆布あえ、野沢菜などがあり、大ごちそうだ。御飯も美味しい。
食堂に全員集合しているが、今日の泊まり客は全部で20人だった。
北横岳ヒュッテの食事は、冬は寄せ鍋、春〜秋はすき焼き。山小屋ごはんとしては最高だ。
夕食後、外に出て星の鑑賞。今日は月の出が19:25なので、それ以降は月明かりで星は良く見え なくなってしまうのだ。私と徹っちゃんはカメラで星の撮影をした。私は三脚を使い、レリーズ を使ってバルブで撮影したが、徹っちゃんはレリーズを持ってこなかったので、カメラをテーブルの上に置き、シャッター速度30秒の自動で撮影。ところが、徹っちゃんのニコンD80はノイズ が少なくて、ISO1000でもほとんど目立たず、私のペンタックスK100D-Superよりずっときれいに撮れている。天の川もきれいに撮れている。さすがニコンだ。恐るべし。乾電池で動くペンタックスにこだわってきたが、ニコンが欲しくなってしまった。
20:00過ぎに就寝。疲労困憊の岩ちゃんは瞬時に爆睡。
10月19日 晴れ
北横岳ヒュッテ0520(10)0530北横岳0605(10)0615北横岳ヒュッテ0800(30)0830坪庭0840(40)
0920縞枯山0930(5)0935展望台0955(25)1020茶臼山1020(50)1110麦草ヒュッテ1155(20)
1215白駒池入口 (計3:10)
白駒池入口1235-1335片倉館1445-1500小作&おぎのや1610-2225君津
5:00起床。
朝食前に南峰に登って日の出を見ることにした。日の出は5:55、小屋の朝食は6:00だが、小屋の奥さんに頼んで、朝食は山頂から戻ってからにしてもらった。岩ちゃんは小屋で待っているとのことで、3人で山頂へ。
今日は雲ひとつ無いピーカン。オレンジ色の空と雲海に浮かぶ南八ツ、南アルプス、中央アル プス、北アルプスが素晴らしい。日の出前の山頂の気温は2℃。
八丁平にガスが流れ込み、縞枯山荘がガスに隠れていく様が見てとれる。
日の出は5:55。奥秩父方面から上った。これほど綺麗な日の出を見るのは久しぶりだ。
このとき山頂には11人が登っており、小屋の宿泊者の半数以上が来ていることになる。
日の出を見たあと小屋に戻って朝食。朝食はしゃけ、海苔、キノコおろし、みそ汁。
荷造りをして小屋の前でコーヒーを飲んでいると、宝塚の親子が下山していった。
下山前に七ツ池を見に行った。小屋から2分ほど下ったところに静かな佇まいの池があった。 初めて行くが、小さいながらとても美しい池だ。見た目には2ツ池に見えるが・・・・
8:00小屋を出発。坪庭に下る途中、下から上ってきた年配の方とすれ違った。小屋のオーナー健二さんに良く似ているので、きっと初代小屋主のお父さんだろう。
坪庭を上から俯瞰すると、溶岩流の波紋が見て取れ、坪庭の生い立ちを実感する事が出来る。 南アルプスも北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳がクッキリと見え、素晴らしい。
下りはあっけなく、25分で坪庭に到着。コケや這松などに着いた夜露が凍って綺麗だ。
坪庭から八丁平への木道は日陰になっているので霜で滑りやすく、慎重に歩かねばならない。
縞枯山荘は写真を撮っただけで、そのまま雨池峠に向かう。木道脇には大きな霜柱が出来ており 、夜の冷え込みを感じさせる。
雨池峠も休まずにそのまま縞枯山登山道に入る。樹林帯の急登だが、岩ちゃんも元気だ。
9:20縞枯山に登頂。雨池峠からの標高差は約150mだが、約25分で登り切った。なかなか良いペ ースだ。縞枯山頂は木立に囲まれていて殆ど展望が無いので、少し南下した所にある展望台に向かう。途中に木立の途切れた所からは北アルプスがクッキリと見える。山頂から5分ほどで展望台に到着。南八ヶ岳、南アルプスの展望が素晴らしい。北アルプスは縞枯山に隠れて見えないが ・・・・
展望台から一旦鞍部まで下り、茶臼山に登り返す。茶臼山の山頂は縞枯山以上に樹木に囲まれ ており、展望はゼロ。20分ほど行ったところに「中小場」という展望の良いところがあり、20人 以上のハイカーで賑わっていた。
11:10麦草峠に到着。昨日と同じベンチ・テーブルで持参したおでんを温め、ビールで乾杯をし た。私は運転があるのでノンアルコールビールだったが・・・・
12:35白駒池入口駐車場に到着。駐車場は満車になっており、昨日以上の賑わいだ。紅葉は終わっているのに観光客にも人気があるのだ。車で気楽に来られる2,100mの景勝地というのも稀少かもしれない。
下山後、まずは諏訪湖温泉・片倉館で汗を流す。片倉館周辺の紅葉はまだまだこれからだった。
温泉でサッパリした後は、小作で遅い昼食。小作のほうとうは量が多いので、2人で1杯にし ようとも考えたが、やはり1杯づつにし、頑張って全員完食した。
帰りの中央道は勝沼ICで一旦降りて、休日昼間割引(50%off)をゲットした。
勝沼ICで再度乗り直すが、相模湖東で事故があり、談合坂SAまで19km渋滞していた。談合坂で休憩しながら渋滞解消を待ったが、事故処理終了後も渋滞が続き、SAの駐車場を出る行列が1時間以上もビクともせず、結局1.5時間くらい足止めを食ってしまった。
首都高の渋滞は無く、22:30我が家に到着した。
今回は紅葉のピークは2週間位過ぎていたが、2日とも天候に恵まれ、素晴らしい山行が出来 て大満足だった。
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