剱岳 (山と道を繋ぐ旅、完結編)
- GPS
- 24:06
- 距離
- 54.6km
- 登り
- 2,320m
- 下り
- 4,683m
コースタイム
⚫︎1日目 9月21日(土)
室堂7:55〜みくりが池8:05〜雷鳥荘8:20〜雷鳥沢キャンプ場8:30〜剱御前小舎9:40〜別山への分岐9:55〜剱沢キャンプ場10:05/10:30〜別山への分岐10:45〜別山11:30〜別山北峰11:40〜別山11:50〜真砂岳12:30〜富士ノ折立13:10〜大汝休憩所13:20/13:45〜雄山14:00/14:25〜大汝休憩所14:40〜富士ノ折立14:50〜別山への分岐15:55〜剱沢キャンプ場16:05 (テン泊)
⚫︎2日目 9月22日(日)
剱沢キャンプ場2:40〜剱澤小屋2:50〜剣山荘3:05〜一服剱3:25〜前剱4:10〜平蔵のコル4:45〜剱岳5:20/5:40〜2600m道標7:25〜2400m道標8:00〜早月小屋8:35/9:00〜1800m道標10:15〜1600m道標10:45〜1400m道標10:50〜1200m道標11:15〜1000m道標11:40〜馬場島荘12:05/12:40〜剣青年研修センター跡地13:55〜白萩東部公民館15:15〜上市・魚津分岐15:20〜みのわ温泉16:15〜滑川駅18:10〜滑川漁港18:20〜滑川駅18:45
天候 | 9月21日(土) 晴れ 9月22日(日) 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
富山〜(電車、ケーブルカー、バス)〜室堂(片道3,530円) 富山5:39〜立山6:27/6:40〜美女平6:49/7:00(6:54満席で出発)〜室堂バスターミナル7:40 |
コース状況/ 危険箇所等 |
⚫︎剱沢から別山への直登ルートは若干ガレています。 ⚫︎剱山荘から剱岳へのコースは、鎖場が多いです。鎖場が苦手な方にはキツイかも知れません。 ⚫︎早月尾根の方が鎖場が少ないため、鎖場が苦手な方には、こちらの方が良いかも知れません。但し体力的には、めちゃくちゃハードです。 ⚫︎剱岳山頂手前では、すれ違いのため渋滞が予想されます。特に早い時間に下る場合、登りの列が切れずに全然 降りられない可能性があります。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
ここ1、2年、道繋ぎと言う遊びにすっかりハマってしまいました。
プロフィールの「全ルートを見る」で赤い線と赤い線が繋がっていくのが楽しくて、色々な山や道を歩きまくりました。
そして (心残りはあるものの) 太平洋から日本海まで、後は立山から剱岳を残すのみです。
そんな訳で、剱岳に行ってきました (^-^)/
【立山】●1日目 9月21日(土)
終電で富山駅まで行き、ルートインに前泊。
始発で富山駅を出発して、室堂には 7時40分に着きました。
3連休とあって混んでいたもののストレスはありません。
今回は、晴天だったため、素晴らしい景色を拝む事が出来ました。
バスでは運転手がVTRを交えて、観光案内をしてくれます。
クルーな語り口調な運転手でしたが「通行料50,400円」と言った時にどよめきが起きてニヤリとしているのを見てしまいました。楽しませる気、満々じゃないですか (^^)
室堂からは、みくりが池、雷鳥沢キャンプ場を経由して立山を目指します。
途中、道を間違えた事に気付く。
立山方面に行くつもりが剱岳方面に進んでしまっているのです (ーー;ミス1)
結構がんばって登って来ちゃったなぁ〜
この際、先に剱沢キャンプ場まで行き、テントにデポしてから立山に行く事にします。
テントさえ確保してしまえば、多少戻りが遅くなっても大丈夫でしょう。
無事、剱沢キャンプ場に到着。テントを設営し、改めて立山を目指します。
途中、今度は行動食を持ってくるのを忘れた事に気付く(ーー;ミス2)
