ニペソツ山（十六の沢コース）

2013年09月22日(日) [日帰り]

• GPS: 10:51
• 距離: 14.5km
• 登り: 1,482m
• 下り: 1,615m

コースタイム

※GPSログが前半少し乱れています。

【往路】
　05:15　登山口
　06:55　噂の岩場
　07:15　天狗のコル
　08:21　前天狗
　08:58　天狗平
　09:11　天狗岳
　10:28　ニペソツ山頂

　往路所要時間：5時間18分

【復路】
　11:25　ニペソツ山頂
　12:36　天狗岳
　12:50　天狗平
　13:35　前天狗
　14:42　天狗のコル
　14:52　噂の岩場
　16:30　登山口

　復路所要時間：4時間58分

　合計所要時間：11時間15分（休憩時間含む）

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往路：道東自動車道 札幌〜音更帯広経由で登山口まで4時間
帰路：登山口から層雲峡経由、道央自動車道 層雲峡〜札幌まで3時間35分

国道273号線から登山口まで砂利道です。（約20分）
時速20Km程度しか走行できません。
道幅が狭いので対向車とのすれ違いは難しい。路肩に落ちないよう注意。

コース状況／危険箇所等

駐車場はありません。林道脇に駐車するしかありません。
登山ポスト、簡易トイレあります。

【登山口〜天狗のコル】
　いきなり急な斜面をよじ登ることになります。
　その後、水が流れてくる道を登ります。ドロドロです。
　噂の岩場まできつい登りが続きます。

【天狗のコル〜前天狗】
　紅葉を見ながら登ります。途中ハイマツや低木のトンネルを進みます。

【前天狗〜ニペソツ】
　岩場とハイマツ帯の中を尾根沿いに登ります。
　道幅が狭いのですれ違いの時は、尾根から落ちないように注意が必要です。
　1回だけ落ちそうになり焦りました。
　登山道が崩れ落ちているところが数カ所あります。注意して下さい。

