酷暑の岩手山 馬返しコースでピストン

2021年07月24日(土) [日帰り]

• GPS: 08:21
• 距離: 11.6km
• 登り: 1,450m
• 下り: 1,433m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:00
• 休憩: 1:07
• 合計: 8:07

距離 11.6km 登り 1,450m 下り 1,449m

5:33 馬返しキャンプ場
5:56 0.5合目
6:10 6:14 一合目
6:38 6:43 馬返しコース２．５合目分岐
7:13 7:14 旧道四合目
7:58 8:00 駒鳥清水
8:45 8:49 七合目
8:55 9:15 八合目避難小屋
9:27 不動平避難小屋
9:57 焼走り分岐
10:02 10:27 岩手山
10:50 10:52 岩手山神社奥宮
11:10 11:11 不動平
11:32 11:35 八合目避難小屋
11:45 七合目
12:00 旧道六合目
12:10 駒鳥清水
12:35 旧道四合目
12:55 馬返しコース２．５合目分岐
13:10 一合目
13:19 13:20 0.5合目
13:39 馬返しキャンプ場
13:43 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り
風無し、朝から暑い！
八合目より上は風も出て日も陰り良い感じに

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬返し登山口の駐車場を利用
※朝5時半でかなりの数の車があったがまだまだ停められた。トイレあり、水場あり

コース状況／危険箇所等

・馬返し登山口より3合目分岐から新道で7合目まで

6時前から非常に暑く、風も無く、樹林の急登を只管登る羽目になる。7合目までの標高差は1,000m。
体力勝負のキツいルート
7号目で視界が開け急登もひと段落する。
8合目までは直ぐだ。

・岩手山八合目避難小屋

トイレやベンチがあり冷たい水ドバドバの水場まであるオアシス。
カップ麺やコーヒーも販売しており、多くの登山者で賑わう。

・避難小屋より薬師岳（山頂）

山頂の火口への登りは火山の砂礫で登りにくく急だが、7合目までの辛さに比べたら屁でもない。
火口を囲む稜線は風もあり涼しく快適で歩きやすい。
コマクサが群生している。
火口内を通る道もあり神社がある

・7合目から旧道で3合目まで

新道と違いほぼ日陰無し。溶岩やザレザレの浮石や砂の足元の悪い斜面が続く。
眺めは最高だが、新道と同じくひたすら続く長い長い下りに気分も萎れる。

その他周辺情報

焼走りの湯　大人600円　焼走り登山口の近くにある日帰り温泉

写真

7/24 5:21

盛岡市内の宿を4時半に出て車を走らす事40分、馬返しキャンプ場の駐車場に着いた。
準備を整え登山開始だ。
しかし…身体は重い。昨日の登山の疲れが抜けきらない様だ。

7/24 5:28

凄い数の車だ。今日の登山者はかなりの数に登るだろうな。
まだ朝の5時半前だがかなり蒸し暑い。
飲料は持つだろうか

7/24 5:33

キャンプ場を抜けトイレを利用。更に進むと登山口が。
此方が真の登山口か

7/24 5:33

先は長い…な

7/24 5:34

朝5時半だが、すでに登山道は賑やか。
この蒸し暑さを思えば後1時間早く出発すべきだったかもしれないが後の祭り。
このまま行くしかない

7/24 5:39

道は混んでいて渋滞する場所もあった

7/24 5:45

団体さんにお先にどうぞと言われ追い抜くが、まだ歩き始めたばかりのこの時点で既にバテ始めているという異常事態。
遠征の疲れ、睡眠不足など理由は考えられるが、今日の標高差1,440mの長丁場においてこれは…激しい危機感を感じる

