大熊谷右岸支流(標高1188m地点の150m東北東に突き上げる谷)
- GPS
- 11:52
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,527m
- 下り
- 1,555m
コースタイム
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 11:57
天候 | 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
※溯行図、後日どこかにup予定
●経緯
大熊谷の奥のほうの支流は去年も一人で入ってたが、まだまだ入ってない谷があり、時間あれば行ってみようと思っていた。できれば、泊りで、絵馬小屋谷側も絡めていこうと思っていた。
この週末は、越百川予定で関東の人や所属山岳会への入会検討中の人などと行く予定にしていたが、予報がいまいちやし、結構遠いし、交通費と時間をかけて雨やったら嫌やなという思いにヤられ、やめにした。で、直前のgov予報では、土日、紀伊半島はそんなに降らなさそうやし、金曜正午前の予報では、どちらかといえば土曜がよさげやったので出撃しようかと。で、前からスティーブンセガワールド様から「大熊谷いってみたい」と連絡をもらってたので、声かけると一緒に行くことに。
●出発まで
22時過ぎに武庫川団地近くのコインパーキングでスティーブンとランデブー。交通費的にメリットの出るスティーブン号1台に乗り合わせて阪神高速湾岸線鳴尾浜ICに向かうが適当に行ってたらグルグル回ってたw
湾岸線→大和川線 のルートは初体験。あっという間に南阪奈に入り、橿原のオークワで買い出ししてから いつもの波瀬駅で宴会後 前夜泊。設置済みテント下のベンチの上に銀マットひいて寝た。ビール1缶とペットボトルコップの焼酎 黒霧島25°を呑んだが多過ぎた。次回からは もう少し減らそう。
5時前に起きて、大熊谷の林道奥で終点。着替えてるとスグに蛭ちゃまがjoinしてきた。準備ゆっくりしてスティーブンお待たせして7時前に出発。この時、スティーブンは呼子を車に忘れたらしい。
●山行メモ
・大熊谷本流崩レ俣谷出合林道終点→三滝谷出合
「雨が降らなければラッキー」くらいに思ってたが、まさかの晴れ。晴れたら気持ちいい。ある程度 林道を辿り、林道が川から離れる、広場っぽくなってるところから入渓。
水は冷たくない。魚影はあまり見なかった。
すぐに三滝谷出合に。
俺は三滝谷の大滝を見に行ったが、スティーブンは下で待っていた。
・三滝谷出合→大熊谷本流標高630m飯場跡
スティーブンに「ゴルジュ突っ込む?or 杣道でゴルジュ巻く? 巻いたほうが時間的には早いと思う」と訊くと「ゴルジュ巻く」を選んだので、杣道を辿る。
しばらく上がって、トラバースして、少しくだって、でもそっから先いけず、少し戻って、少し登ってトラバースして、やっぱ行けず、で もっと上に上がって、樹林帯をトラバースして、そろそろええやろってとこで下って、幅広杣道に出て、でもそっから先も2ヶ所ほど杣道くずれてて、見覚えのある飯場跡につくまで、1時間40分ほどかかった。汗だく。なんかもう既にヤリきったかんあったか。少し休憩。
・大熊谷本流標高630m飯場跡→枝谷溯行→登山道のある稜線
飯場跡から200mほど杣道をバックして下流側に戻り、そこから谷底にズルズル降りる。川沿いを下降し、大きくて水量もあり、迫力満点の25m滝と35m滝が2つ連なるところで、左岸側から懸垂下降で降りる。1段おり、もう1段おりた。写真など撮り、下側の25m滝の滝つぼまで降りようと思っていたが、それ以上おりるとなると、懸垂ロープが浮石に圧をかけてしまう状態になるので、中断して登った。
そっから先は、スティーブン提案の本流を渡って出合の35m滝(2つ連なる滝の上側の滝で、支流の滝)の滝下に行きましょう、ということで、念のためロープを出して、15m1ピッチトラバースで滝下へ。