写真

9/22 5:10

この日は大変混雑していました。林道の路肩に駐車するのですが、車の転回場所にも駐車する不届者までいました。

9/22 5:13

長時間の登山が予想されるので、うっすら明るくなるのを待って5:15入山開始です。

9/22 5:14

最初の難関の丸太橋。滑りやすいです。

9/22 5:17

そしてすぐによじ登りポイントが荒っぽく出迎えてくれました。

9/22 5:24

さらにドロドロの道。

9/22 5:47

しばらくすると朝日が出てきました。結構登りが急だったので、汗かきの私はすぐにTシャツで登りました。そして後続の人にどんどん追い越されます。

9/22 6:31

少し景色が開けてきました。紅葉しています。そしてまたまた後続の人に追い越されます。皆さん健脚です。私のレベルではまだ登るの早かったかなっと思ってしまいます。

9/22 6:44

おっぱい山。正式な名称はなんだったかな？
この山が見えるようになると・・・

9/22 6:55

噂の岩場です。
カニ歩きで越えなければなりません。

9/22 6:57

後続のベテランさん（今回が3回目だそうです）に見本を見せてもらいました。上段をカニ歩きします。この場所から上に登ることができます。

9/22 6:57

そのまま横に進んでも良いです。私はこちらを選択しました。カニ歩きはここで終わってしまいます。意外とあっさり終わったので拍子抜けしました。

9/22 6:58

カニ歩きの出口側です。ここからヒョイっと下りて終了です。

9/22 6:59

岩の上からも越えることが出来ます。
今回の登山で危険な所はここぐらいだと思います。

9/22 6:59

岩場を越えると前天狗が見えます。でも遥か彼方に見えるのでテンションが下がります。でもこれを登らないと二ぺにお会いするもできません。

9/22 7:11

ここから道幅が狭くなります。紅葉の中を進みます。

9/22 7:15

2時間経過。天狗のコルに到着です。でもまだ半分も進んでいないことにガッカリさせられます。
そしてどんどん後続の人に追い越されます。

9/22 7:30

ここからは、ハイマツや低木のトンネルをすすんだり・・・

9/22 7:39

時々岩場に出たりしながら進みます。
途中シマリスに会いましたがカメラを取り出す前に行ってしまいました。

9/22 7:40

岩場から見た噂の岩場があった山です。山頂から右側に下がった少し出っ張っている所が噂の岩場です。

9/22 7:40

登っていた時はわからなかったですが、後から調べると左から石狩岳と音更山、ユニ石狩岳でした。

9/22 7:40

ここからハイマツ帯の中を進みます。高い木が無くなるので景色を楽しみながら登ることができます。でも、辛くてそれどころではなかったです。

9/22 7:52

上に行くにしたがって岩が多くなってきます。そう言えばナキウサギはこういうところにいるのかなぁ〜と思っていると・・・

9/22 7:59

いました！　ナッキー！
急いでカメラを取り出し撮影します。

9/22 7:59

いいぞ！　何度かシャッターをきります。
でも遠くにいたのでデジカメの望遠で狙っているうちにチキッと鳴いて岩の中に入ってしまいました。

9/22 8:07

ナッキーに会えて疲れが少し取れました。次の目標は二ぺにお目にかかることです。岩場を登ります。

9/22 8:17

岩、岩、岩・・・、そして・・・

9/22 8:21

キター！━(゜∀゜)━！　ニペの雄姿がドーン！
「おーーっ！これだよ、これだよ、これを見たくて来たんだよ」と思わず声が出てしまいました。後から到着した人も全く同じこと言ってました。思わず笑ってしまいました。

9/22 8:21

空気が澄んでいるので雄姿がハッキリ見えます。格好良い山です。

9/22 8:21

3時間10分経過。二ぺまでまだ2�劼發△襪鵑任垢諭�

9/22 8:46

そしてまだ越えなければならない山があります。つらい・・・。

9/22 8:51

前天狗を下って振り返ります。またここを戻らなければなりません。ハァーっと溜息・・。

9/22 8:58

天狗平まで来ると二ぺに大分近づいた感じがしますが、その前にまた山が・・・。

9/22 8:58

山頂にはもう人がいるようです。

9/22 9:02

ナナカマドが色付いている中を進みます。でも、余裕が無くなってきました。

9/22 9:09

天狗岳は山頂へ進まずトラバースして進むようです。

9/22 9:11

二ぺが近くに見えます。尾根沿いに登山道も確認できます。でも壁に見えます。本当に登れるの？って思ってしまいます。

9/22 9:26

二ぺの前に天狗岳を思いっきり下りなければなりません。

9/22 9:26

天狗岳を振り返って見ます。帰りが憂鬱になってきます。

9/22 9:29

4時間15分経過。天狗岳を下りると残り1Kmの表示があります。と言うかまだ1Kmも残っている！

9/22 9:53

ここからは急で狭い登山道を登ります。ハイマツと低木が鬱陶しくなります。そして、進みも遅くなるので後続の人にどんどん抜かれます。

9/22 10:03

途中からトラバースしながら登ります。下山してきた人に聞くと、岩場のピークから裏側に回ると少し傾斜が緩くなって登りやすくなるとのこと。でも遠いなぁ。

9/22 10:15

裏側へ回り込みます。少し傾斜が緩くなってきました。あと少しです。山頂に沢山の人が見えます。

9/22 10:28

5時間18分経過。ニペソツ山に登頂できました。感動です。

9/22 10:32

山頂からの景色を撮ります。
然別湖方面。

9/22 10:33

旭岳方面。雲の中ですね。

9/22 10:33

トムラウシも雲の中。

9/22 10:33

十勝岳連山。富良野岳？が顔を出しています。来年行ってみようかな。

9/22 11:24

登ってきた前天狗、天狗岳方面。登山道が見えますが、戻るのが嫌になってきます。

9/22 10:32

昼食を食べていても続々と登山者が登ってきます。

9/22 11:24

続々ときます。

9/22 11:26

山頂は超満員。標識と写真を撮る人で渋滞しています。

9/22 11:33

下山開始です。スタートと同時に後続の人にどんどん追い越されます。下山まで一体何人に抜かれるのでしょうか？

9/22 11:36

下山する人達の列。今日は一段と入山者が多いのでしょう。

9/22 11:41

途中、このように崩れて切り立ったすぐ脇を進みます。注意しましょう。

9/22 12:09

二ぺを下りて天狗岳への登りです。急だ！急だ！少し休んでから登ろう。

9/22 12:18

すると曇っていたトムラウシが顔を出してくれました。私としては見るだけの山にしておきます。

9/22 12:36

天狗岳をやっとの思いで登り、近くから見る二ぺを目に焼き付けます。

9/22 12:41

天狗平へ向かいます。遠くに前天狗。

9/22 12:51

またまた下ってから岩場を登ります。

9/22 12:59

とにかく岩、岩、岩。

9/22 13:16

8時間経過。前天狗から二ぺの雄姿。良い経験させてもらいました。ありがとうございました。

9/22 14:05

これから3時間かけて下山です。遠い・・・。

9/22 14:52

噂の岩場。登りと同じルートで進みました。岩を上から越えるのはザックが邪魔になるので難しいと思います。それにしてもいい加減追い越す人がもういないのではないかと思うほど追い越されました。

