【最北端の百名山】利尻山_鴛泊から12時間の日帰りピストン

2021年07月19日(月) [日帰り]

• GPS: 09:51
• 距離: 14.5km
• 登り: 1,719m
• 下り: 1,540m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:35
• 休憩: 3:15
• 合計: 11:50

4:08 利尻島ファミリーキャンプ場ゆ〜に
4:57 5:08 甘露泉
5:10 5:10 利尻山−ポン山 分岐
5:34 5:34 四合目
6:05 6:17 五合目
6:49 6:50 六合目
7:11 7:13 七合目
8:19 8:23 長官山
8:42 8:54 利尻岳山小屋
9:29 9:35 九合目
9:58 10:05 沓形分岐
10:20 11:48 利尻山北峰
12:03 12:03 沓形分岐
12:23 12:29 九合目
12:49 12:49 利尻岳山小屋
13:01 13:38 長官山
14:10 14:10 七合目
14:24 14:32 六合目
14:46 14:46 五合目
15:10 15:10 四合目
15:35 15:35 利尻山−ポン山 分岐
15:46 15:47 甘露泉
15:58 利尻山北麓野営場

天候

晴れ時々曇り

コース状況／危険箇所等

鴛泊の登山道は整備されているので迷うような箇所はありません。
9合目以降は崩落しかけている箇所がありますがしっかりと補修がされていたので身の危険を感じるようなことはありません。

その他周辺情報

BCにつかったファミリーキャンプ場「ゆ~に」は道路の向いに町営の温泉施設があります。町までも歩ける距離です。山頂までの距離はその分伸びますが連泊する予定だったので総合的に考えた結果こちらを利用しました。（結果良かったです）

写真

7/19 4:05

■ファミリーキャンプ場 ゆ〜にを出発　標高43m

7/19 4:20

■登山道入り口
途中、道が隠れるぐらい草木が生い茂っていてる箇所があります。

7/19 5:05

■甘露泉水
三合目についたら少し下ったところにあります。
最北端の日本100名水！

7/19 5:05

■甘露泉水
夏場は一人3ℓの携行が推奨です。
重いですが命より重くはないので給水。

7/19 5:09

■三号目「ポン山分岐」標高270m
三合目に戻って登山再開。

7/19 5:12

■乙女橋
登山道で渡る唯一の橋。

7/19 5:33

■四合目「野鳥の森」標高390m
静かな森の中にあります。

7/19 6:15

■五合目「雷鳥の道標」標高610m
と書いてありますが利尻島に雷鳥は生息していないそうです。

7/19 6:32

少し景色が抜けた場所が現れました。

7/19 6:38

■六合目「第一見晴台」標高760m
八合目までは利尻山は見えまん。奥に見えるのは長官山。

7/19 6:39

■六合目「第一見晴台」標高760m
ここからの景色は広く抜けてます。

7/19 6:55

■六・五合目
3つある簡易式トイレの一つ目。

7/19 7:11

■七号目「胸突き八丁」標高895m

7/19 7:49

■「第二見晴台」標高1,120m
第一見晴台ほど広くありません。

7/19 8:00

前半の目標の長官山が大分近くなってきました。

7/19 8:11

間もなく長官山山頂
だいぶ登ってきました。

7/19 8:22

■八合目「長官山」標高1,218m
長官山に到達。ここまで4時間ちょっと。

7/19 8:18

■八合目「長官山」標高1,218m
ここからは利尻の山頂がみえるようになります。

■避難小屋
中は割と広く、就寝スペースと休憩スペースがありました。
建物の奥に二つ目の簡易式トイレがあります。

7/19 8:56

■避難小屋先
山頂が少しづつ近くなってきて俄然やる気になってきました。

7/19 9:21

間もなく九合目
鴛泊の町と海がだいぶ下に見えます。

7/19 9:26

■九合目　標高1,410m
ここまでおよそ5時間半。
最後の簡易式トイレがあります。

7/19 9:39

九合目以降はお花畑が続きます。
疲れが出てくるところで心が和みます。

7/19 9:43

山の斜面全体にもお花畑！

7/19 9:43

見下ろしてもお花畑！
美しい景色のテンションが上がってきます。

7/19 9:54

山頂が近づいてくると崩落個所が幾つかあります。
但し補修をしっかりしてくれているので不安なく通過できました。作業をして下さっている方々に感謝しかありません。

7/19 9:59

■沓形（くつがた）コース分岐
ここで上級者向けの沓形コースと合流します。

■利尻山山頂 標高1,721m
出発から凡そ6時間半、遂に到着！

7/19 11:18

■利尻山山頂
直下のお花畑から海まで見渡すことができました。

8/5 11:23

■利尻山山頂
天候を見て一日待って本当良かったです。
※自治体と環境省に許可を得て空撮させて頂いてます。

7/19 11:21

■利尻神社奥宮
登頂と御礼と無事の下山をお祈り。

7/19 11:58

■下山開始
登ってきている時は気付かなったのですがコースの近くにも雪渓が残ってました。

7/19 12:12

■綺麗な花が咲いてました。
お花に詳しくないのでご存じ方がいらっしゃったら教えてください。

7/19 12:13

鴛泊港から出港するフェリーまで良く見えます。

7/19 15:55

■北麓野営場経由で下山
登山靴などを洗える水場がありました。
とても有難いことです。

7/19 15:57

■北麓野営場　標高220m
無事に下山。

「ゆ~に」まで道路を2km下ります。
山道に比べれば歩きやすいのですが地味に辛い区間でした。

■ファミリーキャンプ場「ゆ~に」
BCに無事到着。
バンガローとは思えないぐらい広くて綺麗な建物でした。
向いには温泉施設もあるのでおススメです。

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

共同装備

バーナー シェラカップ エマージェンシーシート

感想

nassuie

　日本最北端にある百名山、利尻山に登ってきました。
深田久弥著『日本百名山』のなかで一番最初に紹介されているのが利尻山。
書の中ではこう紹介されています。
「島全体が一つの頂点に引きしぼられて天に向かっている。こんなみごとな海上の山は利尻岳だけである」
この本を読んで是非行ってみたいと思い、ザックに荷物を入れて向かいました。
　登ってきた感想ですが他のかたのアドバイス通り、登り甲斐のある山でした。また著の記述にもありますが、山を中心に全体が海から浮かび上がったような特徴的な島なので、山頂から海まで見下ろせる360度のパノラマは唯一無二でしょう。
　利尻山は標高こそ2,000mに満たない山ですが、海に近い低地から登り始めるので高低差があること、道のりが長いこと、途中の補給ポイントが無いこと考えると十分な装備で入山することを推奨します。私の場合は撮影等を含めて延べ13時間の山行となりました。※登山の行動自体は約11時間。

　Youtubeで登山と山頂付近の空撮を編集した動画をアップロードしましたので是非ご覧ください。
※良かったなと思ったら「いいね」とチャンネル登録を頂けますと励みになります。




撮影にあたっては関係各所にの事前相談と許可を頂いてます。
この場を借りて御礼申し上げます。

・利尻富士町役場 観光課
・環境省 稚内自然保護官事務所
・宗谷森林管理署 礼文森林事務所
・ファミリーキャンプ場ゆ~に
・国土交通省 東京航空局