朝飯も食べていないし (当てにしていた室堂のそば屋がやっていなかった) 腹減ったぁ〜
完全なシャリバテです。
大汝山にある小屋は確か立ち寄り食をやっていたはず。
そこまで、頑張るしかない。
富士ノ折立山頂は、とりあえずパスして大汝山を目指します。
大汝休憩所に到着して、マスターに「何でもいいから食い物くれ〜」とお願いすると「あるものは何でもあるよ」と言う。
「じゃあカレー」と言うと「ない(売切れ)」と言われました。
そんなこんなで大汝定食を頂きました。
しゃべらないと怖そうに見えるマスターですが、話しをすると、とても良い方です。
「これで、また頑張れるね」と送り出してくれました。
もうひと頑張りして立山雄山に到着。
今日は晴天です。山頂でお祓いをする事が出来ました。
山頂の石は全て、登山者が下から願い事を書いて運び上げた物らしいですよ。
前回来た時に教えてくれていれば、私も持って来たのに (T ^ T)
(前回は雨のため下の社でのお祓いでした)
次に来る機会があれば、必ず持って来よう。
さて、若干 時間が押して来ました。
食事をして30分経ち、シャリバテも回復したので、少しペースを上げて戻る事にします。
剱沢に戻るとキャンプ場は、凄い数のテントで埋め尽くされていました。自分のテントの場所が分からん。
アライテント率1/5位かな?凄いシェアですね。
夜は、だいぶ冷え込んだようです。そこら中から「寒い寒い」と聞こえました。
明日も良い天気になりそうです。
【剱岳】●2日目 9月22日(日)
2時近くになるとテント場がざわつき始めました。
みんな随分、早立ちなんですね。
この山域では当たり前なのかな?コースタイムとかの事情で。
私も便乗して早立ちする事にします。御来光も見たいし。
出発して暫くすると、痛恨のミスに気付く。
どうも膝が痛いと思ったら、ストックがない!!(◎_◎;ミス3)
水場で水を補給した時に置き忘れたのです (T ^ T)
渋々、キャンプ場まで戻る。
再度出発したのは2時40分。御来光は、厳しくなってしまいました。
剱澤小屋の近くまで行くと、前から人が来ました。
どこに向かっているのかと聞くと剱岳だと言う。
「剱岳って、そっちなんですか?」
どうやら私は剱澤小屋に向かっていたようです。剱岳へは少し手前に分岐があるらしい。
3人組の1人は、登頂経験者のようなので、ご一緒させてもらう事にしました。
結局、山頂までこの兵庫から来たと言う男性3人組(女性陣は小屋に置いて来たとの事)と一緒に上がる事になりました。
夜間行にも関わらず経験者のルートファインディングは完璧。
おかげで日の出に間に合い、山頂では素晴らしい御来光を拝む事が出来ました。一期一会に感謝。
3人とはここで別れ、私は早月尾根を下ります。
ここから、また一人旅です。
早月尾根を下って行くと、またもやストックがない事に気付く(T ^ Tミス4)
分岐で一度 荷物を置いた時に置き忘れたのです。
数有る装備品の中で、このストックだけは新しい物が欲しいと思った事が一度もないほど相性が良いのです。
そんな大事な物を二度も置き忘れるとは……
あ〜何やってるんだか……
早月尾根を登り返します。
キツイ (ーー;)
その後、改めて早月尾根を下る。
キツイ (ーー;)
日本三大急登は下りもキツイです。
ここをピストンする人って凄いなぁ〜と思う。
登ってくる人は沢山いました。
すれ違いで多少、時間がかかります。
剱沢方面からは、もっと沢山の人が登って来ていたので、剱沢方面に下る場合、もっと時間がかかると思われます。
余裕のあるプランが寛容ですね。
早月小屋を過ぎると、すれ違う人は、随分 少なくなります。
ここからも、まだまだ長い。
早月小屋でテン泊する人は、この道をテント背負って登るんですよね。
すげぇ〜な。
ちなみに早月小屋のテン場は満床。本来テントを張る場所じゃないだろうと思われる場所までテントだらけでした。
登山口まで膝の痛み(レースで負傷)に泣きそうになりながら下ります。
早月尾根、恐るべし!!
