チロロ林道から日高の稜線へ!〜北戸蔦別岳
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 11:53
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,383m
コースタイム
−8:48〜9:01トッタの泉(小休止)−10:19ヌカビラ岳−11:20北戸蔦別岳(昼食)
12:02山頂発−13:38〜13:56トッタの泉(小休止)−14:35尾根取り付き部
−16:32取水ダム−17:18ゲート着
登り:5時間55分、下り:5時間16分
天候 | 曇り時々晴れ、一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は結構長いです。比較的綺麗な林道ですが、やはり穴ぼこや水溜りはそれなりにあります。 途中、崖が崩れている部分があります。割と最近崩れたものと思われます。 クルマが通れる幅は残っていますが、危険な香りがします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*上のルート図は地形図の登山道に沿ってプロットしたものです。 実際の歩いたルートはやや違います。 ●トイレ 登山口に簡易水洗のトイレあります。 山に入ったらトイレも携帯トイレブースもありません。 ●二岐沢出合〜取水ダム 林道3.1kmです。日高では短い方らしいですが、それでも長い・・・ しかしこの区間の渓流や岩壁の景色はとてもいいです。 岩壁の至る所にダイモンジソウが咲き乱れていたのです。 それらを楽しみながら歩くといいでしょう(なので明るい時間に)。 ●取水ダム〜二ノ沢出合 「夏山ガイド」にも書いてますが、地形図にあるルートとは違って、左岸沿いを歩きます(登りだと沢の右側になります)。 草被りはそれなりにありますが、足元にはしっかりした登山道があり、ピンクテープも多く迷うことはないと思います。 何度か小さな渡渉あります。 ●二ノ沢出合〜尾根取り付き 合計5〜6回の渡渉、それに沢の中を歩く部分も少しあります。 今時期だと登山靴のままでも渡れます。 ●尾根取り付き〜ヌカビラ岳 ほぼ1100m地点で前方の沢は滝になります。そこでルートは右に折れ、尾根に取り付きます。 雪のない時期なら間違うことはないでしょう。 そこからヌカビラ岳手前の稜線まで延々と急登が続きます。 健脚な人には一気に標高を稼げるのでむしろ嬉しいのかもしれません。 この登りのほぼ1/3くらいの地点に「トッタの泉」があります。 あくまで自己責任ですがそのまま飲用できるみたいです。 とっても冷たくて美味しかったですよ! ヌカビラ岳の手前に岩山があります。ここには2箇所にはしごがかかっています。 この岩場では時々ナッキーの声が聞かれます。 そこを登れば日高山脈の大展望です。 ヌカビラ岳まであと少し、展望を楽しみながら歩きましょう。 ●ヌカビラ岳〜北戸蔦別岳 ハイマツやナナカマドの中を歩きます。途中、左手には美しいカール地形と花。 一旦下ったコルにはテント1張り分のテン場あり。 そこから北戸蔦別岳まで最後の登りです。 ●下山後の温泉 沙流川温泉ひだか高原荘 http://kougenso.jp/ 日帰り入浴500円(日高町民は400円)。11:00〜21:00。 |
写真
聞けば長野からやってきて今朝小樽に着いたという。
そして9時にスタートしたと。
信じられん!3時間かからずにここまで来たというのか!
しかもテン泊装備で・・・。
世の中には羨ましいくらいに健脚な方がいるもんだ。
感想
雨予報だった日曜の天気が好転した。
降らなさそうな感じだったので、久しぶりに登り応えのある山に。
アポイ岳を除けば、初の日高の山!
