雪瀑谷
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- GPS
- 31:28
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,105m
- 下り
- 2,107m
コースタイム
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 7:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
着替え
ザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
セルフビレイランヤード
ハンマーバイル
渓流シューズ
トポ
ルート図
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ロープ
ナイフブレード
ロストアロー
|
感想
連休を利用して1泊2日で雪瀑谷の遡行を計画。
上部の二股は、ナメが美しいと評判の左股、記録がほとんど無いが行った人は皆苦労している右股、どちらにするか悩んだが、今回は記録が少ない右股を詰めることにした。
初日、河口に車を止め、ロードを40分歩いて老之川への橋を渡った所から入渓。
先月、初芽成谷を遡行したばかりなので雪瀑谷出合いまではノープロブレム。
とは言え、前回よりも増水していて、前回簡単に登れた滝も、今回はがっつりとシャワーを浴び、水圧に耐えながらジワリジワリと体を上げていく場面があった。
初芽成谷との分岐の滝を水流左側から登って雪瀑谷に入る。
登れそうな滝は時折ロープを出しつつ登るが、基本的には巻きが多い印象。
中盤の長くてだるい巨岩帯をパスし、その後に続く連瀑帯を楽しみつつ越えていくと、谷が左に屈曲したところで突如雪瀑の滝が登場。この登場の仕方はかなりエモーショナルで、俺が女子ならイチコロだろう。これを見るだけでも価値がある。
雪瀑の滝を越えると水が一旦伏流するが、標高1200mあたりで復活。
標高1280m付近に最高の幕場があったので初日の行動を打ち切り、幕場を整える。
タープを張り終えると薪を集めて火をおこし、持参したウィンナーやベーコン、エイひれを炙って食らった。
嗚呼、極上の時間だ。
結局、二人ともタープには潜らず、焚火の横にマットを敷いて青天井でごろ寝した。
俺に至ってはシュラフすら持参しないシュラフレススタイル、いけるやろ〜とイキってたら夜に谷筋に風が吹き、クソ寒くて全然眠れなかった。今回、シュラフは持参した方が良いということを学んだ。
一匹だけで飛んでいたヒメボタルが健気に光を放っていて、妙に可愛らしく思えた夜だった。
2日目は4時半起床、ダラダラ準備して6時半出発。
連瀑帯の滝は巻いたりロープ出して登ったり。
上部の二股を右に入ると15mくらいのハングした岩壁が現れ、左岸のルンゼを使って巻いていくと、谷はいい感じのナメ状になる。
左股に入らなくてもナメを味わえるやんか〜と喜んでたら、段々と谷が荒れてきてやがて険しくなり、時折自然崩落も発生していて崩壊音が谷筋にこだましている。ホールドもボロボロで動く岩が多く、慎重に高度を上げていく。
標高1750m付近で左岸を使って高巻きしたところ、岩壁に遮られて谷に戻れなくなり、仕方なく尾根を詰めあがることにする。最後は垂直の藪漕ぎをこなして稜線に飛び出した。
笹っ原をシリセードして爆速で縦走路に合流し、コーラを買いに弥山に寄り道。
後は今宮道をダラダラ歩いて河口に戻った。
今回、右股を最後まで詰めれなかったのが心残りではあるが、とても気持ちの良い遡行になった。
美しい渓相、焚火、青空、青々しい笹の稜線…
夏の全てを凝縮したような遡行だった。
日本の夏はやっぱり沢ですね
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