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Yamareco

記録ID: 3380159
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

「『憧れ』だけで登りに来るな」と言われた 剱岳早月尾根

2021年07月23日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
15:30
距離
16.6km
登り
2,482m
下り
2,466m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:23
休憩
2:07
合計
15:30
距離 16.6km 登り 2,482m 下り 2,483m
3:27
40
4:07
93
7:00
67
8:07
8:21
84
9:45
9:58
62
11:00
11:18
32
11:50
12:11
8
12:19
12:36
2
12:38
12:52
30
13:22
13:30
43
14:13
14:16
62
15:18
15:31
46
16:17
46
18:20
37
18:57
目的は3年前のリベンジ
台風接近の強風と、雨の降りだしが主原因で、ほかに行動食によるエネルギーチャージの遅れも反省点だと思っていました。
天候 晴れ 昼頃から曇
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
馬場島3時到着で馬場島荘前はほぼ満車
コース状況/
危険箇所等
落ちてはいけない
急登部は下りも苦しむ
まったく関係ありませんが
舞鶴のドライブインで「うどん自販機」発見
若い頃 ずいぶんお世話になったので思わず頂きました
2021年07月22日 15:55撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
13
7/22 15:55
まったく関係ありませんが
舞鶴のドライブインで「うどん自販機」発見
若い頃 ずいぶんお世話になったので思わず頂きました
北陸では定番のラーメン
徳光PA(上下とも)で頂けるのですが、あいにくほぼ売り切れでスープのない「唐麺(からめん)」のみでした
2021年07月22日 19:31撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
7
7/22 19:31
北陸では定番のラーメン
徳光PA(上下とも)で頂けるのですが、あいにくほぼ売り切れでスープのない「唐麺(からめん)」のみでした

これより前は暗くて写真どころではありません
2021年07月23日 04:54撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/23 4:54

これより前は暗くて写真どころではありません
花▲瀬ぅ皀鵐献哨
2021年07月23日 05:39撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 5:39
花▲瀬ぅ皀鵐献哨
馬場島を見下ろします
下りでは「まだこんなに残っている」と感じました
2021年07月23日 05:41撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
6
7/23 5:41
馬場島を見下ろします
下りでは「まだこんなに残っている」と感じました
2021年07月23日 05:59撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 5:59
1920mの三角点
行動食の「おにぎり」を車の中に忘れてくるという失態を犯したので、ここでアルファ化米に水を入れました・・・早月小屋に着くころにはできているという計算でしたが、ちょっと水が足りなかったかな?
2021年07月23日 06:46撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
8
7/23 6:46
1920mの三角点
行動食の「おにぎり」を車の中に忘れてくるという失態を犯したので、ここでアルファ化米に水を入れました・・・早月小屋に着くころにはできているという計算でしたが、ちょっと水が足りなかったかな?
花ぅぅ錺ガミ
2021年07月23日 07:05撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/23 7:05
花ぅぅ錺ガミ
2021年07月23日 07:19撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 7:19
2021年07月23日 07:26撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 7:26
雪があると涼しくて気持ちいい
2021年07月23日 07:26撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 7:26
雪があると涼しくて気持ちいい
丸山から望む剱本峰と早月小屋
2021年07月23日 08:02撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 8:02
丸山から望む剱本峰と早月小屋
本峰拡大
2021年07月23日 08:02撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 8:02
本峰拡大
マッチ箱
2021年07月23日 08:17撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 8:17
マッチ箱
小屋の前のテン場にも雪が残っています
2021年07月23日 08:19撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 8:19
小屋の前のテン場にも雪が残っています
弥陀ヶ原方向
2021年07月23日 08:53撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/23 8:53
弥陀ヶ原方向
200m毎のプレートになかなか届かない
2021年07月23日 09:00撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 9:00
200m毎のプレートになかなか届かない
近くに見えますがまだまだ。
この時点ですでに上りの「足」は使い切った感じ
気力だけで登ります
2021年07月23日 09:13撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 9:13
近くに見えますがまだまだ。
この時点ですでに上りの「足」は使い切った感じ
気力だけで登ります
2021年07月23日 09:15撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 9:15
2021年07月23日 09:18撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 9:18
このステップは見覚えがある
2021年07月23日 09:27撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
6
7/23 9:27
このステップは見覚えがある
2600mのプレート
まだ小屋の方が近いという現実に愕然
2021年07月23日 09:48撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/23 9:48
2600mのプレート
まだ小屋の方が近いという現実に愕然
2600mの雪渓
緩んでいるので普通に歩けます
2021年07月23日 09:48撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
7
7/23 9:48
2600mの雪渓
緩んでいるので普通に歩けます
2021年07月23日 10:06撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 10:06
2021年07月23日 10:28撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/23 10:28
2021年07月23日 10:29撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 10:29
記憶に残る2800地点
このプレートだけが「石」
3年前は台風の強風に雨が降り出し、ここで撤退
今回は無風なので、煽られる恐怖感はない
2021年07月23日 11:01撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 11:01
記憶に残る2800地点
このプレートだけが「石」
3年前は台風の強風に雨が降り出し、ここで撤退
今回は無風なので、煽られる恐怖感はない
この辺りからは鎖の連続
2021年07月23日 11:32撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
8
7/23 11:32
この辺りからは鎖の連続
核心部
2021年07月23日 11:37撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 11:37
核心部
2021年07月23日 11:39撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/23 11:39
到着
ほぼコースタイム通り
2021年07月23日 12:18撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
13
7/23 12:18
到着
ほぼコースタイム通り
ボルトを打ち込んでいただいてありがたいのですが、もう少し岩に対して直角ではいけないのでしょうか?と素人は感じました
2021年07月23日 12:56撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 12:56
ボルトを打ち込んでいただいてありがたいのですが、もう少し岩に対して直角ではいけないのでしょうか?と素人は感じました
2021年07月23日 13:13撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/23 13:13
ライチョウさん 登山道で砂浴び
2021年07月23日 13:27撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 13:27
ライチョウさん 登山道で砂浴び
このあとしばらく先導してくれました
2021年07月23日 13:27撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 13:27
このあとしばらく先導してくれました
花シャクナゲ
2021年07月23日 13:41撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 13:41
花シャクナゲ
ニョロ ヤマカガシ
2021年07月23日 16:43撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 16:43
ニョロ ヤマカガシ
写真では明るく写っていますが、19時近い時間で薄暗くなり始めていました。
3年前の撤退は天候のせいにしていましたが、この長大な尾根を歩ききる十分な脚力がなかったのが原因。実に重い5文字です
2021年07月23日 18:50撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/23 18:50
写真では明るく写っていますが、19時近い時間で薄暗くなり始めていました。
3年前の撤退は天候のせいにしていましたが、この長大な尾根を歩ききる十分な脚力がなかったのが原因。実に重い5文字です
 登頂後このシャツに着替えました
リベンジしたというつもりでしたが、「黒」は暑い。
少し遅くはなりましたが無事下山でき、このシャツを着る資格を得たと、ちょっとだけ誇らしい気持ちです
2021年07月25日 20:27撮影 by  SH-3 , OLYMPUS CORPORATION
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7/25 20:27
 登頂後このシャツに着替えました
リベンジしたというつもりでしたが、「黒」は暑い。
少し遅くはなりましたが無事下山でき、このシャツを着る資格を得たと、ちょっとだけ誇らしい気持ちです
撮影機器:

