ヌプントムラウシ林道〜沼ノ原〜トムラウシ山
- GPS
- 29:43
- 距離
- 63.8km
- 登り
- 2,775m
- 下り
- 2,777m
コースタイム
- 山行
- 10:21
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 11:01
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:42
天候 | 1日目:晴れ 2日目:曇り/稜線はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ヌプントムラウシ林道はかなり前から崩壊のため通行止めとなっている。たぶんこのまま廃道化していくと思われる。今回はそのヌプントムラウシ林道を通って沼ノ原経由でトムラウシ山までぐるっと周回で縦走してみることにした。
【1日目】
ヌプントムラウシ林道ゲートに車を置いてスタート。林道をトボトボ歩いていく。しばらくするとヤブに阻まれて進めなくなる。分岐は左に行くべきだったのに直進してしまったようだった。道を間違えた…。いきなり30分も時間をロスしてしまう。あんな立派な分岐ゲートを見落とすなんて我ながらアホ過ぎる…。
林道を奥まで進むと道はガッツリ崩壊していた。河原を歩く。一か所どうしても進めなかったところは右の斜面を高巻きした。ヌプン大橋の先で少しヤブ漕ぎ。沼ノ原大橋を渡るとヌプン小屋が見えてくる。ヌプン小屋は綺麗で立派な建物だった。今度泊まりに来よう。小屋から少し進んだところに沼ノ原方向への分岐の沢がある。対岸へ渡らないといけないが水量が多くて飛び石出来そうな場所もなかった。仕方がないので裸足で渡渉した。
沼ノ原へ向けて沢沿いに登っていく。地形図に破線は記載されているが実際に道は無かった。沢沿いに登れなくなったところで右の急斜面を這い上がる。その後少しヤブ漕ぎすると尾根に付けられた夏道を発見した。あとは沼ノ原へ向けて夏道を進むだけ。沼ノ原山は面倒になってしまいパスした。
沼ノ原まで登ると素晴らしい景色が広がっていた。風が冷たくて止まっていると寒いくらい。歩くには汗もかかなくて快適かな。大沼にはテントが数張り。ここに泊まりたい気分となるがグッとガマンする。五色岳方向へ進む。途中の水場で念のため2リッター汲んでおく。この水は何故か泥くさくてあまり旨くなかった。結局は涼しくてこの水は使わなかった。化雲岳に立ち寄ってからヒサゴ沼まで移動する。今日はヒサゴ沼で宿泊。日が沈むと一気に冷えてくる。寒いのでメシを食べたらさっさと寝袋に潜り込んだ。
【2日目】
夜は風が出てきて一晩中ツェルトがバタバタとしていた。結露した水滴が顔に飛んでくるためエマージェンシーシートを頭までかぶって防いだ。3時半に目覚ましが鳴るが寒くて寝袋から出る気がしなかった。4時ごろに気合いを入れて外に出ると思ったほど寒くはなかった…。今日はトムラウシ山を登ってから下山するだけなので行程も短い。ゆっくり朝飯と食べてから出発した。
朝のツルツルな雪渓を登って尾根まで上がる。日本庭園付近はガスで霞んで幻想的な雰囲気だった。トムラウシの山頂もガスで真っ白。まあ今年は冬から何度も登ってるので真っ白でも問題なし。写真だけ撮ったらザックも降ろさずそのまま下りた。下山中たくさんの方とスライド。この時期のトムラウシはこんなにたくさんの方が登ってくるのね。びっくり。東大雪荘まで下山後は車道を歩いてスタート地点まで戻る。涼しくて車道歩きも苦痛ではなかった。
【まとめ】
崩壊した林道はルートを探しながら歩く必要があるため変化があって思ったほど退屈しなかった。トレランシューズや沢靴で川の中をジャブジャブ歩けば面倒な高巻きやヤブ漕ぎの必要もなくもっとスムーズに進めたような気がする。この日は登山靴を履いてきてしまった。ヌプン小屋にもぜひ泊まってみたいと思った。縦走はピストンよりも周回した方が楽しいね。
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