金精トンネル駐車場から日光白根山
- GPS
- 06:54
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,420m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:45
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場から金精山付近までは、湿っていて滑り易く、またハシゴやロープがかかっている箇所が多かった。慎重に通過すれば問題ないが、雨中や雨後などは特に滑り易いので要注意。 ・日光白根山(奥白根山)から弥陀ヶ池へ下るルートは、岩がゴロゴロして歩きにくく、落石注意。 |
写真
感想
金精トンネルの駐車場を3:50に出発。星空がきれいだった。半月だったが、空気が澄んでいるせいか、月がいやに明るい。出発時の気温は16℃ほどで、下界と比べれば遥かに涼しい筈だが、歩き始めるとやはり暑く感じる。しかも足下が濡れていて滑り易く、ヘッドライトで照らしてスリップしないように進む。20分ほど登って金精峠に到着。まだ暗く写真には適さないので素通り。ここからは細い登山道が続くのでやはり気が抜けない。4:30前になってようやくヘッドライトを消灯する。そして東の空が徐々に明るくなり始めて、所々樹林が切れたところでは立ち止まる。4:40頃に金精山に到着。ここで日の出を迎えた。ガスが出ていたものの、朝焼けはきれいだった。8月に入り、日の出の時刻が遅くなったように思う。まだまだ暑い日は続くが、昼間の明るい時間は日々短くなる。金精峠に上がってからは尾根歩きだが、所々風の抜けるところがあり、汗をかいた後では寒さを感じるくらい。特に手先はかじかむくらいに寒さを感じた。動いてれば問題ないのだが、止まると寒い。下界では暑くて仕方ないのだが、山中では風が冷たいと寒ささえ感じる。5:20に五色山に到着。寒さ対策として、半袖シャツを重ね着する。風が抜けなくなったので、これで少し暖かく感じるように。自分の行動ペースだと、レインジャケットを着るとオーバーヒートになるのは目に見えていた。五色山からは早朝の日光白根山と五色沼が見えたが、やはり少しガスで霞んで見えた。日の出直後は良く晴れていたのだが、その後ガスが出始めたようだ。この後前白根山に向かうと更にガスは濃くなり、ピークに到着した時には真っ白で何も見えない状態だった。このピークに立つのは3回目だと思うが、早朝に来て晴れていたことは一度もない。その代わり、足下には無数のコマクサが咲いていた。今日のお目当てと言ってもいい。立ったり座ったりして写真を撮る。景色が見えなくても、コマクサがあればまあいいか、とさえ思ってしまう。
この前白根山付近ではガスのため少し迷い時間をロス。正しい方角を見つけた後は一回下って登り、更に避難小屋へ向けて下る。稜線から降りると風はなくなり、寒さも感じなくなった。むしろ暑く感じるくらいになる。避難小屋には特に用はないので素通りだが、小屋の前にいくつかたき火の跡があり驚く。ここでたき火して良いのだろうか。避難小屋を過ぎ少し進むと山頂へ向けての登りが始まる。最初は樹林帯で、無風なので暑く感じる。再び長袖シャツ一枚になり歩く。更に進むと樹林はなくなり、マルバダケブキの黄色が目立つ斜面が出てくる。右手側には五色沼も見える。山頂に近付くとコマクサが斜面に見えるようになるが、いずれも登山道からは遠くて写真には写せそうになかった。遠くから眺めるだけにとどめる。斜面を登り切ると平坦地があらわれ、それも過ぎるとようやく山頂に7:03に到達。天気良く無風。写真を撮り、携帯も通じるので定時連絡を入れる。今日は出発からここまで麦茶だけで歩いてきたので、ザックに入っていた食料を初めて食べる。3時間水分だけ歩いてしまったが、序盤涼しいというか寒いくらいで水もあまり減ってはいなかった。
山頂での休憩を終えると弥陀ヶ池へ下り始める。ここは岩場というか、岩がゴロゴロしていて歩きにくいし、落石注意な場所なので、慎重に進む。菅沼からだろうか、登りの登山者も多い。無事に弥陀ヶ池まで下り切ったら今度は五色沼へ向かう。7月であれば高山植物が色々咲いていて、歩いていても楽しいのだが、8月になるとやはり花は少なくて、ハクサンフウロくらいしか見当たらなかった。五色沼を半周し、途中岩の上で休憩したら登りにかかる。ここも湿っていて滑り易かったが短いので大きな問題にはならなかった。登り切ると前白根への登りが待っている。コマクサを眺めつつ登る。朝が真っ白のガスだったが、この時間は良く晴れていて、展望が得られた。行きも帰りもガスだとつまらないが、片道だけでも景色が見られたので良かった。8:45頃に前白根を通過し、五色山へ向かう。今日はお昼過ぎから雨予報で、雷雨になる予報だが、続々と登山者が登って来る。どこまで行くかは分からないが、山頂まで行ったら雷雨に遭うように思われた。天気予報を見ていないのだろうか。五色山到着後、座って最後の大休止してから進む。五色山から先もやはり登りの登山者は多かった。この先は湿った道が多く、またハシゴやロープもかけてあり、ペースは上げようもないので、とにかく慎重に進む。10:15頃に金精峠に到着。男体山の上の方は既に雲に覆われていたし、金精峠付近も既に雲が出ていて日照はなかった。ここから15分下れば駐車場なので雨に当たらずに行動終了できそうだ。ただ最後も急な下りが続くので、気を抜かずに慎重に降り、10:30に無事駐車場到着。出発時はガラガラだったが、やはり満車になっていた。
ここからのコースは、前白根のコマクサ、日光白根山、五色沼を効率よく回ることができるが、駐車場から五色山までの往復が長くていささか冗長な気がする。とは言え湯元から上がるのは結構きついし、菅沼は人が多いので、夏の時期は来年以降もこのコースを選ぶと思う。
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