夏到来 宝川ウツボギ沢 - 東黒沢から周回
- GPS
- 10:05
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,557m
- 下り
- 1,515m
コースタイム
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 10:05
天候 | 梅雨明け 大快晴 灼熱 湯沢33C° 700hPa北西から微風(雷の漂流方向に影響します)南東に湧いた入道雲は運良く来ず https://tenki.jp/past/2021/07/18/chart/ https://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=aupq78&cat=e1 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東黒沢は昨年9月(前回)とそれほど変わっていません。ただ倒木が増えた様子。ヒョングリ滝2段7mは定石で左岸から取り付くのですが横倒しの水没ブナが煩いです。水量は前回より少し多い程度でした。 ウツボギ沢は初だったので昨年比較はできませんが、綺麗な癒やし渓でした。歩き主体で滝もナルミズ沢とそう変わらなかったです。小滝を源流まで楽しめました。詰めの藪漕ぎは100mほど。東黒沢から周回すると結構長い(10km遡行)ので、泊まりの方がゆとりを持てます。幕営スペースは丸山乗越からの小沢を下りきってナルミズ沢合流点、広河原に数張り可能。 両沢とも結構ヌメりがあってフェルトソールなら楽だろうなあ、と思う箇所が多かったです。前回は特に感じなかったのでタイミングによる?のかも知れません。 それと恐らくヤマウルシの類かと思うのですが、半袖だった両腕が草かぶれしました。巻きはヤブなので気になる方は腕カバーした方が良いかと思います。ブヨアブは少なめ。 東黒沢〜ナルミズ沢は過去レコに詳しく書いてます https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2592645.html |
その他周辺情報 | 「源水吟醸 谷川岳 永井酒造」サンモール水上店で一升瓶買い |
写真
装備
個人装備 |
30mロープ(未使用)
テープシュリンゲ使用
mont-bellサワタビ
ほか沢装備
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備考 | 「Shot on BV5900 powered by Blackview」マークが全写真に入っておりご容赦下さいmm 経緯は感想にて。 |
感想
白馬にでも住んでれば夏は爽快な稜線ハイク...が越後の夏山は大体2000m以下、ひたすら暑い^^; その代わりに沢には独特の明るさと開放感があって、沢やらない手はないです。夏冬ナルミズ沢が良かったので、同じ宝川水系のウツボギ沢もきっと良いのではと思い日帰りで行ってみました。
寝坊して6時半過ぎに東黒沢入渓。ハナゲの滝を過ぎ右岸をそのまま進む。今年の沢初めでへつりがちょっとぎこちない。前回は9月の遡行でしたがその時よりヌメリがあり、アクアグリッパー(ラバー)が効きづらくて時折枝やブッシュを鷲掴みしてバランスをとる。卵岩の下の急流をシャワー浴びて登り、振り返ってカメラのスイッチを入れると、
嘘でしょ...壊れた(号泣)
電子機器はBCスキーならホッカイロ、沢登りならジップロックに入れてるのですが蓋の締めが甘かったらしく、水滴が。GPSログ用のスマホはこういうのに備えてタフネス使ってますが、流石無事でした。仕方なくバッテリー残量見ながら撮ることに。そして「Shot on BV5900」の最悪ロゴが全てに入っていたのでした。。。
前回の身体記憶もあって東黒沢遡行自体は問題なく進み、10時丸山乗越へ。ここで水系が変わり小沢を下ります。一箇所前回に難儀した小滝のクライムダウンは今回も10分タイムロス。沢下りは苦手、時間が読みにくいですね。空は強い高気圧圏内の下降気流で雷は抑えられる構図なので、進みます。
ウツボギ沢に入渓。すぐにあー、これはナルミズ沢的だなあと思える開放感というか、明るい癒やし渓相になり来た甲斐あったと思いました。快晴の夏空の下でエメラルドグリーンが一層鮮やかに。やはり奥利根は良いです。今日は入渓者も少ないようで誰にも会わず。やがてV字ゴルジュが現れて深いかな、と思いきや膝以下で楽々通過できました。その先20mほどの長いナメ滝を登っていくと早速大滝が出現。左岸からまっすぐテラス状の所まで滝の右側を這い上がると、右手いかにもな窪があったので巻きと分かって入る。少し登ってから左手にササを漕いで行くと落ち口にちょうど着地成功。
その後も次々と瀞、小滝、滑滝と繰り返すのですが直登できる滝の連続で、それらにさえ親切に巻きがついている様子。セミになるような難所が出てくる気配は全くなく、ソロだと常に不安材料は頭にあるものですが、ウツボギ沢は安らぎと安心感で払拭してくれました。沢を3本つないだこともあり大分疲れたなあ、と思った頃に笠ヶ岳が現れて源流へ。二俣どちらも登れそうですが左へ詰め上がり、水が枯れた凹となって頭上に笹が被さってくる。このまま藪漕ぎなしで行けるかも、と思ったら甘かったです(笑)背丈を超す蜜ヤブに突入。前進すると酷い押し返し。しかもサウナ状態。わずか100m程の距離でしたが息絶え絶えになり登山道へ躍り出ました。
時間も押してるので土合へ直帰。白毛門を越える途中では登山者に会いましたが皆バテた様子、いや本当に炎天下ですよね。そして気になっていた東の入道雲が爆発。雷鳴が聞こえるので足を早めるも逆にペースダウン。沢足袋で硬い岩の上を長時間歩くと疲れるのもありますが、下りバテはどうも癖になっていて直したい課題です。ともあれ晴天のまま下山しました。
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BV5900ですが、邪魔で最悪な透かしロゴさえ消せれば晴天時のカメラ写りは悪くない...というか良いかも(笑)もし設定で透かし消せたら沢登りの今後はもうこれにしようと思います。タフネススマホなので水没しても吹雪いても壊れません。
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