9/22 16:30

11時間15分でやっと下山できました。本当に疲れました。

撮影機器：

u1020,S1020 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

luge1972

前々から仲間と標高年になっているニペソツ山へ行きたいと話していましたが、なかなか都合が合わずに実現できないでいました。
そうこうしているうちにシーズンも終わってしまいそうでしたので、急遽会社の先輩と登頂を目指すことに決定。天気も良さそうなこの日を選びました。

混雑も予想されたので、早めに到着して日の出と共に入山する予定で、札幌を23:30頃出発して登山口に4:00頃到着しましたが、まず駐車スペース確保に困ってしまいました。道幅が狭いうえに前泊の人達の車両がすでに多数あり、結局、登山口から150m位下に何とかスペースを確保して駐車することができました。その後も、続々と車両が到着して一体どの位登山者が来るのか想像もできないくらいでした。
下山してみると1Km以上先にも駐車していた車両がありました。

予想登頂時間を5時間ほどと見込み日の出と共に入山しましたが、いきなり急な坂道だったので体力の消耗、一気にペースダウンとなってしまいました。スタート時から後続の人にどんどん追い越されてしまい、やっぱりニペソツ山へ行く人達はそれなりの経験者が多くて、私のような登山経験の少ない者にはまだ早かったのかな？とちょっと考えさせられました。

また、私の経験上かつて無い長時間の登山になるので、汗かきの私は大量の水分（水3.5ℓ、スポーツドリンク1.25ℓ）を用意していた為ザックが重くて、これも体力を消耗する一因になったと思います。結果的に500mlほど水が残りました。

噂の岩場は、経験者の方に先に行ってもらって、それを参考に進みましたが意外とアッサリ通過出来てしまい拍子抜けしていまいました。

前天狗までの低木帯ではシマリス、岩場ではナキウサギに出会う事ができました。ナキウサギには滅多にお目にかかれないので感動しました。おまけに写真にも収めることが出来て良かったです。疲れが少し取れた気がしました。

そして、ニペソツ山にご対面。感動です。格好良い山でした。山中へ入らなければ見ることが出来ないという希少価値が高いことも感動を増幅したと思います。
でも冷静に見ると二ぺの前に上り下りがあるので、本当に行けるのか心配になります。

一番登頂出来るか心配にさせてくれたのが、天狗岳のピークから見た二ぺです。かなりの下りからの急な登りを間近で見るとテンションが下がります。でも途中の岩場で再びナキウサギに会うことができて元気が出ました。この時はカメラを出す前に隠れてしまいました。

狭い山道を何とか登り山頂へ到着した時は、感動というよりは達成感を感じました。これだけの長距離とアップダウンを繰り返して何とか登りきった達成感です。

帰路もアップダウンがあるのでしっかり5時間近くかかりました。特に噂の岩場からの道のりが長くてとても疲れました。

この日は、1日の入山者としては記録を作れるくらいの登山者がいたのではないかと思うくらい凄い人で賑わっていました。私たちは早い時間から入山しましたが、下山までに100人位に追い越されたのではないでしょうか？
皆さん健脚揃いで、先輩の足の調子が良くないのでゆっくり進んでいたこともありますが凄い早いです。驚きました。でも、その位健脚でなければ登れない山なのでしょう。

札幌から登頂を目指すなら前泊（車中、山中）で行かれることをお勧めします。
少し無理して登った印象があります。
でも、記念になりました2013年に2013mの山へ登る。いいですね。
そう言えば登山証明書をもらえるそうですが、下山した時間も遅かったし、帰路は旭川経由にしたので今回はパスしました。
やっぱり欲しいなぁ。

コメント

ATH

始めまして
初めまして、ATHと申します。
当日の時間的には頂上でお会いしている様ですが、とにかく人が多くて驚きましたよね。

カメラを出すタイミングが悪く、私達はナキウサギを写すことが出来ませんでした。

STH

すごい人でしたよね
　ｌｕｇｅ１９７２さん，初めまして。ＳＴＨと申します。
　たぶん，頂上から天狗岳の間ですれ違っていると思います。
　この日のニペソツは本当にすごい人でしたね。
　ナキウサギは，５回位見れましたが，いずれも遠すぎて写真は撮れませんでした。

luge1972

ATHさん、はじめまして
ATHさんのレコ参考にさせていただきました。
ルートの予想は出来ていたのですが、やはり実際に登るとその大変さと雄大さに驚きました。
でも、とにかく人が多くてビックリしました。
また、どこかでお会いできると良いですね。

luge1972

STHさん、すごかったですね
はじめまして。コメントありがとうございます。
景色も人もすごかったですね。
ナキウサギを撮影できてラッキーでした。
私の場合、カメラを構えていた人がいたのですぐに準備できました。
素早い動きなので、いきなり現れたら撮影できなかったと思います。