1泊2日の贅沢旅 扇沢〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜八方尾根
- GPS
- 31:12
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 3,131m
- 下り
- 2,635m
コースタイム
エアリアコースタイム 10:35
実測タイム 8:19
9/8 キレット小屋4:40-(4:00)-7:31五竜岳7:37-(0:40)-8:15五竜山荘8:25-(2:30)-10:10唐松岳頂上小屋10:20-(3:00)-11:59グラートクワッド頂上駅(最終16:30)
エアリアタイム 10:10
実測タイム 7:19
天候 | 9/7 高曇り→ガス→小雨 到着後本降り 9/8 雨のち小雨とガス |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
扇沢A(柏原新道入り口)4:35着 6000円 復路: 白馬八方バスターミナル 13:55発 - 15:05着 長野駅 1500円 長野駅 15:26発 - 17:12着 東京駅 約8000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 柏原新道(扇沢〜種池山荘): 登りはじめはやや急登だが、その後はなだらかな登り とてもすばらしい整備状況。 種池山荘〜爺ヶ岳〜冷池山荘: なだらかな登り下りがメイン 危険箇所なし 冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳: 鹿島槍ヶ岳近くはザレ場だが、極端な危険箇所はない。整備されている 鹿島槍ヶ岳〜キレット小屋: 鎖場、狭い足場が連続する。梯子もあり。岩は濡れると滑りやすい。 キレット小屋〜五竜岳〜五竜山荘: 口ノ沢のコルまで鎖場と狭い足場が所々にあり三段登りの下りは滑りやすい。G5手前から鎖場あり。五竜岳を過ぎて少し狭い岩場があるが、山荘近くになるとなだらかになる 五竜山荘〜唐松岳頂上山荘: 前半はなだらかなハイマツ帯を抜けるが、大黒岳周辺は岩場が連続する 唐松岳頂上山荘〜八方池山荘: 遊歩道状態に近い整備状況 八峰キレットから五竜岳、大黒岳の難所は技術的な困難性は剱岳よりは少ないが、アップダウンが大きく体力を要する 【登山ポスト】扇沢駅にあり(今回はオンライン提出) 【下山後の温泉】 八方バスターミナルそばに第一郷の湯があり 500円 貸しタオルセット300円 |
写真
装備
個人装備 |
靴 1
ザック 1 30L
ヘッドランプ 1 予備電池含む
レインウェア・ザックカバー 各1
ツェルト類 1 ピコシェルター
水筒 2 2L+0.5L
地図・コンパス 各1 エアリアと2万5千
行動食・非常食 適宜 2食分相当
防寒着 1 フリース、ダウン等
グローブ 2
帽子 1 サンバイザー
タオル 1
ゴミ袋 2
常備薬・非常用薬 1
ティッシュ 1
保険証 1
マッチ 1
ナイフ 1
日焼け止め 1
予備衣料 1式
コンロ・食事道具 1式
携帯電話 1
財布 1
時計 1
歯ブラシ 1
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感想
ぽっかり空いた週末はどこに行こう
そうだ、あのごつごつっとしたお山がいい
地図とにらめっこすることしばし
バスの時刻表をじいっと見る
…なんと、2山同時に行かれるではないか
それも、爺ヶ岳から回り込んで!
ただし、行動時間はコースタイムで10時間超えが2日間
中間地点のキレット小屋はテント場がないし、ここは小屋泊まりで楽々とする
しかし、小屋泊まりの荷物をすっかり忘れてしまっている
なにがいるんだっけ??
