筑波男体山(白滝神社からつつじヶ丘、ユースホステル道、男体山)

2021年08月21日(土) [日帰り]

• GPS: 07:00
• 距離: 17.9km
• 登り: 966m
• 下り: 955m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:17
• 休憩: 0:41
• 合計: 6:58

距離 17.9km 登り 966m 下り 966m

5:46 筑波山口
6:36 6:37 六所駐車場
6:55 6:56 六所の滝
7:41 7:42 白滝神社
8:26 8:33 つつじヶ丘
9:23 湯袋沢西尾根分岐
9:27 筑波高原キャンプ場
9:33 女の川
9:56 10:06 ユースホステル跡地
10:12 カタクリの案内板
10:42 御幸ヶ原
10:42 10:49 筑波山頂駅
10:51 御幸ヶ原
11:04 11:08 男女川解説板
11:52 12:02 筑波山神社
12:44 筑波山口
12:44 ゴール地点

天候

晴れ、蒸し暑い

コース状況／危険箇所等

白滝神社のコースは素晴らしいハイキング道でもっと多くの人に利用してもらいたいコースである。

その他周辺情報

途中「筑波ふれあいの里」という素晴らしい宿泊施設を通る。

写真

8/21 17:06

筑波山系の登山道を選ぶ時、私のバイブルとなっている（登山道や史跡を紹介している名書）鈴木敏信氏の名地図集を今回も参考にして白滝コースに行く事に決めた。

8/21 5:44

筑波山口の駐車場に集合。昨日から茨城県のコロナ感染の緊急事態宣言が発表されたのでこの駐車場も閉鎖されるかと思っていたが開いていたので助かった。同行者のI氏も6時の集合時刻より早めに来てくれたので5時50分頃出発した。

8/21 6:15

ゆったりした田園風景の所々に巨大な岩が置いてある。昔噴火でこの辺まで飛ばされて来た岩を庭石に使うつもりで集めて来たのだろうか？筑波山頂は薄い雲に覆われている。

8/21 6:27

筑波一帯には「馬頭」の文字が付いた石碑が多いが、昔は農耕馬との結びつきが大きかったのだろう。

8/21 6:31

道の両側にブドウが栽培されている。ブドウの房は木の下部しか付いていず、ブドウ畑でボランティアをしたI氏によればこの畑はワイン用に栽培されており、養分を蓄積する為に上の房は間引きしているとの事であった。

8/21 6:37

六所には舗装はされていないが立派な駐車場があった。ここから白滝を往復するだけならここに駐車した方が筑波山口から舗装道路を50分歩く時間を省く事が出来る。

8/21 6:38

六所大仏という大きな石像。石碑裏の説明によれば平成16年(2004年)に個人の篤志家によって建てられたそうである。

8/21 6:47

六所皇大神宮霊跡地（旧 六所神社）である。六所大仏にあった説明碑によれば筑波山神社が奥宮で六所大神宮は里宮としてペアになっていたそうで、その建立時期は天武10年(681年)との事。

8/21 6:50

ここから山道に入ると「六所の滝」の道標が出て来る。

8/21 6:51

六所の滝は白滝道から少し外れるのかなと思って少し行くと「しらたきみち」の道標も出てきたので安心する。

8/21 6:55

少し行くと道が左右に別れ、右が六所の滝との案内があったのでその方向に行くと滝があった。高さ3m程の滝である。六所の里からこの沢を登って来てこの滝を登るのは楽しそうである。今度計画してみよう。

8/21 6:58

又少し行くと土留の堰堤が出てきた。ここから急に道が草で覆われて藪こぎとなる。もしこの藪こぎが嫌だったら引き返して六所の滝の分かれ道から左手に行けば良いと思う。

8/21 7:02

4分程藪こぎをすると左手からの道に出会って歩き易くなった。この道は先程の六所の滝の分かれ道で左手に行く道の続きかと思われる。

8/21 7:04

今まで辿って来た歩き易い道は地図上では125.5の三角点から出ている林道であろうが単なる山路であった。ところがここで幅3m程の舗装された林道に出た。この道を横切り直進する。

8/21 7:09

5分程行くと再び林道に会い、ちょっと林道沿いに行った後再び山路に入る。

8/21 7:09

この路は簡易舗装され、「しらたきみち」の道標もある。

8/21 7:15

ポッカリと前方が開け広大なキャンプ場に出てきた。テント用台場、ベンチ、給水設備が完備されている。つくば市が管理する「筑波ふれあいの里」である。

8/21 7:20

日本のかなりのキャンプ場はバブルの頃に建てられ、現在では見捨てられたような古い木製のバンガローが立ち並んでいるが、ここには新しいコテージが立ち並び、ここなら泊まっても良いかなという外見である。

8/21 7:20

100mのローラースライダーや、ロープで作った大きなジャングルジムもあり、一度孫たちを連れてキャンプしたいと思った。残念ながら今は茨城県の緊急事態宣言を受けて休館である。

