【北海道の尾瀬】雨竜沼湿原〜南暑寒岳

2013年08月11日(日) [日帰り]

• GPS: 06:40
• 距離: 18.1km
• 登り: 811m
• 下り: 793m

コースタイム

（06:55）ゲートパーク登山口　　 （13:35）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↑
（07:05）第一吊橋　　　　　　　 （13:25）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↑
（07:20）白竜の滝　　　　　　 　（13:10）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↑
（08:10）靴洗い場　　　　 　　　（12:35）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↑
（08:55）雨竜沼展望台［休憩5分］（11:45）
　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↑
（10:20）南暑寒岳［休憩35分］　 （10:55）下山開始

登り3時間20分、下り2時間40分、休憩40分

天候

曇り時々晴れ、帰り道でポツポツ小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ナビでセットしたらちょっと近道を案内してくれました。ゲートパークまでは広い舗装道路になったり、狭い砂利道を何度か繰り返します。
午後から入山する人も多いので、早い時間に下山したときは、すれ違いに注意が必要です。

コース状況／危険箇所等

管理棟には管理人さんが常駐していて、500円の協力金を支払います。下山時に入山届の控えをポストに投函します。
登山道は一本道なので迷うことはありません。ヒグマの目撃情報や掘り返しなどがあるので、注意しましょう。
スズメバチがずっとまとわりついてきて、途中で退散している人もいました。
管理棟で雨竜町内の温泉の割引券をもらいましたが、サウナやジャグジーなどの施設が整っている温泉ならば、妹背牛温泉ペペル（500円）がおすすめです。
マニアックな人には、江部乙温泉がいいかもしれません。某有名芸能人が撮影の時によく訪れていたという噂です。ちなみに私の出身地ですが、一度も行ったことはありません...（笑）今度行ってみようかな。

