東黒沢〜ウツボギ沢(PW2nd)
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- GPS
- 14:10
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,425m
- 下り
- 1,403m
コースタイム
天候 | ピーカン 最高気温(東京/新潟)34/32 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
土日が好天であるせいか、ステビしている人が自分たちの他に3.4人いた。 朝起きたらさらに4人ほど増えていてびっくりした。(車で来た人?) |
コース状況/ 危険箇所等 |
少し増水していた気がする。 |
写真
感想
メンバー:72代沢隊全員
グレード:一級上
使用トポ: 日本の銘渓64? 藤沢山の会作成の遡行図(ウツボギ沢)
装備:ラバーソール(ナメのヌメリが多かったのでフェルトの方が良かった)、20ロープ(ハナゲの滝)
※ウツボギ沢1230m付近の2段15×20m滝を直登or左岸高巻するなら30 mロープが欲しいかも
主旨:夏合宿へ向けた訓練山行
評価:もう一度来たいとは思わない
〈記録〉
【1日目】
いきなり入渓点で迷う。駐車場から30mほどの分岐では、橋方面でない右の道を選ぶべき。少し進むと自然と河原へ出る。さらに15分ほど踏み跡を辿れるらしいが、合流点前にも2つほど滝があるので、河原から入渓したい。
ハナゲの滝は少し水量が多かった。自分と藤田は右岸をへつり気味に突破。一応落ち口の残置ハーケン(一枚のみ)に20ロープをフィックスし藤田をフォローした。他は同じく左岸の巻道を利用。
その後は難しい滝もなく、ずっと歩いていた感覚。景色は綺麗だったので縦走的な楽しさはあったが、沢登りとしては物足りない。また、かなり人が多いため、後続パーティが気になることが多かった。
つめあがりでは一度違う支流に入ってしまう。約1190m地点の遡行図に記載されていない支流との分岐を、1200m地点の右岸に流れ込む支流との分岐と間違えてしまい、15mほど登ってしまった。後続の方々にも混乱を与えてしまった。gps でも少しわかりづらかったが、素直に水量の多い方に進めばよい。
丸山乗越付近では50mほど背丈高の笹藪を漕ぐ。適当に北北東に進めば沢にぶつかる。
ウツボギ沢出合から少し下降し、宝川出合手前の左岸にある少し小高いところで幕営。焚き火跡多数。タープとテントを張ったが、タープの日陰は狭すぎたし、テントは暑すぎた。タープやフライ、ビニシなどを繋げてでっかい屋根にすればよかった。自分含めた3人がテントの中、他はシュラポンで就寝。フライを張っていなかったため、朝露でびしょびしょだったが、寒くもなく虫もおらず快適だった(シュラポン組は相当寒そうにしていた)。外に干していた雨具とヘルメットが濡れていて不快だったので、就寝時はテントの中に入れるべき。沢靴と軍手は濡れてても嫌じゃないので外でよし。
【2日目】
12:39土合発の電車に乗るため、3時起床4時半出発(実際は10分ほど遅れた)。
順調に進むかと思いきや、1230m付近の二段15×20m滝で手こずる。最初左岸を直登し、上部のトラバースでリード登攀を試みたが、自分には怖かった。トラバース地点手前のルンゼを少し上がり、高巻けないか見てみたりもしたが判断がつかなかった。突っ込んだら行けそうではあったが、①藪が少し濃くてロープが使いづらそうだったこと、②落ちたら重大な結末になりかねない場所で、藪漕ぎを含む高巻きの経験がなかったことを理由に諦めた。高巻きの技術と経験の少なさを痛感したため、経験豊富な方と沢に行き技術を吸収したいと強く思った。
結局下まで降り、右岸の踏み跡らしきものを辿って高巻いた。足場はかなり悪いため、立木に体重をかけながら登る。平坦な場所まで出ると、沢へはロープを使わず下りることができる。合流地点は標高1250mの1376Pの真南だった(落ち口より30mほど上流側)。
その後は大したことない滝が続く。
ツメでは、最後の分岐を間違い、支流を詰めあがってしまった。そのため上部で笹を漕いでトラバースし、登山道と合流。無駄に標高を稼いでしまった。
遡行が終わり、隊全体の空気が少し緩んでいたためか、白毛門山頂付近の岩場で高橋が転倒し5mほど滑落。右眉の上を2cmほど切ってしまった。流血していたため、三角巾とガーゼで止血。流血量は意外と少なく、圧迫止血すると気分が悪いとのことだったので自分で抑えさせた。足が少し震えていたが、ショック症状の兆候もなく、体調も悪くなかったため、自力下山を選択。時間はかかったがなんとか安全に降りてくれた。
土合駅にタクシーを呼んでいたためその足で病院へ。4針縫う大怪我だった。
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