【三国岳(三国峠)】小入谷から未踏のトレイル。雨に濡れそぼつ山毛欅の原生林へ
- GPS
- 03:54
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 861m
- 下り
- 742m
コースタイム
天候 | 曇り のち 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
三国峠登山口(ブナの原生林の入口)に自転車をデポ。 自家用車は針畑ルネッサンスセンター横に駐車させていただく。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道&高島トレイル 歩き易い明瞭な登山道が主。稜線では枝尾根に入らぬよう注意が必要。 |
写真
感想
天気が良くないと分かっていても山へ出かける。これが私の日常だから仕方がない。
比良山地北部から朽木方面は比較的マシなようだ。昼ぐらいまで保ちそうか。
悪天候により展望に期待出来ないときは、霧雨煙る山毛欅の稜線を歩くのが気持ちがいい。高島トレイルの未踏の部分を繋ぐことに合わせて、おにゅう峠〜三国峠の江若国境尾根を歩くことにする。
下山地を朽木生杉のブナ原生林(三国峠登山口)と定めて自転車をデポする。このブナの原生林は訪れたことが無いので本日の最後のお楽しみとなる。
針畑ルネッサンスセンター横に車を停めさせていただきスタート。小入谷の集落へ入る。おにゅう峠までは百里新道を辿って百里ヶ岳にも寄ってから向かいたいところだが、天気の崩れが心配なので最短コースの旧鯖街道・針畑越で根来坂峠を目指し、尾根道をおにゅう峠へと辿った。
おにゅう峠は小入谷に頻繁に発生する雲海を眺めるのに好都合なポイントで、近年とくに人気が上がっている。さすがに晩夏のこの時期に雲海は期待出来ないのだが、深い山と谷の織りなす風景の中に今日も雲は湧き立ち、墨絵のような何とも幻想的な景色を見ることが出来た。
おにゅう峠から北西に延びる尾根には山毛欅の美林が広がっているのだが、今日は訪れることは諦めて高島トレイル(江若国境尾根)を南西へと進んでゆく。
山毛欅が頻繁に現れる尾根は突然開けた稜線になり意外な好展望を得る。しかしそれも束の間、地味な稜線歩きが続いてゆく。それでも霧雨が降り出した自然林豊かな稜線は清々しく気持ちがいい。
オクスゲノ池かと思われる神秘的な小さな池を見ながらp803を越え、幾つかのアップダウンを繰り返すうちに、PH氏のp677のプレートがある小ピークに来た。ヤマレコマップではこの地がナベクボ峠と記載されているのだが間違いのようだ。実際のナベクボ峠は5分ほど下った先の鞍部である。
ここで赤線が繋がった。
ナベクボ峠から三国峠への上りはかなりの急坂である。頑張って登り切ると緩やかで優しいが複雑な地形になってきて、その底部に細長い池が現れた。見覚えのある場所であり、三国峠が近いことを知る。
三国峠に登頂。三等三角点がある。
三国峠(みくにとうげ)イコール三国岳(みくにだけ)なのだが、さらに江若国境尾根を南下した先の三国岳(さんごくだけ)とは別の山である。目と鼻の先の山どうしなので誤解を招き易い。
ところで雨が本降りになっているのだ。久しぶりに途中からカッパを着ている。
楽しみにしていたブナの原生林の中を通り抜けて下山してゆくのだが、思っていた以上に急峻な斜面を下っていかねばならない。
山毛欅は歴史を感じる立派な大樹・巨樹が林立し壮観である。見上げては見惚れる。しかし雨が降りしきる中、滑り易い足元を気にしながらであった。本気で十分に山毛欅を楽しむことが叶わなかったのが残念である。
でもまた季節を変えて改めて訪れる楽しみが出来たというものだ。
物事は前向きに捉えなければ!とか考えながら一段と強くなった雨の中を駐車地まで漕いでゆくサイクリングは、気分は悪くはなかった。
コメント
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このルートは次に歩こうと思ってるルートではありませんか❗
タイムリーなレコをありがとうございます。
まだなっちゃんが咲いているんですね。
この週末は会えるかなぁ🙄
あぁでもお天気どうかなぁ。。。
お天気が怪しいと弱気になってしまうおばさんですから😅
スタートすぐに鯖街道に渡渉があるんですよね?