感想

梅雨明けし、五輪対応の連休設定で本格的な山シーズンです。
そこが読み切れておらず、3時に馬場島荘前に到着した時点であたりの駐車場はほぼ満車。なんとかスペースを見つけて無理矢理駐車しましたが、少し下にも広い駐車スペースがあるのでそこに停めるべきだったかもしれません。
出だしの急登は前回より堪えました。
なかなか「1600」に着かない、「1920の三角点」が遠い、と感じたのですが、「せめて早月小屋で本峰を拝むまでは・・」「2800で前回の撤退地点を越えるまでは」と辛抱しながらなんとか早月小屋到着。
この時点では雲海の上におり、素晴らしい眺望が期待できました。
しかしそこから山頂までは「試練」の連続。2600を越えたあたりでガスに追いつかれ雲の中。
核心部は鎖場の連続でしたが、「足」は疲労困憊ながら、「腕」には余力が残っており、そこは面白かったです。
本当の試練は「下り」に待っていました。「足」を使い切っていたため、バランスを崩したら踏ん張りがきかず、何回も尻もちをつく。急登部は段差が大きく、膝で衝撃を和らげることができないので、いちいち木の根っこなどを掴んで下りることしかできません。
早月小屋から下は200m毎のプレートだけを意識しました。
結果、馬場島到着は19時。日が長い季節とはいえ、山間の馬場島では日没後となってしまい、ヘッデンを使うことはなかったものの、登山者としては失格です。
「試練と憧れ」の5文字は「憧れだけで来てはいけない」という剱からのメッセージだと感じました。自分の脚力を冷静に勘案すれば小屋泊が正解でしょう。
ところで、馬場島まで車で走っているとき、真っ暗な道路を走っている人を何人か見かけました。「ひとりTJAR」とでもいうのでしょうか?すごいですよね。
上がってくるガスに負けてしまいましたが、おかげで暑熱は緩和されました。ライチョウが出てきたのも雲の中だったからでしょう。
ずっと陽射しの中だったら、もっと体力は消耗したことでしょう。それでも下りの早月小屋までに2ℓ以上の水分とゼリー2本を消費し、小屋で水を補給することになってしまいました。小屋の存在が安全な登山を支えてくれていると感じました。

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コメント

お疲れさまです。
早月尾根日帰りは大変ですよねぇ…。
でも,達成感は半端ないですよね。自慢できますね
2021/7/26 20:43
下山した時は19時近くになっており、達成感というよりはなんとかヘッデン点けずに間に合ったという安堵感の方が強かったですね。
3日たちましたが、筋肉痛は半端ないです。痛みが残っているうちは「二度とやらない」という気持ちが強いですが、その痛みが引いたら、じわじわと感じてくるのでしょうか?
時間がかかりすぎているので「自慢」でもないのですが、自分の中では「勲章」ですかねえ。
・・・その気持ちを「自慢」っていうのでしょうかね・・・。
2021/7/26 22:00
早月日帰りは普通の人むけには自慢でいいと思います。
早月小屋過ぎて森林限界を超えた辺りからが長いんですよねぇ。
かなり登ってるはずなのに,見える山頂は同じような形に見えて,苦しいんですよねぇ。
でも,苦労した分,筋肉痛が取れるとじわじわきますよ〜♪
で,次は,甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根でしょうか。あそこも似た距離と高度差があります。
でも,劔岳に比べると怖くはないですよ。
2021/7/26 22:04
プロフィール画像
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体力レベル
4/5
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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