白山(平瀬道ピストン)―紅葉は始まったばかり。9月末でも暑い!
- GPS
- 09:20
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,555m
- 下り
- 1,555m
コースタイム
御前峰13:10−13:30室堂13:45−14:50大倉山避難小屋15:00−16:25平瀬道登山口
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大白川ダム付近平瀬道登山口へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場】登山口のすぐそば(上側)と公衆トイレのある方(下側)とで、100台前後?は停められます(無料) 【危険箇所、難所】なし(1ヶ所だけ崩壊地ありますが、登山道は十分な道幅あり) 岩場、ガレ場・ザレ場がほとんどなく、なだらかな土の山道歩きを楽しめます 【登山ポスト】登山口付近の小屋の中にあります 【トイレ】登山口、室堂のみ。 どうしてもお花摘みはできない!という人には辛いかもしれません 【水場】登山口から先は室堂のみ。水は十分持って行く必要あり 9月末だし大丈夫かと思って1.5Lしか持って行きませんでしたが、陽射しがきつく、気温の上昇もあり、往路でほとんど消費してしまいました 室堂で水が補給できて良かったです。室堂の水場は無料 【お風呂】登山口のロッヂの露天風呂は17時まで300円(日帰りの人には時間的にきついかも) 県道451号から登山口へ入る道の分岐のそばに「しらみずの湯」あり 21時まで600円 含硫黄−ナトリウム−塩化物温泉、柔らかい肌当たりの良いお湯 平瀬温泉郷と同じ源泉を使っていて、疲れにも皮膚にも効きます |
写真
感想
お天気が良さそうだったので、日帰りで行ける紅葉が始まっていそうな、そこそこ距離を歩ける山…と考えて、燕か白山か迷いつつ、白山へ。
燕だと運転時間往復8時間、白山だと往復6時間弱で済むのが決め手。
3年振りに登る白山。
コースは前回と同じ平瀬道。
別コースでも登ってみたいとは思うものの、岐阜県側からアクセスするこの登山口が家からは一番近くて便が良いのです。
もちろん、ブナの森の中を歩けるこの山道が、とても好きなこともあり。
今回の誤算は(毎回誤算をしているような気がしますが…)暑さでした。
最近は平地でも朝晩がかなり涼しくなってきているので、山はきっとさぞかし涼しかろう…と思って、ウェアも長袖&長ズボンにしたのですが。
いやぁ、とにかく暑かった!!
森を抜けた後の、照りつけてくる陽射しが強烈でした。
夏山仕様のコンプレッションウェアに半袖&ハーフパンツで十分だったと思います。
予想外に大量の汗をかき、加えて距離も長いので脱水症状寸前でした。
夏山では2L持って行く水も、今回は1.5L程度しか持っていなかったので、ほとんど登りで消費してしまい、ひやひやしました。
室堂の水場で補給出来たので良かったです。
そしてカロリーの消費も並大抵ではありませんでした。
いつもは山でそんなに大量には食べず、おにぎり2コ+調理パン1コ+クッキーやチョコ、アメ、練り梅をつまむ程度で十分なのに、今回はおにぎり2コ、菓子パン1コ、ゼリードリンク(ミニッツメイドの朝マンゴ!)、クッキー、チョコを食べても、お腹が空いて空いて、ぐーぐーぐるぐるお腹を鳴らしながら下山しました。
やはり10kmを越えるロングコースの時には、もっとたくさん行動食を持って行かなければいけませんね。
自分の反省はこれくらいにして、山はとても気持ちが良かったです。
森を抜けた後の、照りつける陽射しにやられて、なかなかペースが上がらず、自分でも歯痒いくらいにたらたらとろとろとしか歩けませんでしたが、あれだけ足が前に進まなかった割には登山口から室堂まではなんとかコースタイムで歩けていました。
時折団体さんにも会いましたが、平瀬道は基本的に静かな山道ですね。
自分と前後して登る人はほとんどおらず、“一人旅”という雰囲気の歩きでした。
別当出合の方から登る人の方が圧倒的に多く、やはりあちらの方がポピュラーなコースなんだなぁと思いました。
平瀬道はなんと言っても大白川ダムの白水湖が見えて、水音が聞こえてくるのが気持ち良く、また、随所で北アルプスが望めるのが良いですね。
今回は鳥とご縁があったのか、ブナ林の中ではコルリ(たぶん、そう。背が青くてスズメくらいの大きさ。ルリビタキか?)に何羽も出会い、もう少し上に行った後はイワヒバリも何羽か見ました。
ハイマツ帯ではお決まり(?)のホシガラスも。
室堂へ行ったら途端に人が増えた感じでしたが、ともかく昼食休憩をして御前峰へ。
御前峰までのあの石畳と石段の道は、土の道を歩き続けた後の足には非常に厳しいですが(ザックはビジターセンターにデポして身軽だったのに…)、えっちらおっちら足を運んで行けば頂上へたどり着けます。
あいにく頂上へ着いたらなぜか石川県側はガスが巻いてきてしまって日本海が見えませんでしたが、岐阜県側はきちんときれいに見えていました。
お池巡りをしたかったけれど、登りで時間がかかり過ぎた気がしていたし、自分の脚の筋肉と相談して、省略。
下った後にまた3時間車を運転しなければいけないし。
帰りは来た道を辿りますが、途中から森林管理局の整備担当のおじさんと一緒になり、ぽつぽつとお話を聞かせて頂けました。
「毎週のように登られていたら、疲れたりはしないんですか?」と訊いたら
「いやー、やっぱり疲れるよ。もう年だしねぇ」とのお答え。
おじさんは毎週のように、この夏山シーズンだけで室堂まで10往復されたそうですが、それでも足に堪えるそうです。
今シーズン、登山道整備のために山に入るのはこの日が最後だとか。
今回、残念なことに私の大嫌いなヘ●に遭遇してしまったのですが(単語を書くのも嫌なくらい、嫌い)その時にもおじさんが「もういないよ、大丈夫大丈夫」と安全確認をして下さいました。
でもおじさん、「短くても細いやつだったらマ●シじゃないから、大丈夫なんだよ〜」って、論点がズレているんですが…毒があろうとなかろうと、危険であろうとなかろうと、嫌いなものは嫌いなんです;;
紅葉はまだ始まったばかり、本格的に色づくのは10月初旬〜15日前後でしょう。
見頃は10月真ん中の三連休辺りかな。
下山後は道の駅の横にある「しらみずの湯」に入りました。
含硫黄−ナトリウム−塩化物温泉、筋肉痛、関節痛、皮膚病等に効能があるそうで、とっても柔らかいお湯でした。
疲れが取れてお肌もすべすべになりました。
良い山歩きでした。
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