やたらに荷物が少なくて、日帰りと全然変わらなさすぎなので、使わない予定のバーナーを入れてみたり、予備のヘッデンを足してみたりする
結局水込み8kg位でビバーク可能な装備になった
いつもよりもアドレナリンを消費した金曜日の仕事は結構遅くまでかかり、ちょっとぐったりしつつもバスに乗り込む
バスは空いていて2席を一人で使用できたのでバッタリと倒れ込んで寝てしまう
朝は真っ暗なうちに登山口へと到着、バスはそのまま走り去った
と…そこで気づく
あ、携帯をバスの中に忘れた…
泣きたい気分だが、今はどうにもならないので一生懸命に頭の中から消去する
とにかく下山した後のことだ
山で緊急事態になった場合でも、無線機はあるので山にいる限りは困ることはないのだから、と言い聞かせて暗い登山口へと同じくバスを降りた人と歩いて行く
いつものヘッデンが登山道を照らして歩きやすい道を進んでいく
その場所にあったのだろう岩を使って、見事にフラットな登山道を作っている
これは登りやすいだけでなく下りやすいだろうな
と考えているうちに集中してきた
夜も明けて明かりを消す
長い行程のはずなのだが、昨日で緊張を使い果たしたらしく変に力は入っていない
気づけばあっという間に種池山荘に着いていた
なだらかな登りをこなして爺ヶ岳のピークをたどっていく
小さい石が重なった道をとにかくすすむ
整備されているので進みやすい
ガスの最前列に立つ冷池山荘の脇をすり抜けてガスに隠れた鹿島槍ヶ岳へと進む
緩やかな坂をするすると進む
今日は歩くこと、体の調子、足の出し方、そんなことだけが頭を占めている
いつも頭の中を駆け巡る様々な事は今日は雲の下らしい
鹿島槍ヶ岳の頂上は突如として団体登山客で埋め尽くされていた
わたしもそそくさとパンをかじる
一段落したところで急な坂を下る。小さい石が山積していて崩しやすい
何度か小石を蹴ってしまった。幸い周りに人はおらず、ほっとする
キレット小屋への道は岩場が集中してくる
団体さんを追い抜かせていただいて、マイペースで歩いて行く
剱岳のような恐ろしさはないが、鹿島槍ヶ岳南峰から降り始めた雨で滑るので少し気を使う
梯子と鎖場を超えて岩場を回り込んだ瞬間に突如としてキレット小屋が目の前にやってきた
13時とまだまだ早い時間に着けてほっとする
気分良く一日目の行動を終え、さらに早くやってきていた五竜山荘からの夫妻と言葉を交わす
少し支度を調えて、濡れた服を食堂のストーブで乾かしながら本を少し読む
乾いた頃に部屋に戻って夕食までのお昼寝とした
夕飯は豪華な生野菜とハンバーグ、ポテトサラダに漬け物に味噌汁
あまりにおいしく、ついついご飯を三杯頂いてすっかりお腹いっぱい
一瞬の雲海を目にして早めの就寝となった
4時の目覚ましが各所で響く
考えることが一緒な人が沢山いる
5時朝食だからそれはそうか
私はお弁当を作ってもらっており、荷物を抱えて談話室で半分ちょっといただいた
まだ空も白んでいないが、5時半頃にはそこそこの明るさになっていた昨日を思い出す
難所の3段上りで明るくなる計算で暗い中を出かけた
暗い中の鎖場と梯子だが、そんなに難しい場所ではなかったのが助かった
雨は降り続いている
結局今年はほとんど雨具を使わないことがなかったなと思いながら進む
口ノ沢のコルからは道はやさしくなったただし、細かく登り下りだから意外に時間はかかる
行く手の五竜がそそり立っていた
だんだんと鎖がでてきて岩がちになり、よじ登るように進んでいく
山頂で見渡したら、五竜山荘からのピストンのパーティーがやってきてお互いに写真を取り合う
この日ここから唐松岳頂上山荘まではこの人たちだけしか会わず、なんとタイミングがいいことやら
一瞬見えた風景の様子をお互いに交換して五竜山荘へと向かう
雨はまたまた強くなってきた
雨具をバチバチいわせながら、さらに大黒岳への稜線に向かう
…正直ここを侮っていた
前半はなだらか、やや暑く感じるくらいであったが、大黒岳へは細かい偽ピークを沢山越えていく。これが心を乱してしまった。
再度集中するまでは苦戦
実は一番の難所かと思う手がかり、足がかりが少ない鎖場もあり、体力が落ちた後半には辛い場面になった
しかし、これを超えた瞬間にまたしても目の前に山頂小屋、そして3組目の雷鳥がいた
しばらく目を楽しませて休憩
なだらかな遊歩道のような八方尾根をさっさかと気持ちよく下降した
気づけば12時にリフト乗り場に着いていたのだった
リフト最終を心配した計画だったが、予想外の出来で楽しいまま終わることができた…
ただし、まだ携帯の回収ができていない(泣)
komaちゃん、またまたソロでしかも1泊でこのコース、
相変わらずタフですね
お疲れ様でした。
(私は雨で停滞も含めてテントで3泊も )
秋雨の季節ですが、早くすっきりと晴れた空の下、
紅葉を満喫したいですね
携帯電話、どうなりましたか?
