米子沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,318m
コースタイム
下山はトレランではしりました。
天候 | 晴れ 28℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
入渓点、最後のつめともに非常にわかりやすい。 |
写真
感想
人気の越後の沢、米子沢にいってきた。
先週、上越の万太郎でボロボロにやられたこともあり、少々気が重い。
さらに天気予報も思わしくないが、奇跡的に新潟の巻機周辺だけが晴れの予報だ。
今日はお初のkさきさんを加えた3人パーティー。もちろん2人とも自分などよりはるかに強いフリークライマーなので登りは心配ない。だが分岐間違い、入渓点など間違いのないよう、いつも以上に気をつける。
入渓点は桜坂駐車場からちょっともどると通行止めのしてある車道があり、そこをしばらく歩く。明瞭な沢への入口をはいると大きな門型の堰堤があり、そこからが米子沢。
しばらく単調なゴーロをあるくとだんだんと水にみがかれたつるつるの美しい渓相になってゆく。
うつくしいナメを歩けば、やっぱり来てよかったと思う。
今日はohkawa氏がすべて先行してくれるのでお気楽なフォローで続く。
途中3段の大滝の巻きがちょっといやらしかった。ガイドではもっと手前から右岸を大きく高巻くとあったが、われわれは3段の目の前から右側の草付を高巻いた。
いやらしいとはいっても先週の地獄ヤブにくらべたら舗装路みたいなものでした。
やはり3人ともクライマーだけあって安定した登りですすむ。それでもフィストジャムやフットジャムを駆使したり、一連のゴルジュの抜け口の垂直の滝(われわれは右側を登った)ではそれなりに緊張させられた。
これで初級の沢だからやはり沢はなめられないな。
少々気温が寒いが抜群の天気と奥秩父あたりの沢では考えられない、空の開けたなかでの遡行、足下にひろがる遡行してきた沢と連なる峰々。本当に人気の沢なのがよくわかる。
最後は有名な空にすいこまれていくようなナメ床を歩く。ひたすらにヒタヒタと歩く。ひとしきりペタペタと進むと沢はいよいよ源頭の様相をおびてくる。
ただ他の沢と違いガレたゴーロにはならず。妖精でも飛んでそうな、草原状のきれいな流れとなる。
そして明確な、間違えようのない踏み跡をほんの少し行くと頂上直下の避難小屋に飛び出す。うーんわかりやすかった。すべての沢がこうならよいのに。
沢装備を解き、荷物を小屋にデポして巻機山山頂を往復。思い切り走ったらきもちのいい道だった。
帰りも重い、沢ザックを背負って登山道をかけおりる。
ohkawa氏もめちゃくちゃ早くなった。そしてなぜかトレラン未経験のkさきさんもちゃんとついてくる。みんな運動神経がいいんだろうな。
きれいなブナの林をぬけ爆走すると、3時間の下山を一時間でおりることができた。
降りる少し前から雨がふりはじめた。
帰りの関越道では人生で見たなかでもっとも太く、輪郭の明瞭な、完全なるアーチを描く虹をみた。
先週の沢でついたいやなイメージを完全に払しょくできた。
やはり沢登り最高。またいこう。
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