【七倉岳(長野・2509m)】錦秋の針ノ木谷と船窪小屋、扇沢〜大沢作業道〜針ノ木峠〜針ノ木出合〜船窪出合〜船窪乗越〜船窪小屋〜七倉ダム(チャリンコ&バスでの縦走)
- GPS
- 13:04
- 距離
- 55.6km
- 登り
- 5,265m
- 下り
- 4,902m
コースタイム
(自転車)
七倉ダム 発 4:57
信濃大町 着 5:47
(バス)
信濃大町 発 6:15
扇沢駅 着 6:42
(徒歩)
針ノ木登山口発 6:45(6:57〜7:20ルートミスによるロス)
大沢作業道口発 7:25
大沢小屋 発 7:55
針ノ木小屋 着 10:15
針ノ木小屋 発 10:32(11:48〜12:25カメラ落としてロス)
針ノ木出合 発 12:55
船窪出合 発 13:16
船窪乗越 発 14:36
船窪小屋 着 15:50
10/6 日
(徒歩)
船窪小屋 発 9:14
七倉登山口 発 10:59
七倉ダム 着 11:04
天候 | 5日:曇り(予報では傘マークが出ていましたが、持ち堪えてくれました) 6日:晴れ後曇り(朝はピーカンで、大展望でした) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
自転車
駐車場約80台(無料) 大町市街地より約25分(約17km) 長野自動車道安曇野インターより約45分(約40km) ナビなら「七倉山荘」でセット ※毎日あるぺん号 秋葉原・新宿→七倉ダム 7/中旬〜10/中旬の土日祝日中心に片道のみ運行 7,000円/1人 ※タクシー 信濃大町駅から約6200円(相乗り希望可能) 扇沢(針ノ木岳登山口): 信濃大町駅から路線バスがあるほか、 長野駅から信濃大町駅経由で特急バスが運行されている 信濃大町駅〜扇沢 1,330円 バス時刻表 http://www.alpen-route.com/access/timetable/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況 大沢作業道入口 ・関電管理道路を2度目に横切ったところを道路に沿って左に折れ、 しばらく行くと左側にクルマが通れるくらいの未舗装路が見えてくる。 ・作業道は篭川の右岸沿いに延びており、 途中、丸太梯子や丸太橋があるがしっかりしている。 大沢小屋〜針ノ木峠 ・大雪渓区間はすべて夏道になっていた、特に危険箇所なし。 針ノ木峠〜船窪出合 ・上部はザレた急傾斜の下り、次第に普通の登山道となるが、 下部は枯沢の岩稜歩き、さらには枝沢の沢歩きとなる。 ・マークはしっかりとしており、迷うことはないが、 増水時は注意が必要。 船窪出合〜船窪乗越 ・特に危険箇所なし、一部ザレているところアリ。 船窪乗越〜船窪小屋 ・不動沢の際にあった登山道は、船窪小屋の関係者の手によって、 すべての区間で反対側の樹林帯に付け替えが完了した、 現在では危険箇所なし。 船窪小屋〜七倉ダム ・特に危険箇所なし |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
(はじめに)
2年連続で紅葉の時期は、船窪小屋へ。
山行パターンは決まっている。
チャリンコをクルマに積んで七倉ダムへ行きクルマをデポ。
チャリンコで信濃大町へ行きバスで扇沢へ。
扇沢〜船窪小屋〜七倉ダムと縦走。
七倉ダムでクルマに乗って、信濃大町駅へ行きチャリを回収。
2011.10.8〜9
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-139981.html
2012.10.6〜9
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-230945.html
いつも針ノ木小屋(針ノ木峠)から見る針ノ木谷の
紅葉が素晴らしくいつか行ってみたいと思っていた。
今年は、針ノ木古道を踏破したことだし、
佐々成政が通ったとされる、針ノ木峠〜針ノ木出合をも歩いてみようかな。
そんな思いでルートを決定した。
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(スタート〜針ノ木峠・針ノ木小屋)
準備をしてまずは信濃大町駅へ行こうと思ったが、
スタートから予定が狂ってしまった。
眠気に襲われて、内津峠PAでしばし仮眠。
気が付いた時には遅かった。
結局、信濃大町駅の途中で荷物をデポし、
七倉ダムからチャリンコを走らせたが、
信濃大町駅発の一番バスに乗り遅れてしまった。
2番バスに乗って扇沢へ。
アルペンルートの行列を横目に見ながら針ノ木岳登山口へ。
そういえば、8月に船窪小屋のレコを書いた時、
関連の山行記録に大沢小屋までの近道のことが触れていたので、
針ノ木小屋のホームページから情報を得て行ってみることに。
http://www.harinoki.com/climb.html
入り口は迷ったが、近道は作業用の通路のようであり、
登山道ではなく、昭文社の地図にも載っていないものの、
篭川の右岸沿いを行く道は、緩やかな傾斜で比較的状態も良く、
おまけに距離も短くなるという、なかなかの道。
ただ、作業道ということで整備してあるわけではないので、
注意が必要だが、樹林帯の中を行く登山道と違って、
視界が開けているので気分が違う、これは使える!
大沢小屋からは、夏道を行った。
雪渓はかなり小さくなっており危険のため、
すべて夏道に切り替えられていて、
目印もしっかりとされていた。
地味にしんどい夏道で、針ノ木峠・針ノ木小屋へ。
大沢小屋ショートカットのおかげで、
一番バスに乗り遅れた分は大方取り戻せた。
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(針ノ木峠・針ノ木小屋〜船窪小屋)
針ノ木峠からは未踏区間、針ノ木出合を経て船窪小屋へ。
紅葉の絨毯の中に入り込む!
