初テント泊 蝶ヶ岳〜常念岳 縦走(三股から一ノ沢)
- GPS
- 52:36
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 2,137m
- 下り
- 2,012m
コースタイム
- 山行
- 15:18
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 17:54
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 6:22
天候 | 晴れ・曇り・雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
以前 衝動買いしたものの、使うことなくしまってあったエアライズ3。
テント泊を何度もやっている友人と、縦走テント泊をしようという事で、このテントを使ってお盆休みに蝶→常念を縦走することになりました。
事前に天候を調べたところ、計画した11-13は決して良くない状態でしたが 10日に仕事が終わったらすぐに家を出発。
2時頃に三股の「森の広場駐車場」に到着。仮眠をして6時頃から登山開始。
一日目:「寝不足・水不足は大敵」
途中に水場があるということを聞いて、水をあまり持たずに出発、水場についたが、どこから汲むのかなかなか良くわからず(湧き出ているところを探すが見当たらない)、水が溜まっているところから、すくって汲んだものの、もって上がったらよかったと後悔。まめうち平を過ぎたあたりから、寝不足&雨のため、写真も撮らず(花の写真から上につくまでの間)、必死になって登る。20年まえに一度登った時も、しんどかった覚えがあるものの、今回も同じ位・いやそれ以上にしんどい
(前夜、飲んだお酒が残っていたのか、寝不足か?)。
途中、「頑張りましょう!」と見知らぬ私たちに声をかけてくれた、1組のカップルと一緒に登り、なんとか山頂に到着。
山頂では、ご夫婦でテント泊で来られた方ともお話し、しんどかった蝶が岳の登山の話題へ。(テントを張ったらすぐ、ひと眠りし、元気になりました。睡眠不足が原因のようです)
快晴というわけにはいきませんでしたが、綺麗な夜空と、日の出が見られました。
二日目:「夏山の午前中の稜線歩きは気持ちよく・楽しい」
ぐっすり眠れて、一日目の疲れがなくなり、ご来光を拝み、前日にお会いした、カップルとご夫婦に出発の挨拶をし、テント場を後に。ここのルートは結構なアップダウンがありますが、やはり稜線歩きは楽しい。花畑も多い。途中雷鳥の2家族にも出会う。だんだんと近づく常念の岩場も、遠くで見ると大変に見えましたが、
いざ登ってみるとそんなに大変ではありません。ちなみにヤマップでは1時間とある常念へのコースタイムですが、1時間半かかりました。2時頃にテント場に到着。既にほぼ一杯。トイレ前の香ばしいにおいのするところになんとか場所を確保。
食事をしたり、ゆったりしていると、夕方から雷が鳴りだす。念のため溝(最近のは要らないらしいが)を掘り、水没しない対策をして眠りにつく。夜中9時頃土砂降りの雨で目を覚ます。12時頃には雨が止み、空を見上げると、星空が見れる。
明日はもしかして、晴れかな?と期待。
三日目:「天候が安定しないため、ルート変更し、無事下山」
朝になると雨が降ったり止んだり。で、前夜の期待は大きく外れる。
テントも乾かすことなく、そのまま撤収。撤収前のテントの中では、予報を携帯で何度も確認。夜中3時頃、携帯で予報を確認しようと思うとなんと圏外。4時頃に圏外から復活。どうも常念の携帯基地局は夜(7時頃)に停止し、朝の4時頃に動きはじめるようです。朝の予報。tenki.jp の予報は、曇 or 霧一時雨から雷雨。一方、てんくらだと A 。結局よくわからない。最後は雨雲レーダの予想図を元に10時頃には雨が降るだろうと決める。初めての岩場&稜線で、雨は危ないと考え常念->三股へのルート(5時間位かかります) を止め、一ノ沢(約3時間)に下りることに変更。無事下山後、一ノ沢からはタクシーで、三股まで向かって、置いてた車を拾って温泉へ。
(一ノ沢からは携帯使えません。タクシーを呼ぶなら、常念小屋からで)
・・・・無事、初めてのテン泊が終わりました。
『参考』
「食事」
・炊飯:今回、Esbit の軽量コンロを持っていきました。事前に家で Esbit 固形燃料 ミリタリー(12g) 1個で1合うまく炊けるのを確認し、山で炊くと芯飯ができました。二日目は 12g + 6g (半分にナイフで切った)を使い、水も(おそらく)1.4〜1.5倍に増やすと、やっと美味しい飯になりました。
「持っていって役に立ったもの、立たなかったもの」
△食料:出発時の総重量は17kg.うち食料が2kg(結局500g 程残りました) + 行動食(こちらも半分残)。
〇水は Max 2.5 kg あれば十分 (1.5リットルペットボトル + 山専ボトル 0.9リットル + ハイドレーションチューブ)
×ゲーターは持っていったがいつもの通り使わず。但し、足首の内側は汚れます。
×ペグは使わず、テントは全て石につけました。蝶ではペグうち頑張ってみましたが、ピンペグもVペグも土に刺さらず。
常念では最初から、ペグを刺そうともせず、石を探して括り付けました。ちなみに、常念はペグは使えそうです。
エアライズの張り綱が短いかも、という事で 2m x 4本の張り綱を持っていきましたが、使わず。
△ガス 250g缶 を持っていった。2泊3日ならば 110g 程度で十分。(但し米はEsbit で炊きます。ガスはお湯を沸かすのみ)
× ターボライター:標高高いと着火せず(前回登った薬師でもそうだった。地上ではつきます)。次回は普通のライターのみ。
△ レインウエア('97年頃に買ったゴアテックス)。当然使いましたが、帰ってから見ると、シームテープ剥がれが散見。もし、土砂降りの雨だったら、このカッパだと厳しかったです。洗濯機で洗った後、剥がれたテープをシームグリップで付け(ほぼ1本使いました)ました。その後、フードにシャワーをかけ、水漏れない事を確認し、撥水加工、アイロンがけ。これでまだ5年は持つでしょう(笑)。
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