靴の中を濡らさずに通過出来そうですか?
珍しくハナさんより先に行っちゃいましたか。高島トレイルの赤線繋ぎですね。私はボチボチやってます。
今週末?日曜日なら予報が好転してきましたね!なっちゃんは・・・おなつ婆さんになってるかもね😅今日は雨降りの中で急いでたので一株しか見つけられませんでしたが、他にもまだフレッシュななっちゃんがいてくれるかも。
確かに小入谷林道から川沿いに入って直ぐに渡渉があります。コンクリート道の上を沢から溢れた水が覆ってるんですよ。君ヶ畑の登山者🅿️からノタノ坂の方へ進んで直ぐにある渡渉箇所に似てます。気合いと根性で忍者のように水の上を走り抜ければ、何とかなりますよ😁👌
ひゃ〜、キノコ飛ぶな×(キノコとブナ=正解)の霧と雨にむせぶ尾根道、いいですね。雨でも歩いてみたくなる風景です。
それにしてもキノコの比喩コメント、素晴らしいです!このような表現がホイホイと頭に浮かぶuriさん尊敬します。
山毛欅林は雨や霧の中の風景も素敵ですよね。お天気あまり期待出来ない日はそんな山や稜線を狙ったりしています。
キノコぶっ飛んでるでしょ!昨日はまるでキノコの山でした。でも実はキノコの事は全く分かりませんのです。ですから見た目での連続ゲームにしましたら、食べ物ばっかりになりました〜😋
他にもたくさんの種類のキノコがありましたが、あまり興味を持たないように心掛けています。かなり奥が深そう。そして関心を持つと、食べれるかどうか気になり、食べれると知ると食べたくなる。でも同定に自信持てませんし、怖いですしね😅
この辺りも未知のエリアです。ブナの綺麗な尾根道はいいですね。
おにゅう峠へは滋賀県側からだとマイクロバスも上がれるんで人気なんですね。
いい感じの山道を歩いていたら突然広い舗装路に出るから、なんじゃ〜って感じ
なんですけどね。
この三国峠(三国岳)の事も文中で触れられていますが、北山というか芦生エリア
独特の呼び方のようですね。
この辺りは山頂を「峠」、峠を「坂」って呼ぶってネットで見かけたことがあり
ます。
未だ踏めていない「天狗峠」「ブナノキ峠」「傘峠」も山名ですものね。特にこ
の「三国岳」は、なんかややこしい。
芦生の原生林は流石に入山規制もあり、いつ行けるかな〜
京大の借地契約が切れるとか??
大切な自然を守るのは当然なんですが、有料ツアーで入山できるってどうなの?
人数制限とガイドが環境への配慮をしているとのことのようですけどね。
「シロオニタケ」 トゲトゲ感がなくなり角が取れた優しいハリセンボンのお腹。
って感じたのは無理やりかな〜
「スカートを履いた白い小人」いい感じですね。クリック拡大するよりサムネで
見ている方がホントそれらしいです。
仰るとおりブナがいいエリアですね。百里ヶ岳もいいし、おにゅう峠の北西尾根も。そして今回初めて訪れた稜線もまずまずのブナ林でした。
おにゅう峠は小浜側が舗装されたので車での通り抜けも容易になったようですね。紅葉と雲海を目的にこれから秋に向けてたくさんの人が訪れることでしょう。私は静かな山がいいですけどね。
入山規制のある芦生の原生林は大いに気になりますね。天狗岳は昨年春に南側の分岐までは訪れたのですが、山頂へ行くのは控えました。しかし気になるなぁ🧐
ハリセンボン、それ頂戴します!😁
白い小人の写真、いいでしょ。最初は塩沢ときさんの髪型!を意識して寄りで撮ってたのですが、白髪の塩沢ときは見た事なかったので何か違うし😅
で、引きで撮ってみたら、丈の短いワンピースを着た可愛い小人が「ようこそ」って出迎えてくれてるみたいな写真になりました。
それにしてもキノコ類も面白いですね…いや、あかんあかん、興味を持たないでおこうっと😙
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