秋晴れの硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳
- GPS
- 30:45
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,789m
- 下り
- 1,791m
コースタイム
天候 | ほぼ快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは美濃戸口の八ヶ岳山荘の所にあります。 登山道は硫黄岳山荘から横岳に向かうあたりから、ハシゴやクサリが出て来ます。その後赤岳に向かう稜線は所々クサリがあります。ただどうしてもクサリに頼らないといけないかというと、そうでも無いところも多く、やはり安全を第一に考えてコースが整備されている印象です。阿弥陀岳への登りもクサリはありますが、足場はしっかりしています。 |
写真
感想
八ヶ岳。初めて登ったのは去年の天狗岳。その後、今年の春先に縞枯山、(蓼科山)、夏に編笠山・権現岳と登りました。ただ、心のどこかに「八ヶ岳登ったよおっ」と言い切れない自分が・・・。そうなんです。主峰赤岳が未だに眺めるだけの山になっているからです。私たちが山登りを始めて、最初に買ったガイドブックの中で最高難度に位置しておられたのが、実はこの赤岳だったのです。それだけに元来臆病でビビリーな私はなかなか「赤岳登頂」という偉業?に踏み出せないでおりました。そして4年が経ち、ついに意を決して赤岳に挑みました。
前回、巻機山でバテバテになった私は今回は万全の体調管理を心がけました。簡単に言うと寝る時間を増やしただけですが。
美濃戸口の駐車場には午前3時頃に着き、朝は遅めに起きて出発です。今夜は小屋泊まりで余裕があるので睡眠時間も多めに取れます(車中泊)。ここから美濃戸まで1時間ほどの道のりです。車で行く方も多いですが、結構路面が凸凹しているので普通のミニバンの私たちは遠慮させて頂きました。さて美濃戸で北沢ルートを取り、赤岳鉱泉までは沢沿いの樹林帯です。紅葉にはまだ早いですが、気持ちの良い登山道です。そして赤岳鉱泉が横岳をバックに登場。ここで昼食です。エネルギーを補充してやがて周囲が開けて、辿るべき稜線が視界に入ると「ここまでの疲れもどこへやら」といった感じでテンションが上がってきます。するとすぐそこに「硫黄岳」です。ここは爆裂火口が迫力ある姿を見せています。そしてもちろんあの「赤岳」の勇姿も・・・。ここから20分ほどで今宵のやど「硫黄岳山荘」です。この日は混み具合マックスだったらしいですが、思いのほかぐっすり眠ることが出来ました。あ、晩御飯の際にオペラ歌手(山小屋を手伝っていらっしゃるようです)の歌声を生で聴く機会にも恵まれました。サービス精神旺盛です。
翌朝はツレが「ご来光見よー」というので肌寒い中、小屋の前で太陽を待ちます。山小屋に泊まるのは3度目ですが、ご来光は初めてです。オレンジ色の光の線がだんだん太くなり、雲の間から太陽が顔を出す光景は非日常的で荘厳な感じさえします。毎日のように眺めている太陽なのに不思議なものです。
無事に太陽を拝んで次のピークである「横岳」に向けて出発です。ハシゴやクサリが出て来ますが、高度感はありません。大丈夫です。「横岳」はいくつかのピークの総称のようで、登り下りを繰り返し飽きの無い登山道です。ただこの日はかなり混んでいて途中で何度も渋滞が発生しました。意外にクサリやハシゴが怖くなかったのも人がたくさんいたからでしょうか・・・。人前でビビるのはカッコ悪いですもんね。そうこうしていると「赤岳天望荘」さらに「赤岳頂上小屋」。そして「赤岳」です。ついについにあの憧れの「赤岳」です。登山者でごった返していますが、正真正銘の「八ヶ岳」です。やりましたー。最高に気持ち良いです。ただ人が多いのであまり落ち着くことも出来ません。ま、仕方ないですね。それにまだ今回の山行を締めくくるべく目の前に「阿弥陀岳」があるじゃないですか。ここのクサリ場も大渋滞。ちょうど登る人と下る人がぶつかる時間なのでしょう。そうこうして登った「阿弥陀岳」。今回歩いた「硫黄岳」「横岳」「赤岳」がいっぺんに眺めることが出来ます。いやあ我ながらよく歩いたなあ。ついに「八ヶ岳」の核心部に来ることが出来たあ。感慨に浸り切ってしまいました。
名残惜しいですが、行者小屋に向かって下山開始です。行者小屋で昼食を取り、南沢ルートで美濃戸を経て駐車してある美濃戸口までひたすら下りです。駐車場に着いた時は充実感満載でした。下手したら燃え尽き症候群になってしまいそうな勢いです。大満足な「八ヶ岳山行」でした。
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