北アルプス【燕岳-大天井岳-常念岳】
- GPS
- 20:31
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,310m
- 下り
- 2,612m
コースタイム
1日目 中房温泉登山口−合戦小屋−燕山荘−燕岳−燕山荘テントサイト
2日目 燕山荘テントサイト−大天荘−東天井岳−横通岳−常念小屋
3日目 常念小屋−常念岳−一ノ沢登山口
天候 | 1日目 晴れ 2日目 雨 強風 雷 3日目 小雨のち曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
飛行機
往路:JR穂高駅よりタクシー中房温泉登山口まで6000円 復路:一ノ沢登山口よりタクシーJR穂高駅まで 4800円 |
写真
感想
3年前 息子と彼の友人の3人で九重黒岳に登った。
一年後息子と再び久住中岳へ。
その日から山にはまって2年が過ぎようとしている。
僕を山の世界に引きずり込んでくれた二人の若者と今回待望の北アルプスに臨みます。
■1日目
もみの木や白樺で覆われた雑木林の中房温泉登山口からスタートです。
KUMA?クマ?くま?熊?? えっ!熊! 熊ま〜〜!!
いきなりの熊との遭遇!
ハイテンションで歩き始めていた頭の中が混乱状態に陥ったまま
北アルプス三大急登と言われる合戦尾根を乗り越えて
ヘロヘロのままスイカで有名な合戦小屋へ。甘い。このスイカのおいしいこと!
更に森林限界に近づくにつれ樹木は減り コマクサやトリカブトの花が咲き乱れます。
遠くには目指す燕岳(ツバクロダケ)の姿が。
やっと辿り着いた燕山荘からの燕岳。
目の前に凛としてそびえるその雄姿はまるで巨大な絵画のようでした。
青空を背景に真っ白な花崗岩が創り出す造形とその足元に広がる深緑のハイマツのグランドカバー。
めがね岩やいるか岩と名付けられた花崗岩の造形はまるで巨大な屋外彫刻のようで
石英が夕日に照らされてオレンジ色に輝くまで飽きることなく眺めてしまいます。
テント泊。透き通った燕岳の夜は寒い。
■2日目
今にも降り出しそうな曇天下、大天井岳を経由して常念小屋を目指します。
急激に悪化する空模様。激しい雨。強まる風。
遂には横殴りの雨の中 新参者を威嚇するような激しい雷鳴が。
恐い。寒い。何といっても雷が恐怖です。
ストックをザックに収納し身を丸めてやっとのことで中間地点の大天荘へ。
ストーブが焚かれた小屋内には同じく雷を逃れた登山者で一杯でした。
待つ事2時間。雷が収まりかけた頃合を見て常念小屋を再度目指します。
横殴りの雨。時折吹き上がってくる霧でホワイトアウト状態の中
尖った岩を踏み越えハイマツの小道に導かれながら歩きます。
長い。無言でただ一歩一歩を刻みます。やっと眼下に常念小屋の赤い屋根が。
小屋泊。いろんな人との会話が楽しい。
■3日目
天気は回復方向へ。眼前に拡がるピラミッド型の常念岳を目指します。
深田久弥氏【この山は芸術家気質の人に親しまれる】そうだ。
確かに巨石をピラミッド状に積層した山容はストイックで潔く感じます。
コヒオドシやクモマベニヒカゲが舞う曇天の中
突然雷鳥に出会いました。感動です。
羽の色が火成岩?の岩肌に同化していてカメラに収まりにくい。
熊に遭遇し猿に出会い雷鳥にもお目にかかれて満足な気持ちで一ノ沢ルートで下山開始です。
大量の沢水が花崗岩の白い岩にぶつかりながら乗り越えながら落下していきます。
流れ落ちる水の音が心地いい。
透明な水流の軌跡が面白い。
岩に当たって弾ける水滴が眩しい。
足に疲労限界を感じながら最終地点へ。
まるで生き物のように稜線で吹き返されていた雲。
朝日に照らし出されたふっかふっかの雲海。
夕日に染まった赤い雲の切れ間に一瞬姿を見せた槍ヶ岳。
貴重な経験でした。
若者二人に感謝!
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
アルプスへ遠征されていたんですね♪
アルプス、憧れるけど熊がいるんですね…やっぱり(´;ω;`)
きれいな景色だしお花も色々あるんでしょうね♪
人との出会いも多いんでしょう。
ここで、jikiさんとあーくほりっくさんが親子であったことに気づき、一人で納得していました(笑)
以前、jikiさんの記録にコメントしたなと思い出して、そのお父さんがあーくほりっくさんで…
ふむふむと考えていました(*^^*)
最近は雨ばかりですね(´;ω;`)
コメントありがとうございます。
北アルプス楽しかったですよ。
こうなったら次は槍ヶ岳を目指さなきゃって感じになります!
花の写真が撮れてないのが残念ですが
コマクサや猛毒のトリカブト、それに時期遅れのチングルマに出会いました。
年末には神奈川と広島から二人の若者が帰省するので
冬の久住へ登ろうってことになっています。
tanaちゃんも一緒に登りませんか?
雪の久住。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する