写真

8/11 6:44

駐車場はさほど混んでいませんでした。この下にも立派な駐車場があり、100台ぐらいは停められると思います。

8/11 6:54

トイレは水洗でペーパー有り。キレイです。

8/11 6:54

管理棟で協力金（500円）を支払います。入山届は複写式で、下山後に控えをポスト投函します。

8/11 6:54

ゲートパーク。ここでキャンプできます。

8/11 6:55

ラムサール条約の看板。雨竜沼は「北海道の尾瀬」と呼ばれています。

8/12 9:42

（06:55）入山
第一吊橋までは林道が続きます。

8/11 7:03

花番号1　エゾノサワアザミ？
林道沿いには背の高いアザミがたくさん。湿原内にもありました。

8/12 9:42

空知管内は午後から晴れ予報でしたが、雲行きはちょっと怪しいかも。

8/12 9:42

（07:05）第一吊橋
前日焼肉を食べ過ぎてしまい、体が重たくて、ニンニク臭いです。(^^ゞ
歩けるかな〜。

8/11 7:13

花番号2　ヨツバヒヨドリの蕾
花の名前も少しずつ覚えてきました。(^^)v

8/12 9:42

第一吊橋を過ぎると、登山道が始まります。時々、沼巡りだと思ってサンダルで来る人もいるそうですが、やはり登山靴がいいですね。

8/12 9:43

（07:20）白竜の滝
初めて登ったときは、ここで休憩をしました。だいぶ山歩きに慣れてきたので、座って休憩するのは山頂のみになりました。

8/12 9:43

下りる道もあるので、滝を真正面から見ることもできます。

8/12 9:43

白竜の滝から少し歩くと第二吊橋です。

8/12 9:43

花番号3　マシケレイジンソウ？
林道にたくさん咲いていました。

8/11 7:33

花番号4　エゾアジサイ？
ピンク色もありました。

8/11 7:34

花番号5　サンカヨウの実？
白い花が咲いた後に、こんな実をつけるようです。

8/12 9:43

体は相変わらず重いですが、以前よりは楽に歩ける感じがします。

8/12 9:43

水辺で休憩しているパーティがいます。涼しげでいいですね〜。

8/11 7:54

花番号6　シロバナノニガナ？
他の方のレコで名前が判明しました。南暑寒岳への道にもたくさん咲いていました。

8/11 7:56

花番号7　ハイオトギリ？
黄色い花は沢山あって、覚えられません。

8/11 8:00

花番号8　コガネギク？
合ってるかな？

8/12 9:43

ここからは木道歩きです。

8/12 9:43

（08:10）靴底洗い場
湿原に雑草の種子を持ち込まないように靴底を洗います。

8/11 8:10

マナーがあります。読んでおきましょう。

8/11 8:10

時期によって咲く花が違います。エゾカンゾウが一面に咲く時期が好きかな。

8/11 8:12

花番号9　イヌゴマ？
遠くに咲いていたので、はっきりしませんが。

8/11 8:13

花番号10　クルマユリ
湿原入口にひっそりと咲いていました。　

8/11 8:14

花番号11　エゾノシモツケソウ
ピンクでフリフリで可愛いです。

8/11 8:14

花番号12　エゾクガイソウ？
どこにもピント合ってないし。(^^ゞ

8/12 9:43

花番号13　タチギボウシ
去年は8月上旬に来ましたが、この花がとても多かったです。

8/12 9:43

展望テラスで、休憩している人がいました。今日はそのままスルーします。

8/11 8:19

花番号14　イワイチョウ？
他の方のレコで名前が判明しました。いっぱい咲いてました。

8/12 9:44

花番号15　クロバナハンショウヅル？
大人っぽい感じ。セクシー系？

8/12 9:44

花番号16　紫の花
わかるようでわからない。

8/12 9:44

綺麗な青空が見えました。この日はこれ以上の天気にはなりませんでした。

8/11 8:27

花番号17　ウリュウコウホネ
もうちょっと望遠だったら良かったけどね。

8/12 9:44

花番号18　エゾカンゾウ
エゾカンゾウは少なかったです。7月がピークですね。

8/12 9:44

花番号18　緑の蕾？
これから何か咲くのかな？

8/11 8:45

湿原を半周すると展望台への分岐になります。

8/11 8:48

花番号19　シナノキンバイ？
合ってるかな？

8/11 8:48

花番号20　シュポシュポしてる花
前に利尻で見た花と似ていますが、わかりません。

8/11 8:49

花番号21　緑の蕾
変わった形の蕾がありました。どんな花が咲くのかな？

8/11 8:56

（08:55）展望台
ちょうど2時間で展望台に着きました。お腹も空いてないし、予定より少し早く着いたので、南暑寒岳まで行ってみることにします。

8/11 8:57

展望台から見た雨竜沼湿原。天気が微妙。

8/12 9:44

南暑寒まで行くのは、初めてなんです。初めての道はドキドキしますね。

8/12 9:44

だって、こんなに鬱蒼としてるんだもん。眺望もないし、お花もあまりないです。

8/12 9:44

なだらかな道です。だからといって速足になるわけでもなく、ノロノロ歩行中です。

8/11 10:15

お花畑が広がりました〜。今日は明るくていつもより高いレンズ持ってきたのに、白トビして伝えられない。（笑）

8/11 10:15

花番号22　チシマフウロ
合ってるかな？

8/12 9:44

花番号23　ハクサンチドリ？
元気なさそうなのが多かったですね。

8/11 10:20

先に暑寒別岳が見えますが、雲が多くてスッキリは見えませんでした。残念。

8/12 9:44

三角点っていうけど、目印は四角か丸だよね。そういう意味じゃないか〜。

8/12 9:44

（10:20）南暑寒岳
着いた〜！変化のない道だし、蒸し暑くてダラダラでした。
暑寒別岳まで歩けば楽しそうですが、今日はここまでにします。

8/12 9:44

誰も来ないので、自分撮り。わかる人にはわかる、スッピン＆髪ボーボー。

8/11 10:39

山頂カフェ。今日はカップ＆ソーサーを持ってきたので、コンビニでチーズケーキ買って来ました！

8/11 10:53

（10:55）下山開始
雲行きが怪しくなってきたので、そろそろ引き返しましょう。今日はストックなしで下山してみます。

8/11 11:13

雨竜沼が遠くに見えます。ヒグマが心配なので、お気に入りの曲をかけながら急ぎ足で〜。

8/11 11:45

（11:45）展望台
展望台に着きました。展望台は混んでいたので、スルーしました。

8/11 11:55

「南暑寒まではどのぐらいですか〜？」と大きな声で聞かれました。

8/11 12:16

青空が出てきたけど、一眼レフはザックにしまったので、スマホでパチリ。

8/11 12:22

ここには、大小700以上の池塘（ちとう）と呼ばれる沼が点在しています。

8/11 12:26

展望テラスに立ち寄ってみました。さっき登っていた南暑寒岳や暑寒別岳が見えます。

8/11 12:33

（12:35）靴洗い場
これから湿原に入る人もいます。湿原を1周すると4キロ（1時間）ぐらいかな？

8/11 13:12

（13:10）白竜の滝
人がいっぱいいました。かなり気温が高かったので、気持ち良さそうです。

8/11 13:23

（13:25）第一吊橋
この先は林道です。遠足はそろそろで終わりです。

8/11 13:33

（13:35）下山
南暑寒岳から2時間40分（展望台から1時間50分）で下山しました。18キロほど歩きましたが、木道と平坦な登山道歩きが長かったので、さほど疲労はないです。