7/24 5:52

そんなに急坂では無いのに歩みは捗らず。
体力温存モードに切り替えノロノロ進む事にした

7/24 5:57

まだ0.5合目！？
こんなにヘロヘロなのに？

この時はヘロヘロで気付かなかったが、ここで分岐になっており行きは正面、帰りは右手からの道を使った。
道はどちらも難易度的に大差ない

7/24 6:05

登り始めは雲の下で日は遮られていたが、湿度が高くあまり快適ではない。
桶の淵と案内板があるがどこの地形の説明なんだか良く分からないな

7/24 6:10

やっと一合目！
今日は相当辛い山行になりそうだ。まだ30分しか歩いてないのか…

7/24 6:20

豆腐岩。
豆腐に見えない事もない…かな？

7/24 6:25

樹林を抜けた。
ここら辺の地形の流れは同じ火山である宝永山に似てる気がする。
次第に樹林が低くなり、足元は火山性の砂礫や溶岩で歩きにくくなる

7/24 6:32

雲を抜けた様だ。
激しい陽射しにやられた先週の鳥海山が脳裏を過ぎる

7/24 6:35

二合目か？

7/24 6:37

もう限界！
人が集まってるあれは三合目かな
あそこで休憩しよう

7/24 6:37

2.5合目か…刻むなぁ
ここで新道と旧道に分岐するらしい。
ヘロヘロで思考力も無く、（新しい道の方が楽に違いない…そうであってくれ！）と願いながら新道へ進んだ

7/24 6:38

快晴の陽射しを樹林が適度に遮ってくれる明るい登山道。
元気ならば気持ち良い登りになりそうだが、今は景色を楽しむ余裕は無い

7/24 6:45

なんと昨日早池峰山でご一緒した新潟の男性と再会！
彼もお疲れみたいだが自分がへばり過ぎてとても一緒に行動出来そうもないから先に行ってもらった。

7/24 6:51

三合目到着。
登山開始より1時間20分。山頂までのコースタイムは4時間半。
先の長さにクラクラする。

7/24 6:58

子守岩で力付き小休止。
アミノ酸を摂取し何とか力が出ないものかと神に祈る

7/24 7:14

四合目到着
標識に着くたびに小休止を取るが身体は力無いまま

7/24 7:31

ただただ無心で登る。
次の標識早く来いと祈りながら…しかし中々来ないな

7/24 7:39

五合目。
ここから旧道と行き来できる様だ

7/24 7:50

いつの間にか雲の上に出ていた。
雲海が広がる

7/24 8:08

常に亀の歩みだが、周りの登山者も酷暑の登りに閉口気味で休憩の度追いついたり抜かれたり
日陰から出ると日焼けしそうなので日焼け止めを塗る

7/24 8:10

樹林から出た！
あの岩あたりに人影があったが、あれは旧道で帰りに通る事になる

7/24 8:10

樹林が切れ暫く陽の下を歩く事になる

7/24 8:13

六合目！！
やっと六合目か！
登山口から2時間45分経過。
何度も帰りたいと挫け掛けたが後少しだ！

7/24 8:20

新道が辛過ぎて旧道の方が楽なのかもと妄想する

7/24 8:30

未だ身体には力が入らずノタノタ進んだ

7/24 8:33

立ち止まっては息を整える

7/24 8:36

賑やかな声が聞こえてくる。
七合目は間近か？

7/24 8:44

視界が開けた

7/24 8:45

七合目到着！
山頂も見えてる

7/24 8:45

七合目までの標高差は1,000m
ここまで来れば一番辛い場所は過ぎた筈。
視界も開け風も気持ち良い

7/24 8:46

山頂上空に雲が出てきてるな。
晴れてるうちに辿り着けるだろうか

7/24 8:47

凄い雲海だ

7/24 8:51

あー雲が上がって来ちまったぁ！

7/24 8:53

八合目避難小屋で休憩しよう。
暫く動けそうもない

7/24 8:55

七合目からは直ぐに着く

7/24 9:01

八合目避難小屋。
ここまで3時間半。
今年一番の辛い山行だった（まだ途中だけど）
個人的には平ヶ岳や空木岳日帰りに匹敵するキツさ

7/24 9:14

水が冷たくて生き返る！
水量豊富だし天国だなこりゃ

7/24 9:15

しっかり休憩し何とか身体に力が戻ってきた。
やっとまともに動けるな。
山行を楽しめるコンディションだ

7/24 9:18

休憩を終え山頂へ向かう。
空は完全には曇らず青空も見えている

7/24 9:23

八合5勺の石碑が

7/24 9:25

もう一つの不動平避難小屋が見える
あちらは水場が無いらしい