8/21 7:22

大きなカマドや、コロナ感染下でも手作りの料理を皆で食べる為のプラスティック板で対面を仕切られたテーブルもあり、横には流しソーメンの設備もあった。

8/21 7:26

キャンプ場から少し行くと道は2つに別れ、右は尾根道、左は沢沿いの道になる。我々は沢の方が面白そうなので左方に行く。

8/21 7:26

この沢は「又次沢渓谷」と言う大層な名前が付いているが、実のところ気持ちの良い小川に過ぎない。

8/21 7:30

暑い日にこの渓谷を沢に浸かりながら歩くのも気持ちが良さそうである。

8/21 7:33

すぐ沢から離れ最前の尾根道と会い、そこからは広い道を行く。

8/21 7:34

舗装された林道に出て道沿いに少し行く。

8/21 7:36

左手に白滝神社への広い参道があった。

8/21 7:37

六所から来る沢に会い左に見て少し歩くと3mくらいの大きな岩が出てきた。道はこの手前で沢を右岸に渡る。この沢は六所の滝やこの岩のクライミングが楽しそうで一度忠実に遡行してみたい。

8/21 7:38

白滝神社に続く長い石段が出てきた。

8/21 7:41

ようやく念願の白滝神社にお参りする事が出来た。石段と社殿の石造りの坂の間は自然の力でぶった斬れているが神秘的な雰囲気のある場所であった。

8/21 7:55

神社から10分程歩くとT字路に出た。地図で見るとちょっと右に行った後今までの進行方向に行き、風返峠に行くドライブウェーへ直登する道がある筈だがもの凄い夏草に覆われて見つからない。

8/21 8:06

余りの夏草の状況に山路を行くのを諦め、左手の舗装道路を辿り大回りをしてドライブウェーに出てきた。本来なら山路を直登すればI氏が立っている場所に出てくるのだが、この地点から下を見ても夏草がビッシリと覆っている。

8/21 8:06

ドライブウェーを横断した向かい側につつじヶ丘に直登する山路がある。この道は4,5年前に登った事があり、急登だけれど整備された道であったように記憶していて、将に記憶通りの道であった。

8/21 8:22

高度差にして約150mを15分程で登るとつつじヶ丘に行く広い道に出た。

8/21 8:34

緊急事態宣言が出された為か、それとも未だ8時半頃で朝が早いせいか駐車場はガラガラである。

8/21 8:36

私がヤマレコで参考にした報告書はつつじヶ丘から筑波山神社に下っていたが、我々はトレーニングの為に距離を稼ぐ目的でトイレの横の道から旧国民宿舎へ行く道に入る。

8/21 9:02

この道はキャンプ場やユースホステルに行く鬼ヶ崎林道に行く道であり、だいたい明瞭であるが、沢を横断する所で不明瞭になる場所がある。この時所々に�┐隆波弔�あるので目印にすると良い。

8/21 9:56

鬼ヶ崎林道に出てキャンプ場、女川、男川の登山口を経てユースホステルの分岐点で左手のユースホステルを目指して登って行き、登山口に着いた。

8/21 10:08

この道は小型トラックならギリギリ通れそうな登山道にしては広い道が御幸ヶ原まで続いている。

8/21 10:51

御幸ヶ原はケーブルカーは動いているのに人出はまばらである。

8/21 11:06

ケーブルカー沿いの御幸ヶ原コースを下りる。これまではこのコースは楽な下りのように記憶していたが、久しぶりに下って見ると大きな岩はあるし、階段は多いし、道の凹凸も激しく結構緊張する道であった。今まで薬王院駐車場を起点とする裏筑波の急だけれど歩き易い道に甘やかされたせいであろうか？

8/21 11:54

筑波山神社に下りて来た。ここまで下りて来る間に御幸ヶ原を目指す登山者にも結構会ったがコロナ感染の前の半分程度であったし、この境内も閑散としている。

8/21 12:11

筑波山神社の参道から筑波山口に下りる旧道を行く。

8/21 12:42

ようやく筑波山口駐車場に着いた。出発時と違って駐車場はほぼ満車の状態。筑波山登山者だけでは無く、りんりん道路を利用する自転車族もこの駐車場を利用しているようだ。

撮影機器：

EX-ZR500 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

TsukubaTad

コロナ感染が始まって以来遠出が出来ないので宝篋山、筑波山、きのこ山、加波山、燕山の辺りの色々なコースを探して歩いて来た。殆どの道を歩いて来たので次第にコース探しに苦慮するようになったが、こういう時に最も頼りになるのは鈴木敏信氏の名地図帳「筑波山系の山路を辿る」である。これをパラパラと見ていると「白滝コース」と言うコースを見つけた。名前も美しいし、コース沿いには古い史跡もあるようだ。
　実際に行ってみると予想以上に素晴らしいコースであった。残念ながら利用者が少なく、このままでは廃道になってしまう部分もある。このコースはもっと多くの人に利用してもらいたいものである。
　又、六所から六所滝を経由して白滝神社に行く沢は滝の部分にそれぞれ3m〜5m程の大岩があり、これを登るにはロープでキチンと確保しなければならず、短いけれど初級の沢登りとしては面白いコースになると思う。