北アルプスデビュー(大天井、燕、餓鬼を縦走)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 54:01
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 2,568m
- 下り
- 2,759m
コースタイム
6:26(6:00)ヒエ平登山口出発
10:31(11:00)常念小屋(昼,トイレ)11:20
14:38(14:30)大天荘(テン設営、荷物デポ)⇔大天井岳PH(15:35)
9/22
04:04(05:00)大天荘
07:12(09:00)燕山荘(休,トイレ)7:57
08:26燕岳山頂
09:20稜線下り口
10:12(11:30)東沢乗越(休)
11:10東沢岳(休)11:43
15:38(16:00)餓鬼岳小屋(テン泊)
9/23
05:35(06:00)餓鬼岳小屋出発
05:43餓鬼岳山頂(写)05:49
05:58餓鬼岳小屋(タクシー予約)06:04(06:00)
07:53大凪山山頂
09:31最終水場(給水,休,タクシー予約補正)09:52
10:19魚止メの滝
20:46紅葉ノ滝
12:27(10:30)白沢登山口帰着
天候 | ![]() ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
新宿22:20発〜夜行バス〜松本01:32着<駅寝> 松本4:35発〜ムーンライト信州81号〜穂高4:53着 穂高駅〜タクシー〜ヒエ平登山口6:00着 帰り: 白沢登山口12:45発〜タクシー〜薬師の湯 薬師の湯14:45発〜バス〜信濃大町15:05着 信濃大町15:27発〜JR大糸線〜<松本>〜あずさ28号〜最寄駅20:00着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヒエ平〜常念小屋 沢に沿って登って行きますが、全体的に整備され登りやすく、山道も明瞭です。 胸突八丁からは急登が続きますが、それほどきつくは感じませんでした。 晴れの3連休とあって、登山者はたくさんいらっしゃいました。 常念小屋〜大天井 素晴らしい稜線です。岩場も時々出現しますが、慎重に進めば問題ないでしょう。 大天井〜燕山荘 大天井からの急な下りは結構ダイナミックでした。今回は4時過ぎに出発したのでヘッドランプと月明かりで下ったので余計にそう感じたのかもしれません。 その後は、気持ちのいい稜線あるきです。多少のアップダウンはもちろんありますが、危険個所も少なく快適です。 燕山荘〜東沢乗越 この区間も比較的歩きやすい稜線だったと思います。ただ、この辺りから私の体力の限界が近づいて参りました(~_~;)アップダウンもだんだんきつくなってきます。 東沢乗越〜餓鬼岳小屋 この区間はかなりきついです。核心部も多く、岩場の切れ落ちた箇所を何度も渡って行く感じです。梯子も多く、なかなか高度感たっぷりです。 餓鬼岳小屋〜白沢登山口 最初は百曲がりの急坂を下って行きます。途中ガレ場も一か所あるので落石に注意が必要です。大凪山を越えて1時間ちょっとで最終水場に出ます。その後は沢沿いに下って行きますが、この区間が一番神経をすり減らしました。体がくたくたな上に既にかなり下ってきているので、足にきています。濡れた石などで足がズルズルすべって大変危険でした。また、梯子や鎖場の連続ですので、細心の注意が必要です。沢を降り切ると突如平坦できれいな道が現れるとゴールはすぐそこです。 水場は登り、下り共に最終水場ときれいな沢の水で補給できます。 稜線上はもちろん水場はないので各小屋で1L200円で購入します。 トイレは登山口と各小屋にあります。 |
写真
登山開始直前の私。少し緊張しているのがよくわかる一枚ですね
(^_^;)
おぉ〜世界遺産ではないかっ!
この後、夕食を済ませて、あっと言う間に夢の中でした。
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1 単三3本(ヘッドラン、携帯充電、ランタン用の代用可)
1/25,000地形図 1 今回はスマホ内アプリを利用
ガイド地図 1 昭文社(写)
コンパス 1 時計機能を利用
笛 1
筆記具 1
ライター 1
ナイフ 1 多機能ギア
保険証 1
飲料 3 0.5ドリンク×2、水1L
ティッシュ 1 ぺケットティッシュとトレペ
ラジオ 1
タオル 3 大1、小2
携帯電話 2 片方はGPS機能有
計画書 1 本書
雨具 1
防寒着 1 ダウン
スパッツ 1
手袋 1
ストック 2 Wストック
ビニール袋 4 中2、小2
替え衣類 2 2泊分
虫よけスプレー 1
シュラフ 1
マット 1
ザックカバー 1 防水スプレー済
クマよけ鈴 1
コッヘル(鍋) 1
ファーストエイドキット 1 エアサロ、湿布、テープ、包帯、リムーバ
時計 1
日焼け止め 1
非常食 3 カロメ、α米一袋
医薬品 1 鼻炎、目薬、胃腸薬、バンドエイド、ロキソニン
デジタルカメラ 1 予備電池1個
イマージェンシーシート 1
ランタン 1 テント内用
雑巾 1
サンダル 1
コンロ用風よけ 1
イス 1
|
---|---|
共同装備 |
テント 2 各自
コンロ 1
ガスカートリッジ 1
|
感想
う〜ん、何から書いていいのやら。色々あり過ぎで、正にぃ〜「記憶のメモリーオーバー」やぁ〜!!
