構想六年「弘法大師の道」 五番関〜切抜峠 編(続編なし)
- GPS
- 05:41
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 904m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
四国八十八箇所巡りで、お会した方の話を聞いて、大峰山奥駈道を歩きたいと思った。
順峰の翌年に逆峰を歩いていたとき、二蔵小屋辺りで「Kobo Trail」のリボンを発見し、「弘法大師の道」の存在を知った。
2015年当時は情報不足で、ルートマップもない。ネットでググると二蔵小屋以降に小屋も水場もなく、4日分の水とテントを担いで歩くという。
その後情報を集めて、ルートと交差する廃道に近い林道が数カ所あり、ここにエブリィ&バイクをデポすれば、日帰り装備で縦走し、夜は温泉&ビール&車中泊が可能なことがわかった。
(大峰山奥駈道を思えば、チョ〜極楽!)
5月に実行しようと計画したが、新型コロナの影響で延期。
今回ワクチン接種完了に伴い、満を持して四国八十八箇所巡りと大峰山奥駈道とは重複しない「大天井ヶ岳」から「高野山奥の院」を三日かけて歩くことにした。
しかし歩いてガッカリ‥
四連休だと言うのに「弘法大師の道」を誰一人歩いていないのも納得。
道はしっかり整備され立て札もあるが、淡々と杉林の尾根を歩くだけ。歩くだけ。歩くだけ。
杉林で展望がない。写真を撮った箇所が唯一のビューポイント。
歩いていて楽しくないのだ!
大峰山奥駈道の冬は死の世界で、人間を拒絶する。それ故に神秘的な美しさがある。夏も苔むした大地に霧が立ち込め、神宿る風景がある。
千メートルそこそこの「弘法大師の道」には、かつて人が往来した峠があり、入植して原生林は杉林に変わっている。つまり「弘法大師の道」は人間の生活圏にあり、神々しさを感じる風景がない。
千数百年の歴史を持つ「大峰山奥駈道」と比べるのは「弘法大師の道」が可愛そうか。
それでも切抜峠で下山し、エブリィでバイクを回収して「温泉&ビール&車中泊だ!」と思って、天川村まで下ると、まさかの渋滞。駐車場に入るにも渋滞。温泉も駐車場の空き待ち。
天川村は紅葉の「みたらい渓谷」だけが売りと思っていたが、夏は滝のマイナスイオンや川遊び、キャンプと、大阪人の避暑地として、ごった返していた。
(大阪の緊急事態宣言は今いずこ‥)
この渋滞に耐え、じゃがいもを洗う温泉と車中泊をしてまで、残念な「弘法大師の道」を歩く価値があるのか????
『撤収うぅぅぅ〜〜〜!』
画して二泊三日の縦走は日帰りで終わった‥
構想六年の「弘法大師の道」の計画は潰えた。
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