はじめまして。
かなりお天気が悪かったのではありませんか?
わたしは土曜日に白馬にいたのですが、縦走や日帰り計画の早立ち組の中には大雪渓やその手前で引き返していく人もいましたよ。その中には稜線経由ではなく直接鑓温泉に計画変更した私も
昼までは降らないかと思っていたら7時前からパラパラと降ってきましたし、鑓温泉小屋でもずっと雨で深夜に雨脚が強まりました キレット小屋からの早立ちは気持ちを強めて出発されたのでしょうね。
事故なく雷鳥さんに歓迎された山行になってよかったです。携帯も無事だとよいですね
こんばんは
テント泊の装備であの岩場の連続を通る方が余程辛そう です
私も南下ルートを考えていたんですが、ゴンドラの始発が遅すぎて、早く歩きたくて北上ルートにしてみました
今年は予定した日に雨が多くて困りますね
なかなかすっきり青空で登れません
でも、初めは台風で予定もすべて飛ばされちゃうかと思っていただけに、上々かな、と
秋は本当にすぐそこに来ている印象でした
いい秋の山が堪能できるといいですね
あ、携帯電話は着払いで送っていただけるそうです
明日の夜にはきっと手元に戻ってきます
やっぱりないと不便ですね
電話番号も頭に入っていなくて本当に焦りました
こんばんは
正直、天気はあまりよろしくはありませんでした
でも、最初の予測よりは遙かに良い天気、でした
鹿島槍ヶ岳南峰11時頃までは雨もほとんど降らずに高曇り、
その後は小雨ですみました
風も10メートルは降らずに済みました
白馬ではもう少し荒れていたんですね
多分、立山連峰でブロックされているせいで、後立山の南部は天候がやや穏やかだったためだと思います
夜のキレット小屋は正直雨と風が強かったようです
一瞬目覚めた時にゴーっとすごい音でした
朝には風も弱まり、雨も小雨でスタートとなりました
暗い中の雨でえいやっと出るのは少し勇気が要りましたが、出てしまえばそれほどではなかった印象です
風は五竜の手前で一瞬15メートル程度、他は10メートル前後という感じでしょうか
7年前に歩かれたとのこと、その時の天気は良かったでしょうか?
私はまだ遣温泉につかっていません
前の時にはお掃除中でした
いずれは来訪せねば、と思ってます
よかったね〜
セルフ撮りのコマちゃん、楽しいのがよくわかります。
また東北の山でお会いしたいですね。
komadoriさん
私が行ったときは2日間とも晴れてはいたのですけどね。爺ケ岳の山頂付近で会社のエライ人に会ってしまって話し込まれてる間にどんどんガスが。。。たぶん麓の気温が高めだったのでしょう。
昼前に冷池山荘で布団一枚に4人といわれ泊まる気をなくし、ガスガスの八峰キレットに突っ込みましたよ。
鑓温泉はよいお湯ですけど、日程に入れにくい位置にありますからね。300円で日帰り入浴もできますよ 今年はカチカチの雪渓トラバースが2本あります。また、ご存知かもしれませんが小屋の営業が9/30⇒9/23に変更されました。
テン場とお風呂は9/30まで使えるみたいですけどね。
鑓温泉に泊まって「小説を読む」⇒「寒くなったら温泉」というルーチンを繰り返しただけですからレコを書いたものか迷っているんです。。。
コマちゃん おつかれさまです
相変わらずの豪脚っぷりですね。
落し物をするとショックでかいですよね。
とはいえ無事帰還よかったです
やられた〜
お盆に仕事が入らなかったら
この辺りをうろつこうかと思っていた所なんだよねぇー
白馬から入ってキレットを二つ越えて・・・・・なんてね
天気は今一つのようでしたが、要所で復活してくれたようでよかったですね
今年は悪天娘バリバリですね
ところで携帯
届いたのかな?