7/24 9:29

九合目不動平。
雲に覆われつつある

7/24 9:31

避難小屋の向こうにも登山ルートがあるらしい
歩いている人がいた

7/24 9:36

たくさんの登山者が山頂を目指している

7/24 9:37

火山特有の歩きにくい砂礫が始まった

7/24 9:44

急だし足元は滑るが今までのキツさに比べればなんてこない！
ホントに身体が元気になったなあ

7/24 9:46

火口の淵まで上り詰めた

7/24 9:46

あの黒いピークが薬師岳（山頂）か

7/24 9:47

東側は晴れてるな

7/24 9:47

西側は雲で覆われ眺望が無い。
登山道脇には道標のケルンの様に石仏が立ち並ぶ

7/24 9:48

パノラマ

7/24 9:50

山頂には多数の人影が

7/24 9:52

前を歩く人の鈴の音を聞きながらビクトリーロードを行く

7/24 9:52

火口中央に尖ったピークがあるが、地図上だと道はない様だ
（妙高岳というらしい）

7/24 9:54

7/24 10:00

西側斜面にはコマクサが群生していた

7/24 10:00

コースタイムは通り4時間半かかって岩手山の山頂到着〜

7/24 10:00

曇ってしまったが涼しいので良しとしよう

7/24 10:02

混み合う山頂

他の登山者の方に撮ってもらいました。
此方も代わりに撮影

7/24 10:04

雲は結構流れていて青空も覗く

7/24 10:04

まだ10時だが山頂で昼休憩とする。
おにぎりを齧りながら空を眺めていた

7/24 10:07

山頂に次々と人がやってくる

7/24 10:18

時折雲の隙間から雲海が見えて大迫力。
夏の東北の山にはつき物なのか蜻蛉の群れが舞っている

7/24 10:20

山頂に日が差す

7/24 10:20

7/24 10:27

30分弱休憩したが、そろそろ出発しようかな

7/24 10:27

雲の上を散歩
標識よりだいぶ高く見えるな。
関東の山で標識2,000m級だと味わえない眺めだ

7/24 10:33

7/24 10:33

火口をグルっと一周する

7/24 10:35

コマクサランドだ

7/24 10:35

良い感じに晴れ間が出た山頂を気持ち良く歩く。
登ってだ時とはえらい差だな

7/24 10:36

薬師岳を振り返る

7/24 10:37

7/24 10:38

登り始めに追い抜いた団体さんが前を歩いてるな

7/24 10:40

薬師岳は真っ黒に見えるが…

7/24 10:40

妙高岳は白いなあ。不思議だ

7/24 10:41

景色がコロコロ変わって面白い

7/24 10:44

外輪から火口の中へ降る

7/24 10:44

内側から見た外輪

7/24 10:44

火口の中には岩手山神社奥宮があるという。
道はしっかりしていて歩きやすい

7/24 10:46

岩に鉄剣が刺さってる

7/24 10:47

校旗樹立記念…なんの碑だろ

7/24 10:50

岩手山神社奥宮。
その裏手の妙高岳に登っていく人影が

7/24 10:51

外輪に戻る

7/24 10:56

外輪からの眺め。
不動平避難小屋の裏手の山は鬼ヶ城というらしい
あそこも歩けるんだな

7/24 10:56

7/24 10:56

妙高岳に団体さんが登頂してた

7/24 10:57

そこら中に宗教的遺構があるな

7/24 10:58

鬼ヶ城

7/24 11:00

コマクサだらけの斜面

7/24 11:03

八合目避難小屋が見える

7/24 11:03

不動平へ降る

7/24 11:12

すっかり良い天気で気持ちは軽い

7/24 11:12

登山道がYの字に見えるw

7/24 11:21

まだ昼前、すれ違う人も多い

7/24 11:22

八合目避難小屋でまた休憩。
長い下山へ力を貯める
飲料も補給しないと足りなくなるしね

7/24 11:38

いよいよ下山開始
帰りは旧道で降る予定
稜線から降りたら風が無くなるんだろうか。
これ以上暑くなるのはヤダな〜

7/24 11:38

さらば避難小屋、お世話になりました！

7/24 11:39

七合目が見えた

7/24 11:41

雲が上がり雲海が消えた代わりに下界の眺望が広がっていた。
眺め良過ぎるな

7/24 11:42

何度も岩手山に惚れ直してしまうわ