何とか登山口に到着して、ここで一休み。
馬場島荘は、キャンプ場になっているので、ここで一泊するのも手です。
しかし今ならまだ終電(19時)に間に合いそうなので、滑川を目指して進む事にします。
最悪、間に合わなくても切符は2日間有効なので大丈夫!!
駅か海でテン泊すれば大丈夫 (ーー;)?
出来れば、日没(17時40分)までに日本海に到着したかったのですが、全然、間に合いませんでした。
もしかしたら水平線に沈む夕日を見れるかも知れないと思ったのですが……
でも今日は、どうせ曇っていて見えなかったさ!!←負け惜しみ。
真っ暗になった日本海に到着して、長かった「山と道を繋ぐ旅」も終了です。
ついに太平洋から日本海までを歩き切りました!!
最後に感想ですか?
「足が猛烈に痛い (T ^ T)」
……完
お疲れ様です
剣沢小屋近辺でご一緒させてもらった兵庫県民(青服)です。
僕は去年、前剣まで行って山頂までは時間がなくていけてなくて今年リベンジに来てました。
御来光に間に合ってよかったですよね
富士山見えたし最高でしたね
その節は、ご一緒させていただき、ありがとうございました。
私一人では、とても日の出には、間に合わなかったと思います。
晴天の剱岳からのご来光は、素晴らしかったですね。
yokohideさんのリードがなければ見る事は出来なかったです。
とても感謝しています m(_ _)m
ありがとうございました。
今後も良い旅を (^-^)/
こんにちは。はじめまして
私もちょうど同じ日に日本海から剱岳に登っていたので、嬉しくてコメントさせていただきました!
おそらく早月小屋から馬場島までの間ですれ違っているはずです
TELAさんも日本海から太平洋を繋いでいるんですね。
>プロフィールの「全ルートを見る」で赤い線と赤い線が繋がっていくのが楽しくて
という気持ち凄くよくわかります!全く一緒です!
太平洋から日本海まで「山と道を繋ぐ旅」お疲れ様でした。
私も同じ目標に向って頑張ります!
コメントありがとうございます。
-TIROL-さんの記録も見させていただきました。
(凄く山を楽しんでるのが伝わってきました)
私は下りだったので、だいぶ楽でしたが(それでも泣きそうだった)、上りはかなりキツかったのではないでしょうか?
しかも徹夜とは(ーー;)
TJARの選手たちは、その道を駆け上がって行くのですから、恐ろしいですよね。私には絶対に無理だと思いました。
太平洋から日本海への道繋ぎについては、今年中に完結させたかったので滑川をゴールにしましたが、本当なら親不知まで行きたかったです。-TIROL-は親不知まで歩いているようなのでうらやましいです。
いつか私も親不知の海をみたいなぁ〜
あと実は北八ヶ岳や蓼科山を巻いてしまっています。
南アルプス南陵から富士山も繋ぎたいし……
まだまだ道繋ぎが終わったとは言えないのです。
来シーズン、チャンスがあれば少しずつ続けて行きたいと思っています。
お互い、安全で楽しい旅を続けましょう (^-^)/
感想読ませて頂きました(驚き)!!
日本海まで歩くなんて凄い〜〜〜ですね 地図の赤線見て感動しました
コメントありがとうございます。
地図が赤く染まっていくのが楽しくて、この遊びが止められません。
一応、太平洋から日本海まで繋いだのですが、実は心残りが沢山あります。
そんな訳で、只今、セカンドシーズン(笑)を計画中です(^-^)/
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