電源は入れっぱなしだよね
配達中も着信してるのかな?
常習のスピード違反登山
町だったらとっくに免許取り消しですね。
でも、いつも本当にお見事です。
せっちゃん、こんばんは
天気は最高とはいかなかったけれど
気分は最高に楽しかったですよ
天気に負けなくてよかった
また紅葉の東北を満喫したいです
あ、冬景色も…
えー一枚に四人ですか
そんなことを言われたら、無理だろうと何だろうとキレットまで進みますね
でも、それが出来た人はごく一部だったわけですね
白馬鑓温泉で温泉と読書なんて、すごく贅沢ですね
なかなか期間中に行くのもハードルが高い
せっかくいったならホカホカに温まって寝てしまいたいし
いつかはつかりたい
気づいた瞬間、がぁーん
自分のバカさ加減に情けなるやら…
でも、結局キレット小屋でもほとんど電波入っていなかったみたいです
おかげであきらめがついたともいう
携帯はつい今し方、宅配便でもどって来ました
いやぁ、ホッとしました〜
天気予報では、もう少し悪くてもおかしくはなかったんだけれども、初日の昼までは予想外、翌日の午前の展望が利いたのも予想外でした
お盆は残念でしたね〜
でも、実は羽田空港経由で富山に前日に入れば北アルプス北部は夏山期間ならかなり早い時間に登山口に立つことができるから、またチャンスねらいましょうね
できれば不帰のキレットも歩いてみたいですね
で、鑓温泉につかる、と
携帯は、ウェザーニュースからたくさんのメールが来てました
いやいや
今回は夢中で歩いちゃいました
鎖場とか岩場になると、ついついピョコピョコと歩いてしまいますね
一番の時短原因は柏原新道ですね
とても歩きやすくて、行程の割にスピードがでちゃいます
きっと、スピード表示がまちがっているってことで
レコだとどれくらいの雨だったか感じることは出来ませんが、いずれにせよ、あのコースを雨で,単独で,1泊で行くなんてさすがにkomaちゃんですね。
標準タイムを大幅に短縮できる脚力が必要です。
ああ、yokowvさんも大幅短縮だし、私が遅いだけなのか・・・・
時間短縮になっているけれど,大本は休憩がないって原因があるとおもいます
普段トレーニングしていないですから,多分ペース配分にコツがあるのかなぁ?と思っています
ばてない速度内で動き続ける感じでしょうか
これ以上の時短だと,やっぱりトレーニングしないと無理そうです
komadoriさん、こんにちは。
相変わらず、素晴らしいですね。
悪天候にも関わらず、さらっと岩場も行ってしまうし…
こんな魅力的な女性と出会えたことは、
とてもハッピーです
私もkomadoriさんを見て、
単独テントやってみたくなりました。
もっと、お話したかったです。
おひとりの方は、おひとりを楽しんでいらっしゃるのだと思うので、あまり話しかけるとご迷惑かな・・・なんて遠慮してしまうのです。
私もこの夏、2人でテント泊で食事づくりを楽しんでいます。最近は、ご飯を米から焚いています
また、今後も参考にさせていただきますね。
お疲れさまでした!
相変わらずの無鉄砲ぶり、でしょうか(笑)
単独でも、テント場では大きな家族の気持ちになっています
だから、お声がけいただけるのは実は楽しいのです
あの夏の日はとても楽しい一日でした
まだもうすこし夏の名残を楽しみましょうね!
またどこかで会いましょう!
komadori さま
気づかなかった
芋亀でございます。
この時期のここいらは天気良ければ充実間違いなし。
最後に八方尾根で楽ちん下山は次回へのエネチャージだね
今回は生野菜担がなかったん
芋はレタスにキュウリに人参玉葱生麦生米生卵生肉マヨにケチャに醤油に味噌に食パンにママレードにまだまだ担いで上がりました
今回はちょうど中間地点のキレット小屋がテント場がないので小屋どまりにしてしまいました
おかげで最終日は夕方には東京でした
その野菜、ご飯のネタたっぷりザック、是非是非デリバリーを
ゆっくりテント泊しておいしいご飯つくりたいですね
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