7/24 11:42

山頂の雲がヤバい

7/24 11:47

旧道に入る。
溶岩のゴツゴツした歩きにくい足場が続く

7/24 11:50

新道と違いほぼ視界が開けたままひたすら降るのだが、足場はかなり悪く神経を使う
新道と同じく標高差1,000mを降るので長い長い

7/24 11:52

眺めが最高なのが救いだ

7/24 11:54

登山口駐車場見えてるな

7/24 11:56

結構降りて来たな

7/24 11:56

天空のテラスだ

7/24 12:02

六合目？

7/24 12:02

あれが新道から見えた岩か。
御蔵岩というらしい

7/24 12:04

夏の雲だなあ

7/24 12:04

あちらが新道のたどる尾根だ

7/24 12:05

大崩壊地

7/24 12:14

まだまだ続くのかよ
もう飽きて来たわ

7/24 12:24

道が荒れまくっていて正規ルートがよく分からん

7/24 12:33

右下に見えるのは鞍掛山かな

7/24 12:35

四合目到着。
休み休み行こう

7/24 12:47

三合目。
遂に樹林に入る。長かったわ

7/24 12:55

二.五合目の分岐まで戻ってきた

7/24 13:09

二合目で暫し休憩

7/24 13:19

下りは広い方の道で降りて来た

7/24 13:23

7/24 13:34

お疲れ様でした看板…ハイ疲れました

7/24 13:38

漏れそうだったのでキャンプ場のトイレを利用した

7/24 13:43

長かった！七合目から約2時間で下山！
お疲れ様〜

7/24 13:57

とにかく近場の日帰り温泉を目指したが、ナビの情報が古かったらしく、既に廃業していた…
少し遠いが焼走りの湯を目指し方向転換する

7/24 14:46

焼走りの湯で汗を流す

7/24 15:57

せっかくなので焼走り溶岩流を見学して行こう

7/24 15:58

約1時間弱かかるらしい

7/24 15:59

浅間の鬼押し出し的な感じなのか？

7/24 15:59

こりゃ絶景だね

7/24 16:01

7/24 16:07

パノラマ

7/24 16:20

7/24 16:23

展望台があった

7/24 16:24

岩手山は凄い山だったよ…

7/24 17:19

西根に宿を取り明日の八幡平に備える

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

kukaminn

東北遠征二日目。
今回の遠征のメイン山がこの岩手山だ！

小学生の時読んだ漫画「六三四の剣」で度々出てくる郷土の山が岩手山なのだが、一度登ってみたいと前々から思っていた。
しかし、こんなキツい山だなんて聞いてないっス😅

神奈川からの500キロのドライブの後の昨日の寝不足登山の疲労は、一日では取れなかった様で、朝5時半、馬返し登山口を出発してすぐ身体が余りにも重く、力が全然出ないことに気づく。
（そんなバカな、まだ1,400mも登らなきゃ行けないんだぞ？ウソだろ…）
などと嘆き、喚き、絶望しても現実は変わらない。

こんなにキツい登山は本当に久しぶりで、三合目から七合目の間の終わらない急登に何度も帰ろうかどうしようかと考えた程だ。
八合目避難小屋で大休止後は嘘みたいに力が湧いて来て、山頂までは楽しくトレッキング出来たのが救いか。

先週の鳥海山もそうだが、とにかく真夏の暑さにやられた。
標高が低めな東北の山を快適に真夏に登るには朝5時半では遅いのか…

しかしそれでも岩手山は魅力にあふれた山だ。
もし自宅の近くにあったら絶対に何度も足を運ぶだろうな
まだ数ある登山ルートの一つを登ったに過ぎないが、あまりに遠いためなかなか行ける山では無いのが残念だ。

コメント

ごくみさん

コメント失礼致します。
双六岳でコメントを頂きkukaminn様のレコを拝見させて頂いておりました。
そしたらこちらの岩手山で今度は私達が写ってるじゃありませんか❣️あの楽園の八合目までなんだかんだで何度も登場しております笑
翌日の八幡平も写ってはないですが私達も同じ日に行きました。
岩手山は双六岳よりキツかったイメージです。
八幡平は楽園ですね。
またどこかでお会いできるといいですね😃

kukaminn

凄い偶然ですね。
まさか岩手県と岐阜県でたまたま同じ日に山に登っているなんて…
もしかしたらまたどこかの山ですれ違うかも…？