盛夏の父子3人・日光「隠れた名山」ツアー(大真名子山〜小真名子山:梵字飯場よりロング周回)
- GPS
- 10:47
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,274m
- 下り
- 1,258m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 10:46
天候 | 快晴、午後一時曇り(夕刻、にわか雨あり) |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大真名子山直下、岩場混じりの急登続き(千代返し:鎖・ハシゴあり)、落石・スリップ注意 ・大真名子山頂手前の岩峰ピーク(三笠山神)+山頂先のガレ場上縁通過ポイント、眺望良いが足元注意 ・小真名子山→富士見峠の下降路、殆どが崩壊の進むガレ場の中を下る悪路、スリップ・落石要注意 ・本コース中、天然水の補給できるポイント皆無、夏場は十分な水持参のこと |
その他周辺情報 | 中禅寺温泉に日帰り入浴可能なホテル等何軒かあり(我が家は国道沿いの案内幕に引き込まれ、レイクサイドホテル日光にて入浴:大人650円、夜10時まで営業[水曜定休]/硫黄分の強い温泉気分満点の内風呂あり、洗い場は狭め、露天風呂ナシ) |
写真
装備
備考 | (消費水分量)PETボトル×4本(500ml:午後ティー&ソルティライチ各2本)、ポリタン水約3.3函複蛙佑婆鵤沖半暖)、ガッツギア×3 |
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感想
コロナ禍の長期化と相次ぐ変異種の襲来で、東京の「緊急事態」は日常茶飯事となり、小生も「巣ごもり生活」が続いて山歩きは5月末以来のご無沙汰。テレワーク太りも加わって、いつしか自身の身体が “緊急事態” の状態に…。関東の例年より早い梅雨明け宣言に居ても立ってもいられなくなり、当方同様にここ最近運動不足が顕著な2人のムスコ達に声を掛け、感染者が未だ少なめの栃木・日光エリアのマイナーな「隠れ名山」にターゲットを定めて、土曜夜から東北道を疾駆して出撃します。
歩程のかなりの長さから、当初は出発予定地の梵字飯場から林道を志津乗越近くまで車で上がれないかと目論んでいたものの、午前5時過ぎ時点で既に出発地の駐車場には多くの車とハイカーが集結。地元車の割合はおよそ半分といったところですが、皆さん既に出発の支度をされており、工事関係者以外はとても車で更に林道奥へと進入できる雰囲気はなく、諦めて親子3人で退屈な舗装林道歩きを開始します。天気明朗、梅雨明けの青空が目に眩しい割にまだ気温も低く、小鳥達の朝のさえずりを心地良く聞きながら、思ったより快調なペースで登山口の志津乗越に到着。多くのハイカーが男体山や太郎山方面へと向かう中、我々一行はここから大真名子山目指し、マイナールート感満点の本格的な山道に入ります。
ここから先のコース詳細は本文写真キャプション記載の通り。大・小真名子山の登り下りは想像を遥かに超えるキツさなるも、両山頂付近からの北関東〜東北方面の素晴らしい山岳展望に、日頃どれが何山だかほぼ無頓着なムスコ2人も思わず「スゲー!」と歓声を上げるほどでした。マイナーコースのチョイスが幸いし、途中出会った人類(ハイカー)も僅か5-6人、マスク着脱の煩わしさからも解放されたのは有り難い限りでした。しかしながら、本日の本当の「核心部」は小真名子山から先、果てしなく続くと思える地獄のガレ場中下山路、更にその先のこれまた果てしない林道歩きでした。それでも気力を振り絞って10km強の変化に乏しい林道をハイペースでクリア、夕方の通り雨に降られながらも、何とか疲れた両足をひきずって出発点の駐車場に帰り着き、3人で「よく頑張った!」とグータッチし快哉を叫んだのでありました。
その後、三本松の園地でようやく文明社会に復帰、ペットボトルのジュースをガブ飲みし、観光客も疎らな竜頭の滝でプチ観光。飛び込みで入った中禅寺温泉のホテルでお楽しみの日帰り入浴後、出発後僅か5分、いろは坂の下りに入る前からムスコ達は早くも爆睡状態…。この日の行程のハードさを物語ってますが、小生自身も迫り来る筋肉痛や睡魔の足音と闘いつつ、帰路も渋滞知らずの東北道を疾駆。途中、レストラン等が軒並み閉店となる首都圏に入る前に、栃木県内の佐野SAで手早く夕食を済ませ、日曜のロングツアーにしては思ったより早く、午後10時前に首尾良く自宅へ帰り着きました。
今回のハードツアー完遂で、ムスコ2人の岩場・鎖場歩きや森林限界より上の高山帯、そして林道含むロングコースへの耐性も一応確認でき、密かに計画中のお盆前の北アルプス父子ツアー決行にも、どうにかメドがついた感じがします。他方、五輪直前にも拘わらず感染急拡大に歯止めのかからぬ首都圏の状況が、今後長野県はじめ山岳エリアに拡がる可能性も否定できず、果たして人数制限付きで営業再開した小屋を使い、泊まりがけのアルプスツアーに出かけられるかどうか、全く予断を許さぬ状況です。ともかくも、「神は自ら助くる者を助く」のコトバ通り、気力・体力の強化や必要装備・関係情報の準備だけは抜かりなく進めておこうと思います!
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