剱岳 早月尾根ワンデイ
- GPS
- 12:21
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,449m
- 下り
- 2,430m
コースタイム
早月小屋 6:05着 6:20発
剣岳山頂 9:12着 10:25発
早月小屋 12:15着 12:45発
登山口 15:30着
天候 | 概ね晴れ 下山時多少下り坂 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
憧れの剣岳。
去年、北の核心である槍に登ってから次はここと見定めていた山。
この夏にチャレンジできました。
師匠の助言に従って、出発は午前3時。満天の星空を眺めながらの出発。
とはいえ、未だ歩いたことのない登山道をヘッドライトの明かりのみに
頼って進むのは心もとない。いざ取りついてしまえば分岐のないルートで
あることは、頭では分かっていても、最初の1000m標識に出会うまでは
不安な登山。
一時間ほど進んだあたりから、先行者を徐々にパスする。
スタートから2時間程までは快調に進むが、その後は徐々にペースダウン。
その頃、初めて後続者に抜かれる。記憶に残る後ろ姿は尋常でない足の太さ。
そういえば、馬場島までの車道で抜いた記憶有り。
徐々にペースは上がらなくなり、早月小屋を遠景で見たところから
実際に着くまでが本当に長かった。
着くとそこにはしばらく前にパスされた件の方が、小屋の方と談笑される
姿あり。すぐに出立されたが、その後小屋の方から、現役の山岳救助
隊の方と聞かされる。0時に滑川の自宅を徒歩で出て、剣〜立山を経由して
徒歩で自宅に帰る24時間コースとのこと。ただただ驚く。
しばし休憩の後、山頂を目指すも相変わらずペースは上がらない。
気持ちは、体力を消耗しすぎて来るべき核心部分の通過に必要な
気力体力を失わないように、のその一点。
幸い、早出のお蔭で暑さによる体力消耗はない。
しかしやっぱり、前半のトップスピード登山での消耗で思うように
高度は稼げない。3時間を超える山行でのパフォーマンス向上が今後の
課題だと思う。
上部に近づくにつれ、鎖場での下山者と行き交う待ち時間が徐々に増えるが、
難易度的には心配していたほどではない。核心のボルトを足場にする
部分も難なく通過。
感じとしては、早月小屋からの上部2分の1では頻繁に鎖場が現れますが、
経験あれば鎖なくても通過できる部分がほとんどだと思います。
むしろ、進路案内としての役割が大きいと感じました。
ということで、後半はかなりヘロヘロになりながらでしたが、なんとか
6時間ちょいで頂上到着。師匠の助言通り、9時過ぎの頂上からの眺めは
筆舌に尽くしがたい絶景でありました。
飯を食う場所が頂上にあるかも心配していたのですが、思いのほか
広さがあったのでのんびりカップめんを頂くことができました。
腹を満たしてのち、元来た道を辿りますが、思ったよりも疲労は
重く、なかなかペースが上がらないまま早月小屋到着。
コーラも買って少し長めに休憩。
その後は、大きな立山杉を片っ端から撮りながらのんびり下山しました。
肉体的な疲労は半端なかったですが、また一つ夢を達成できました。
山頂で晴れに恵まれることも、3年ぶりだったので記憶に残る1日と
なりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する