ドキドキものです。
時間と体力と相談しつつ、行ければ戸蔦別岳まで、ダメそうなら北戸蔦別岳まででもいいやと。
夜明けと共に登ろうと、早過ぎるくらいの夜中の出発。
日高道の駅で1時間ほど時間を潰し、4時過ぎに登山口駐車場に到着。
最近は夜明けが遅いんですね。4時過ぎだとまだ真っ暗でした。
1台クルマがあるけど、どうやらこれはテン泊で登ってる方のようです。
天気もどんよりしてて怖いから、充分明るくなるまで待ちました。
最初は3.1kmの林道歩き。
先週風不死岳で見たダイモンジソウが、林道沿いの岩壁に咲き乱れています。
ちょいちょい滝もあって、なかなか景観のよい林道でした。
取水ダムから尾根取り付きまでは渡渉や沢の中を歩く部分がたびたびあります。
最近の雨続きで増水が心配でしたが、杞憂でした。
今時期の水量はあまり多くなく、登山靴でも充分でした。
草被りはそれなりにあるものの、登山道はしっかりしており迷うことはありません。
渡渉部分もピンクテープや対岸の登山道をよく見てればわかると思います。
尾根に取り付いてからは稜線に出るまでずっと急登です。
一気に標高を上げるこういう急登が好きな人には楽しいのではないでしょうか。
途中のトッタの泉はそのまま飲用可ということなので、いただきました。
冷たくて美味しかったです。
稜線に出ると幌尻岳まで続くラインが美しかった。
健脚な人たちは日帰りであそこまで行って戻ってきますが、僕には無理です。
いつかテント担いであそこまで歩いてみたい。
でもテント担いでこの急登を登るのもキツそう。。。(>_<)
北戸蔦別岳山頂に着くとまもなく、ガスに覆われて展望がなくなってしまいました。
ヌカビラ岳からだけでも見えてよかった。
下山は尾根取り付き部までは案外短く感じたのに、そこから駐車場まではえらく長く感じました。
(実際時間もかかっている)
そして最後には通り雨。今回もまたレインウェアを使う羽目に・・・。
でも駐車場には降った形跡がなく、超局地的な雨だったようです。
この日会った人は日帰りの単独トレランの方、北戸蔦別岳で2泊して下山してきた男性、テン泊予定で登ってきた2組3名のみでした。
下山後は沙流川温泉ひだか高原荘に。
とってもいいお湯でしたよ!
そういえば心配していたダニは1匹もつきませんでした。
日高だから覚悟はしていたのですが。。。
*林道(クルマで走る部分)の途中に崖が崩れて道路の半分近くが埋まっていました。
割と新しい崖崩れのようでした。
現在はまだクルマの通れる幅は残ってますが、もしかすると通行止めになってしまう可能性も。。。
今回はアポイ岳以外未だ未踏の日高連峰の山に登って来ました。
来年、幌尻岳へテン泊したいと思っていて
その下調べ的な意味も含め
北戸蔦別岳をセレクトし、深夜出発することに。
チロロ林道の走行はとっても長かったですーーー・・・
登山口では車一台泊まってましたが
山泊の方が車を置いてっているのかも・・・
なので、実際には私達のみ。。
辺りは薄暗いし、雰囲気ありまくりでした(T△T)
最初の3kmの林道歩きでは
右手の岩石にビッチリのダイモンジソウが!!
かなり驚きましたー!
ダイモンジソウのカオス祭りに癒されながら
登山口到着。
ここからずーーっと渡渉と沢の横を歩いていきます。
渡渉も終わり、更に進んで行くと
尾根取付きから急登ポイントに突入です。
長かったー!
やがて、トッタの泉まであと10分という
標識が!!
やがて見晴らしが良くなってきます。
ナナカマドの実が凄かったですね!
山々は紅葉が始まっておりました。
ひーこらしつつヌカビラ岳に到着。
そこから更に1時間ほど歩き、やっとこ北戸蔦に着きました〜\(^0^)/
幌尻岳が近くてとってもカッコ良かったですね!!
戸蔦岳まで行きたかったのですが、
時間と体力を考えて、今回は北戸蔦別までにしました。
次回のお楽しみにします♪
撮影タイムと行きたかったのですが
なんとまあ!一気にガスで幌尻様も隠れてしまったので、
山頂でマターリして下山しました。
今回はなかなか登り応えあったな〜
私にはまだまだ先だろうと思っていたので
登れて良かったです!
来年はもっと体力つけて、山泊したいですね(*^^)v
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
変わったこの子、何処かで見たことがあるような・・・と思ってましたが、黒い実を見て、もしかしてウドではないかと。写真だと大きさが判りませんが、背の高いものならそうではないかと。
タカネトウチソウなのか?はサラシナショウマ、ブルーベリー色はツバメオモトの実だと思います。
それはともかく、お疲れ様でした。日高ももう紅葉しているのですね。今年は早めのようですね。
ウド!
確かに写真を検索すると、ウドで間違いなさそうです。
山菜のことも何も知らないので、これがウドだとは気付きませんでした!
サラシナショウマも、先端が垂れ下がった感じがタカネトウウチソウとは何か違うなぁ、と感じていたのですが、低山植物だったのですね。
あの白いツバメオモトの実がこれなんですね!これで忘れることはないと思います。
昨年は残暑のせいで紅葉はイマイチでしたが、今年は綺麗な紅葉が見れそうな感じで楽しみですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する