上部は、ザレザレの下りで足を滑らせないように気をつけながら、
次第に、樹林の中の道となると、地面もしっかり固まっており、
歩き易い道に。
紅葉の樹林の中を歩いて、時折燃えるような紅葉の景色が拡がる。
こんな道がいつまでも続けば…続くわけがない。
そこは、登山者の少ないルート。
次第に枯沢の岩稜歩きとなり、枝沢と合流すると、
渡渉を繰り返しながら沢沿いを歩く道となった。
足元ばかりに気を取られて地味にしんどい下りが続く。
へつりのポイントに出た。
ここをへつるのかーと思ってカメラで撮って、
ポケットに入れて、一歩、二歩進めた瞬間。
ボトッ
デジカメを落としてしまった。
沢は流れはあるものの、幅も水深も10〜20センチしかなく、
沢の中に手を突っ込んだり、辺りを探したが見つからず。
これまでのハイライトが、
年賀状の画像が…(笑)
沢の中に手を入れていると、体全体が冷えてきたので断念。
ここからはスマホでの撮影に切り替え。
既に足は濡れていたので、渡渉なんて…
どうでもいい話(笑)
滑らなきゃいいやって事で、ジャブジャブ歩いていき船窪出合へ。
船窪出合からは700m近く登るが、
何度か来たことがあるので、ホッとできた。
船窪乗越付近からはとても紅葉がキレイ。
針ノ木谷に引けを取らないくらいだ。
船窪乗越からは、右手に不動沢の崩落地を見ながら…
は以前のことで、この夏に船窪小屋の人たちの手によって、
反対側の樹林帯の方に付け替えられていた。
道の状態も良く、傾斜も緩やかで歩き易い。
雲海に浮かぶ、立山や剱岳、不動岳を望みながら船窪小屋へ。
デジカメなくしたけど、
予報は外れて雨に遭わなくて済んで良かった。
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(船窪小屋)
今宵の船窪小屋は、60周年と言うことで、
さらにスペシャルなものだった。
久々の再会があったし、
お茶会では、
M氏とM先生による、アコーディオンとフルートのセッションがあり、
すっかり聞き入ってしまった。
そして、小屋番の方のご友人の方がお祝いにと、
ケーキを持って上がってくれたのだった。
七倉尾根を登って、すごい。
この小屋には、いつも何らかのサプライズがある。
そんなことを思いながら床に着いた。
布団はポカポカで暑いくらい、
明け方まで布団なしで寝れた。
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(船窪小屋の朝〜下山)
朝は快晴だった。
立山、剱岳、槍ヶ岳をはじめ、富士山まで。
浅間山は噴煙までクッキリ見えて、
これほどまで見えたのは初めてというくらい良かった。
朝食を済ませて、水場へ。
水場は相変わらずの場所だったが、冷たくて甘い水。
水場からの帰りに七倉岳に寄って、
改めて、360度の展望に見入った。
小屋に戻ってからしばらくしてからティータイム。
各々が持ち寄ったお菓子を片手に、
笑いあり、ちょびっと涙ありの
楽しいひとときを過ごした。
ティータイムの後しばらくして、下山。
皆さんで見送られた。
また、来年来なきゃだね。
道の状態も良く、2時間を切るペースで七倉ダムへ。
そして、定番となりつつあるが、
七倉山荘で温泉に浸かってから、七倉ダムカレー。
紅葉ということもあってか?
スイカと付け合せの野菜は刻んだ人参が入っていた。
紅葉の七倉尾根をモチーフにしたらしい。
信濃大町駅へ行き、チャリを回収し、帰途に着いた。
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今回は、ちょっとしたアクシデントがあったものの、
山行としては、大沢作業道や針ノ木峠からの道を歩けたこと、
紅葉を楽しめて満足の山行だった。
チャリ&バスもコツが掴めてきた気がする。
船窪小屋で大いに便利さをアピールしてきた(笑)
今年は、有人小屋では船窪小屋以外には、
平乃小屋しか泊まっていないのでは(笑)
この山域では、烏帽子へ行くルートが久しく行けてない。
整備も随分進んだようなので、来年あたり行ってみたい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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またまた船窪小屋へ行かれたんですね
超羨ましい・・・・・、私はいつになったら行けるんでしょう
しかし、デジカメを落とされたのはとても残念です
見つかればいいんですが・・・
shirayamaさん いつものチャリンコ作戦ですね
そうかこういう方法があるんですよね、下山口に車をデポ
これ使えますね、どこかで(折立あたり)まねしてみようかな
デジカメ残念でしたけど、まだ序盤だったからね
なぐさめにもならないかもしれないけど
また高性能なやつでてるし、ポジティブシンキングで
またまた行ってきましたよ
あの道を通るのは、登山道整備の人か、
クマくらいなもんで
HIDENORIさんは健脚だから、
普通に扇沢や七倉だと物足りないかもしれないですね
今年はまだ1週間ありますし、
来年はぜひ
もう定番になりつつあります
もう昨日買っちゃいました
落としたカメラの後継の後継機種を。
大事に使います
白山なら一里野とか中宮からなら、
自転車を選ばなくても行けますね
もっとも、sakuraさん。
あと泳ぎを入れるとトライアスロンになりますよー
是非っ笑
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