大雪山(旭岳→荒井岳→間宮岳→中岳→裾合平)
- GPS
- 07:45
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 985m
- 下り
- 973m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 7:45
先日気温が37.1度になり命の危機を感じる今日この頃。
先日白雲岳が余りに涼しかったのに味を占め、大雪山にまた登りたいと思っていた。
天くらを見て一番良さそうだった旭岳をターゲットに前日3時頃に自宅を出発。
ロープウェイがコロナ的に心配なところだけど、対策はしているだろうし、みんなも気を付けているだろうと思い、いく事にした。
前の仕事をしていたら100%ロープウェイには乗る勇気は無かっただろうなぁ。
今私は非常に貴重な時間を過ごさせてもらっている。
そんな気持ちに時々なる。
前日は道の駅東川で車中泊。
旭川周辺は連日ヤバイ暑さの様で、先日の上川も激暑だったけど、今回の東川も20時の時点でも31度。
道の駅東川は普通に下界なので凄い熱気。
車中泊するにも暑すぎる。
旭岳の始発のロープウェイが6時半なので、それに合わせて起床、準備をして6時ちょい過ぎに到着!
標高が上がっているので気温は18度。
いいねぇ〜〜。
始発のロープウェイは平日のせいか、このご時世のせいか、激混みという感じではなかった。
ただ「黙乗」という張り紙と、アナウンスでも会話を謹んでと言っているのに、ひそひそだけど結構みんなず――――っとしゃべっていた。
ロープウェイ10分くらい黙ってられないのかね?
マスクしているからまぁいっか。
でもロープウェイ自体の換気が微妙な感じだったからなぁ〜。
姿見駅に到着して登山届を提出して出発!!
天気いいし、涼しい。
いいねぇ〜。
姿見池散策道を抜けると火山系の軽石混じりの砂利道の登りが始まった。
う〜〜ん、傾斜がキツイな。
足が前に出てこない。
苦しい。
雰囲気としては十勝岳と似ている登山道なのに、十勝岳とは比較にならない程キツイ。
しかも7合目ちょっと手前から急にガスが出て来て、視界不良、小さな水滴が当たるようなガス。
風も結構あって時々寒さを感じるほど。
寒いだって!!
凄い幸せだ〜〜〜。
9合目まではほとんど景色は見えなくなり、ニセ金庫岩も見逃してしまった。
昔に比べると道迷いしないようにたくさんのロープが張ってあった。
ガスの時はありがたい。
そうこうしているとやっと山頂到着!!
やったーー!
ガスで何も見えない!
でも、この雰囲気、きっと待てば晴れると思いおにぎりを食べながらしばし待っていると、突然ガスが消えて東川の方向はピーカン。
お鉢の方向はまだ視界ゼロだったけど、これは希望がある!!
更に待ち続けていると、いつの間にかお鉢方向も晴れ渡っていたので最初の予定通りお鉢から中岳、裾合平のコースを行くことに決めた。
このコースは姉からのおススメ。
私自身は2015年くらいに旭岳の往復を一度しかしていないので、初めて歩く場所が多いコースになる。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイを降りた姿見駅の中に登山ポストがあります。 危険な個所は特にありません。 |
その他周辺情報 | 姿見駅でも旭岳駅でもちょっとしたものが食べられる売店があります。 温泉はたくさんありますが、今回も私はスルーです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
笛
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
旭岳は登りの傾斜もかなりキツイけど、お鉢に向かう下りの傾斜も相当なものだった。
先日の羊蹄山でも猛烈な苦しさを感じたけど、私は傾斜のキツさが駄目なのかなぁ。
そうなるとじゃあ、十勝岳は何故平気なのかがイマイチ分からない。
阿寒富士も似た感じだけど確かに苦手意識はある。
でもあそこは距離が短いからね。
お鉢に向かう下りを通過するとお花畑が疲れを癒してくれて、その後はお鉢に向かう登りが続く。
お鉢に到着すると右に北海岳、左に北鎮岳。
お鉢平も私はここからの景色が一番好き。
ちょっとだけ荒井岳に寄り道し、引き返し、進んでちょっとだけ中岳に寄り道。
もう全てが絶景すぎてなかなか足も進まないし、何度も同じような写真を撮りまくってしまう。
今まで登ったことのある山々が周りに見えるのが非常にテンション上がる。
2年前に黒岳からお鉢巡りした時には見えなくなってしまった黒岳までスッキリ見渡せて、とにかくテンションが上がる。
中岳に向かう途中すれ違った男性からヒグマ情報。
体調1.5〜2.0メートルほどの雄だったとの事。
そこまで分かるってことはかなりの近距離だったって事かな?
情報ありがとう。
お互い気を付けて進みましょうね。
って事は登山道付近にヒグマが居るんだね。
私、中岳分岐点で荷物を置いて中岳まで行こうと思っていたんだけど、荷物を置いていくのは危険だな。
万が一荷物を漁られたら、もう荷物を取り返すことは出来なくなるし、荷物を置き去りにすることで登山道にヒグマを呼び寄せてしまうのもダメだ。
仕方なく荷物を持ったまま中岳まで行き、せっかくだからそこで休憩とおやつタイムにした。
ふと見ると北鎮岳が凄く近くに見えて、さっき北鎮分岐まで1.0キロと書かれていたから山頂までなら1.5〜6キロ位で行けるのかしら・・・。
なんだか凄い行けちゃう気がする〜〜〜〜。
でもでも、辞めておこう。
うん。辞める!
辞める?
辞めよう!!
中岳でかなりの自問自答を繰り返し、後ろ髪引かれながら中岳を後にして分岐から裾合平へ向かった。
結果北鎮へ行かなかったのは正解だったと思った。
中岳分岐からの下りも結構な感じで、下ってからも思っていた以上に長い道のりだった。
確かに分岐に5.7キロって書いてあったなぁ。
やっぱり初めて歩く場所は侮ってはいけない。
急な下りが終わると素晴らしいお花畑が出現し、またまた足が進まなくなる。
木道を歩き、川を渡り、雪渓を歩き、少しずつ暑さを感じ、やっと姿見駅に到着したのが14時半。
結構エグイコースだったなぁ〜。
ロープウェイで麓駅に降りて24度。
暑いけどまだ涼しい。
下界に降りるのがなかなか決心つかず、ビジターセンターでしばらくウロウロ。
意を決して下界に向けて出発!
ありがとう、旭岳。
ここにはまた来たいと思う。
車を走らせるとあっという間に31度まで上がり、忠別ダムと、道の駅と、今回は東川神社に立ち寄り、無事の下山を報告。
全部下道を通り自宅には20時半に到着。
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