・兵庫県境200Kmの縦走に挑む ★第17回 【大通峠〜波佐利山】1200m超の天空回廊の笹藪も衰退 (兵庫県宍粟市・鳥取県八頭郡)
- GPS
- 08:39
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 791m
- 下り
- 1,108m
コースタイム
◆所要時間 6時間50分 ●歩行距離 9.4Km ▲総上昇量 758m
∩換堋
■所要時間 8時間30分 ●歩行距離 13.3Km ▲総上昇量 782m
05:50 【◆踏査開始点】大通峠(おどれとうげ・おおどうりとうげ)
08:00 三室山(みむろやま)「供ε戚勝Щ絢嫉魁覆澆爐蹐笋沺泡1357.98m」〜08:20
10:50 赤西の頭(あかさいのかしら)「△1202m」
12:40 【◆踏査終了点】波佐利山(はさりやま)「掘ε戚勝波左利(はさり)△1191.56m」〜(昼食)13:00
14:20 赤西川二俣(テント幕営泊)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・県道72を北進し、三室高原前から左の林道大通中江線を経て鳥取・兵庫県境の大通峠へ上がる。 ❷乗用車【◆踏査終了点(赤西川上流部の二俣)】 ・ 国道29の「道の駅 はが」を北上し600m程先を左折。 橋を渡って右へ「赤西渓谷」の看板に従って荒れた林道を詰めて最奥を目差す。 (林道補修の「通行止め」が多いので要注意) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆山行概要≪核心部≫ ‘Ш些始点の大通峠から1111mPKあたりまでは、明瞭な杣道があります。 三室山の山頂直下までは膝下の笹藪が現れる程度ですが、山頂への200mほどは、 濃い笹を掻き分けて登ります。 ∋絢嫉海寮茲200mほどは、背丈の笹をかいくぐって下りますが、その先は、 枯れてポキポキ折れる薄い笹藪を抜けて行きます。 「赤西の頭」付近の笹藪も衰退し、完全に枯れた個所が点在し切り開きのようになっています。 で蛤翰山付近も藪がほとんど無い快適な稜線歩きが楽しめます。 テШ砂了点の波佐利山からの下山は、途中まで一般登山道を下り、森林管理道で赤西渓谷に降りました。 |
写真
感想
【感想・コメント】
・三室山の輝く朝日に向かって県境を進み、山深い秘境の稜線歩きが満喫できました。
・三室山周辺では濃密なネマガリ竹を予想していましたが、笹藪の衰退で意外とあっけなく通過できました。
2年前には、大通峠から三室山頂までの絶望的な藪通過に3時間を越えましたが、
今回は2時間ほどで到達できました。
・三室山直下の手強い笹藪を下ると、快適な原生林に囲まれた主稜線歩きが待っていました。
・秘境の「赤西の頭」を越えると、波佐利山まで2時間弱で到着します。
ブナと宍粟杉の原生林の中の道なき道を辿る藪山縦走の醍醐味を堪能した山行でした。
・下山は登山道を経由して赤西川の二俣に降り、サポート隊の物資輸送のお陰で、
お月見をしながら賑やかなテント泊となりました。
■山行詳細記録
☆05:50【◆踏査開始点:大通峠】
・前夜泊の修験荘から大通峠に向かい、宍粟の山仲間と県境で合流。
・ウォーミングアップをして、峠の切り通しをよじ登ると、ブナ林の中に歩きやすい杣道が続いていた。
☆06;30【国有林標石(38)】
・苔むした標石の埋まる高みで方向を東へとる。
・1132mPKを越えると膝下の笹藪となり、しばらく笹原をシダが覆い幻想的な景色を進むと
灌木に索道で使った錆びたワイヤーが絡まっていた。
☆07:00【1145mPK】
・ピークを過ぎ、笹原を分けてダイアモンドの陽光が輝く三室山に向かう。
☆08:00【三室山】~08:20
・歩いてきた稜線を振り返りながら直下の濃い藪に突入。
背丈を越えるネマガリ竹で周囲が見えないので、トップを懸命に追う。
・数年前は難攻不落だった三室山直下の激しい藪も大した苦労も無く突破し、山頂広場に到着して、大展望に感激。
しばしの休憩をとり、再び背丈の藪に入るが、ネマガリ竹のポキポキ折れた先が体に当たって歩き難い。
☆08:50【1200mPK】
・ピークを越えると、美しい赤西の頭が姿を現す。
・風雪に耐えた逞しい樹容の宍粟杉を見ながらしばらく笹藪を進む。
☆10:50【赤西の頭】
・切り開きのような稜線を進むと、あっけなく山頂に到着するが、周囲の高木で展望はきかない。
・高みには、国有林標石(1:共用図根三角点)が埋まっているので良い目印になる。
☆11:30【1047mPK】
・薄い藪を分けて峠のような佇まいの乢を通過。
ここから東の谷へ向かえば赤西川へ下れそうだ。
☆12:40【◆踏査終了点:波佐利山】〜(昼食)13:00
・日本庭園のような美しいプロムナードを登り切ると植林帯に入り、やがて山名標柱が見てくる。
・高木に囲まれ展望のない波佐利山に着き、ここで本日の県境踏査を終了。
しばらく休憩をして、南尾根の適度に整備された登山道を下る。
☆12:25【赤西川下山分岐】
・途中の登山標識から踏み跡を右に下るとやや不明瞭な森林管理路になり、急な山腹を激下りする。
☆13:45【管理道取付】
・清流の赤西川に降り立ち、冷たい沢水を汲んで一息入れる。
☆14:20【赤西川二俣(テント幕営地)】
・荒れた林道を下ると、以前に仲間と設置した赤西川の源流碑に出合う。
・その先の崩落した森林軌道の橋を過ぎると、終点広場があり今も車輛が通行可能な林道が下っている。
・二俣に着くと、サポート隊の車が待っていたので、急いで乗り込んで出発地の大通峠へ車の回収に行く。
そのまま明日の終了地の戸倉峠へ車をデポし、二俣に戻ると18時を過ぎていた。
待ちくたびれたメンバーと、お月見をしながら賑やかな宴会をしてテントにもぐり込む。
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