まずは、このたび北アルプス初挑戦、これは山をやり始めてずっと憧れていた場所にとうとう足を踏み入れた、それだけで感動的な山行となりました。
しかも、なんといっても3日間の奇跡的な晴天続き!過去の山行でもずっと晴天なんてありえないこの環境が、なんと憧れの北アルプス縦走で訪れるなんてぇ〜よほど日頃の行いが良かったのではないかと、我ながら感心しかりなのであります。
稜線に登ってからはずっと「槍」様が見守ってい頂いている状態で、常念小屋の大パノラマから始まり、最後の餓鬼岳山頂までほんとにすばらしい山容を楽しませて頂きました。これは、今度は槍に登りに来なさいという暗示でしょうかねぇ〜
(^_^;)
ま、それには今回のようなバテバテではとても危険すぎてダメですね。
そう、今回はかなりバテてしまい、パーティの大先輩に大変なご迷惑をおかけいたしました。なんといってもケンズリのあの急登では、数歩登るだけで息絶え絶えで、このままでは動けなくなるのではという不安でいっぱいになる程でした。
また、最終日はかなり足にきていて、魚止めの滝近辺の危険箇所前後でもかなりズルズル滑って転んで状態が続きました。ウォータースライダー状態の沢横での転倒とロープ場トラバース状態の所でバランスを崩して、ほとんどロープにしがみついて事なきを得た時等は、後ろで見ていた大先輩もかなり肝を冷やした様でした。
まだまだ、体力もそうですし、パッキング、歩行方法含めた技量が足りない事をほんとに実感する山行であったと思います。
さて、そうは言ってもやはり無事に帰ってこれた事に感謝すると共に、ある意味課題が明らかになった事で、さらなるステップが見えた様な気がします。少しマンネリ化していた私の登山ライフもそろそろ次期ステップアップのタイミングなんでしょう。体力、装備、技量それぞれをさらに磨き、あの大パノラマを瞼に焼き付けながら、この素晴らしい趣味に出会えた事に感謝しつつ、登り続けたいと改めて思うのであります。
最後に、今回もたくさんの素晴らしい出会いがありました。穂高駅からタクシーをご一緒して頂いたお二人。常念小屋と大天井で気さくにお声をかけて頂いたご年配のライダーハイカーのおじさん。大天井から餓鬼まで同じルートだった、超ぉ〜タフなカップルさん。色んな話で盛り上げてサービス精神満載のタクシードライバーのおばちゃん。おまけを入れてくれたお土産やのお母さん等々。山に登る人、山に登る人を歓迎してサポートしてくれる人達。ほんとにみんなすばらしい人たちです。よかったぁ〜。ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。また、どこかでみなさんと会える事も楽しみに山行を続けたいと思います。有難うございました。。。
<魚止めの滝よりも少し上流にあるウォータースライダー状態の滑川>
<魚止めの滝>
momohiroさん、morocha514さん、お初メッセージ書かせていただきます。
JR穂高駅からタクシーをシェアさせて頂いた(日本人の方)ShuMaeです。
常念乗越でもお隣でランチ頂いてましたが、無事、餓鬼岳までの縦走こなされてお疲れサマでした。燕から先のゴジラの背やウォータースライダーは私も興味深々で読ませていただきました。すばらしい山域ですね
こっちの方は心配していた初日も何とか大天井に日のあるうちにぎりぎり到着でき、2日目友人が槍でダウンとなり、後半は私一人でしたが、何とか行程を完遂できました。
またどこかでお見かけの際はお気軽にお声かけください。お疲れサマでした。
ShuMaeさん。レコご訪問、コメントまで頂きありがとうございます。
そうなんです。私はバテバテではありましたが、餓鬼の山域も素晴らしい最高の山並みでした。思った以上に人も多かったので、テン場ではなく稜線沿いの平地風味?にテントを張ったくらいです。あと、白沢沿いの下りはスリリングで楽しい(先輩談)ですよ
是非、またお会いしたいです。今後ともよろしくお願い致します。
記録アップお疲れ様でした。
3日ともいい天気ホントに良かったです。
単独行もいいですが、パーティーもなかなかいいもんだと改めて思いました。
改めて、北アルプスの自分の赤線を見ていると大天井から槍を経て、双六のところがきれているのが気になりました(笑)
ShuMaeさん、タクシーではお世話になりました。
笠まで歩き通したのですか!
テント山行で笠までは凄いですよ。
自分はそんなハードなのはとても無理ですが、引き続き、超軽量化で頑張りたいと思います(笑)
また、どこかでお会い出来るといいですね。
momohiroさん、
あれ?大先輩でも赤線つながってない場所があるんですね
今回のコースはゆっくり歩いたから何とか完遂できましたが、到着が遅くなるのはイカンですね
あと私のコメントで、飢餓岳→餓鬼岳にTypo修正させていただきました。書きながら飢えと苦しみに耐える山なのかな、なぞと勝手なことを思ってました。大間違い、大変失礼いたしました。
またどこかでお会いできること、楽しみにしております。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する