上側の35m滝は右岸側のルンぜから巻いた。1〜2歩ぶんだけトラバースで嫌らしいところがあった以外は簡単に巻けて、25m滝落ち口の1つ上の小滝の途中あたりに出た。
そこからは基本 癒し渓。シャワークライムを楽しめるような小滝も幾つかあった。ゴーロやガレ、ザレ、伏流になってるところなどもあった。植林はなかった。だいぶ上で異様に獣臭のきつい場所があったが、鹿の死体も猪も熊も見かけなかった。
途中で右岸側の支稜に取り付き、少しの歩きで登山道のある稜線着。スティーブンと はぐれないようにという意味合いで呼子を時々ならした。待ってると蚋の類が全員集合したみたいで50〜100匹ほどにたかられながら待つ。顔は防虫網のおかげで刺されなかったが手首の露出箇所を噛まれたりして少し痒かった。
半時間してスティーブン着。バテてしまったようで そのまま横たわって少し休憩。
・登山道→杣道稜線→林道→大熊谷本流崩レ俣谷出合林道終点
暫くは防虫網を被ったまま歩いたが暑くなって脱いだ。この登山道は前にも通ったことがあり、虫に追いつかれないように景色を楽しみながら歩く。時々スティーブンを待った。登山道で一か所、虎ロープが鈴なりになってる大岩があり、「これあかんやつやろ」とか文句をゆってう楽しみながら降りた。その後、登山道から離れるところは出だしが分かりづらかったが1年前にも通ってる。
暫く歩き易い稜線で、その後、1年前は稜線の北側のガレを下っておりたコルを過ぎる、と、とたんに道が分かりにくく、稜線上の大岩を巻くにしても これどっちやねんと分かりにくいところがあり、行きつ戻りつ、楽しみながら辿り、地形図上の標高707m地点を過ぎ、次の二又を右の稜線を選び、150mほど東進すると道は歩き易く分かり易くなり、そこから若干 傾斜の増した尾根道を辿ると稜線上まで伸びている林道終点に着いた。これは去年、渋ちゃんからブログコメントで教えてもらい、GoogleMapの航空写真でも確認した林道。憧れのハワイ航路ならぬ、憧れ?の林道である。
林道終点でスティーブンは暫し仮死状態。でもまだ駐車地までは歩かねばならぬのだよ、と、心を鬼にして、スマホに入ってたロッキーのテーマを再生すると、不死鳥の如く蘇って小走りなくらいのスピードで歩き出したスティーブセガワールド様。
最後のアスファルト舗装の川沿いの林道の緩やかな登りが地味にキツかった。
●阪神⇔大熊谷 旅程
7/9
21:15 西チベ自宅発
22:10 鳴尾浜付近のコインパーキングから1台に乗り合わせ
23:00-23:10 橿原のオークワで買い出し
24:15 波瀬駅で前夜泊
7/10
4:50 波瀬駅発
6:00 大熊谷林道終点
沢登り お楽しみタイ厶
19:00 大熊谷林道終点発
21:40 鳴尾浜付近のコインパーキングで解散
22:00-22:30 餃子の王将でテイクアウトと少し車内で食べたり
23:00-23:17 家の近所のコンビニPで仮眠後 缶ビール購入?
23:20 西チベ自宅着
●総括
懸案の谷を溯行できて良かった。雨も降らず、ラッキーやった。
おにやんま君の評価が出来れば なおよかったか?(持ってないけど)
スティーブンセガワールド様におかれましては、かなり懲りたと思われるが、機会が合えば また行きましょう!
●山岳部楽天モバイル電波状況
稜線上では、ほぼ4Gデータ通信可能な状態だった。twitter投稿などで評価。
●おまけ
沢登りの道中でスティーブンセガワールド様から「よぼよぼになって あと一回だけ沢いくとしたら どこいく?」とか なんか他の言い方でも、要は遠回しな言い方でオススメの谷を訊かれて、当たり障りのないように返事したが、正直なところ、「こっちの谷のほうが あっちの谷より良い」とか そうゆうのは無い。強いて言うなら 行ったことのないところに行ってみたい ただそれだけ。…にも関わらず「関西人なら must go」ってゆうのは2ヶ所ほど伝えたw
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