撮影機器：

NIKON D50 NIKON CORPORATION

SOL22 Sony

感想

dominon

その日登る山は事前に決めていることもあるし、お山に呼ばれるような感覚になることもありますが、今回はなかなか決まらなくて、朝目が覚めた時に決めようという感じでした。
今年まだ行ってない旭岳方面や十勝岳方面の天気もパッとしないので、やめようかな〜という気分でしたが、4時半にハッと目を覚ましたときに「雨竜沼！」とひらめきました。家からも近いし、お金もさほどかからないし、今年まだ行ってなかったので、ササっと支度して出発しました。雨竜までは近いけど、そこから登山口まではかなり長いです。

登山を始めるきっかけになったのがこの雨竜沼です。それから毎年訪れていますが、今回は南暑寒岳まで足を延ばしてみることにしました。

【良かった点】
前日に暴食してしまい、かなり体が重かったので、のんびりペースで歩きましたが、タイムは今までよりも短くなりました。2年目からはストックを使っていましたが、今回は登り＆下りともストックなしにしましたが、全く問題なしでした。「あると便利なものは、なくても困らない」ということかな。ストックがなくなったので、いつもよりも明るくて重いレンズを装着して行きました。

【悪かった点】
突然思いついたので、南暑寒別までのルートの情報収集や地図を準備していませんでした。管理棟にあるパンフレットだけを持っていきました。そのパンフレットには、湿原に咲く花などは書いてありましたが、南暑寒別や暑寒別岳までのルートについては、標高と参考タイムぐらいしか書かれていませんでいた。ただでさえ方向音痴なので、初めて歩くコースはしっかり下調べをしなければいけないなと思います。反省。

【食料・行動食】
水1.5リットル、クエン酸330ml、予備の水330ml、おにぎり2個、チーズケーキ、カロリーメイト、ゼリー飲料、ようかん、くるみ黒糖、干し梅、ブドウ糖、ドリップコーヒーなど。お腹が空かなかったので、山頂までは水分とゼリー飲料のみで間に合いました。蒸し暑かったので、水分はかなり減りました。もう少し水分のコントロールができればいいなと思いました。

【全体を通して】
山と空と雲が好きなので、お花にはさほど興味はありませんが、雨竜沼は毎年訪れたい場所です。木道を歩いているときは、時間がゆっくり流れる気がします。平坦なところはもう少しペースを上げたいところですが、私は徒歩が遅いので、ダラダラ歩きになっていまいます。ほんの数年前はキツイと思っていた登山道が楽々歩けるようになってきました。呼吸法の練習をしていますが、意識しないとすぐに忘れますね。

お花の名前も少しわかるようになってきて、スラスラ答えられることもあるし、なかなか出てこないものあります。何だかテストをしている気分になりました。（笑）

コメント

old_higuma

レンチャンですね。
先週の雌阿寒岳、羅臼岳、斜里岳に続いて、
今度は南暑寒岳ですか。
バイタリティには感服します。

次も楽しみにしています。

追伸　蕾かな？　
は2箇所とも種子のような気がしますが、
確信はありません。北海道の花は7月に咲こうとしているようで、
それを過ぎると、次の準備にかかるのではないでしょうか？

dominon

old_higumaさんへ
コメントありがとうございます。あれは蕾じゃなくて種子なんですね。なるほど〜。

もう少し涼しくて、天気がよければ暑寒別岳（増毛富士）まで行こうかと思っていたんですけど、天気も怪しくなってきたので、南暑寒岳までにしました。

今年はまだ近くの大きなお山に行ってないし、気になるお山もあるので、体調を整えて、天気のいい週末を狙おうと思います。

atomic

雨竜沼湿原！
毎週、北海道の山を満喫してますね〜！
うらやましすぎです！

雨竜沼湿原〜南暑寒岳、私も山登り始めた5年ぐらい前に一度行ったことあります！
当時、新車だったのに、あんな長い砂利道があるとは知らずに
泣きながらゲートパークまで向かいました(笑)
湿原展望台から南暑寒岳に入ったとたん人の気配がなくなり、
ヒグマがすごく怖かった記憶あります。

こんな高地に突然ひらけて、キレイな湿原があるなんて
神秘的な場所だなって思いました。

私も花はキレイだな〜とは思うけど名前はさっぱりで、
青空と緑と山と残雪のコントラストが好きです。

dominon

atomicさんへ
コメントありがとうございます。あの砂利道は長くて本当に嫌ですね。

湿原を一周する人はたくさんいますが、南暑寒岳への道は人が極端に少なくなるし、鬱蒼としているのでヒグマが出てきそうでヒヤヒヤしていました。天気も良かったし、お花が咲いている時期に来られて良かったです。

今年の目標にしていたテン泊もまだなんですが、天気の良い日を狙って行きたいと思います。